効く?効かない?ココナッツオイルコーヒーのダイエット効果

効く?効かない?ココナッツオイルコーヒーのダイエット効果

ココナッツオイルは、エネルギーへ変換されるまでのスピードが速いことが特徴です。また、食欲を抑える作用も期待できることから、空腹を実感しにくく、間食や暴飲暴食を防ぐためにも有効でしょう。ダイエットに使用する場合、1日2杯のコーヒーにココナッツオイルを入れるだけで、ダイエットのサポート効果が期待できます。コーヒーにオイルを入れることに抵抗がある場合でも、味は変化しないため飲みやすいことが魅力です。ココナッツオイルコーヒーがダイエットによい理由と、飲む際の注意点を紹介します。

ココナッツオイルコーヒーのダイエット効果とは?

ココナッツオイルコーヒーダイエットとは、その名の通りコーヒーにココナッツオイルを加えて飲むというダイエット方法です。主に、ダイエット作用が期待できるものはココナッツオイルであるといえます、ココナッツに含まれる中鎖脂肪酸である「ラウリン酸」は、分解されるまでのスピードが速く、エネルギーになりやすいことが特徴です。スピードと倍率については、バターやサラダ油、オリーブオイルといった長鎖脂肪酸と比較をすると、代謝が10倍、消化吸収はおよそ4倍にもなります。ほかの油を摂取した際と比較をすると、エネルギーとして消費しやすいことは明白です。

さらに、ラウリン酸は、エネルギー代謝を活性化するため、体に蓄積されている脂肪も燃焼しやすくする作用が期待できます。また、「ケトン体」を生成する機能の活性化にもつながることが特徴です。ケトン体とは、体に蓄積した脂肪が分解されることによって生成されるエネルギー源であり、ブドウ糖の代わりになります。ケトン体を多く持っている人は、ブドウ糖を過剰に摂取しなくても生きるうえで問題がなくなり、空腹を感じにくくなるのです。

なぜ、植物油のなかでココナッツオイルがダイエットに取り入れられるのか、理由として整腸作用も挙げられます。ラウリン酸には、腸を活性化する作用があり、消化、吸収、排出機能を向上させる働きが期待できることが特徴です。さらに、ココナッツオイルは植物性油であるため、腸内で潤滑油のように働き、便秘解消も期待できます。

なぜココナッツとコーヒーの組み合わせがいいのか?

ココナッツオイルとコーヒーの組み合わせがダイエットに効果的な理由は、コーヒーが持つ健康維持の作用との相乗効果が期待できるためです。コーヒーのカフェインとクロロゲン酸は、脂肪が蓄積されることを予防し、糖が生成されることも抑える作用があります。

ココナッツオイルコーヒーの作り方

ココナッツオイルコーヒーの作り方は、非常にシンプルです。カップ1杯のホットコーヒーに対して、ココナッツオイルを小さじ1杯入れてしっかりと混ぜます。アイスコーヒーにココナッツオイルを入れてしまうと、表面でオイルが固まってしまい飲めなくなるため、必ずホットコーヒーに入れましょう。ココナッツオイルは、コーヒーに入れた瞬間には分解してしまうため、表面に油が浮きます。そのため、そのままの状態で飲むと口当たりも悪く、唇にもオイルが付いてしまうのです。テカリが気になるほど付着するわけではありませんが、しっかりと混ぜて飲んだ方が口当たりがよく、スムーズに飲めるため味と香りを楽しめます。

材料はココナッツオイルとコーヒーのみであり、ココナッツオイルは販売店によって取り扱う種類も異なるため、自分のお気に入りのココナッツオイルを探してみても楽しめるでしょう。コーヒーについても非常に多くの種類があるため、それぞれお気に入りの香りをミックスさせて試してみる方法も有効です。

また、クロロゲン酸は熱に弱いため、浅煎りを利用した方が効果的であるといえます。ただし、インスタントコーヒーにもクロロゲン酸とカフェインは含まれているため、時間がないときにはインスタントコーヒーでも問題はありません。

ココナッツオイルコーヒーは飲む量とタイミングが重要

ココナッツオイルコーヒーは、飲むタイミングを意識すると、より高い効果を実感できます。まず、食前に飲むことです。コーヒーは食後に飲むものであるというイメージを持つ人は多いでしょう。しかし、クロロゲン酸の作用でもある、糖と脂肪の吸収を抑制するという部分では、栄養素を摂取する食前に飲むことが有効です。

食前にコーヒーを飲むことに抵抗があるという人は、朝食時だけでも実践してみましょう。食事によって通常は血糖値が急激に上昇しますが、クロロゲン酸の作用によって血糖値が急上昇せず、肝臓病や糖尿病を予防することにもつながるのです。

ほかにも、運動をする前にココナッツオイルコーヒーを飲むことで、脂肪を燃焼する作用が高くなります。飲むタイミングも意識することが大切です。

ココナッツオイルコーヒーダイエットの注意点

ココナッツオイルそのものが、体質によっては合わないことがある点に注意が必要です。ココナッツオイルによって、体質を変化させる「ケトン」と呼ばれる物質が生成されるようになると、ケトアシドーシスという症状を引き起こすことがあります。主な症状は、頭痛、腹痛、嘔吐、めまいであり、症状がみられる場合にはココナッツオイルコーヒーの摂取を中止し、病院を受診しなければなりません。注意点を理解したうえで体調の変化にも気を使いながら、ダイエットにココナッツオイルコーヒーを取り入れてみましょう。

B/Hマガジン編集部

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