肌荒れはなぜ起きる?原因や気軽に出来る改善方法まとめ | B/H magazine

肌荒れはなぜ起きる?原因や気軽に出来る改善方法まとめ  | B/H magazine

肌荒れは、ターンオーバーの乱れや肌のバリア機能が低下することで起こります。これらは加齢、ホルモンバランスの乱れ、生活習慣の乱れなどが原因で引き起こされます。

肌荒れはなぜ起きる?原因や気軽に出来る改善方法まとめ

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女性の皆さんは肌のトラブルを抱えていませんか?

例えば、

・肌の乾燥感がある

・肌にかゆみや赤みがある

・生理前でおでこにニキビができる

・ブツブツしていて肌荒れを起こしている

・フェイシャルエステの施術後に肌荒れが起きてしまう

・化粧ノリが悪く肌の調子が良くない

などなど...。 年齢と共に肌荒れを感じやすくなったり、季節とともに肌の調子が悪くなってしまう場合は何とか改善したいですよね。 肌荒れは、適切なケアを行わなければ繰り返してしまうこともあるので正しい改善を行わなくてはいけません。 そこで今回は、肌荒れが起きてしまう原因や肌の仕組み、簡単にできる改善方法についてご紹介させて頂きます。 現在肌荒れトラブルで悩んでいる方は、是非参考にしてみてくださいね。

肌荒れが起きてしまう原因とは?

そもそも肌荒れはどうして起きてしまうのでしょうか? 肌荒れの原因は1つではなく、多くの理由があります。 代表的なものを挙げてみれば、肌のターンオーバーの乱れや肌のバリア機能が低下することが挙げられます。 詳しくは後ほどご紹介しますが、ターンオーバーはそもそも肌の細胞が4週間程度で生まれ変わることです。 肌は表皮と真皮、皮下組織でできているのですが、ターンオーバーは表皮で起こります。 角層は細胞の隙間を水分などの成分で保湿しているのですが、ターンオーバーが乱れてしまうと肌のバリア機能が低下してしまいます。 それにより刺激を受けやすくなった肌は肌荒れを起こしやすくなってしまうのです。

ターンオーバーの乱れや肌のバリア機能が低下してしまう原因は、

・30代・40代・50代など加齢によるもの

・ホルモンバランスの乱れ

・入浴後の間違った洗顔、スキンケアによるもの

・運動不足、寝不足、ストレスなど生活習慣の乱れ

・コンビニ弁当などの食事生活の乱れ、栄養バランスの偏り

・使っている化粧品が合っていない

などです。 上記のようなことが原因によって肌のバリア機能は低下し、結果的に肌荒れを起こしてしまいます。

肌荒れを改善するために知っておきたい肌の仕組み

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繰り返してしまう肌荒れを改善したい人は、肌の仕組みを知ることが大切。 特に重要なのは、肌のバリア機能とターンオーバーについてです。 それぞれ詳しく見てみましょう。

肌のバリア機能について

肌荒れを起こさないようにするためには、肌のバリア機能を整えることが大切です。

そもそも私たちの肌を覆う皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3つの層からなっています。 角層という外側の皮膚が水分の蒸発を防ぐバリアの役割をしており、ここが正常な状態にあることで肌の水分が十分に保ち、肌に潤いがあります。 しかし、水分が減り皮脂分泌が減少してしまうとバリア機能が低下し紫外線や花粉、汗、ホコリ、雑菌などといった外部からの刺激を受けやすくなります。 近頃で言えば、マスクの蒸れも外部刺激の1つ。 蒸れが原因で、口周りが荒れてしまうこともあるでしょう。 そういった外部からの刺激をバリア機能が低下しているときに受けてしまうと、かゆみや湿疹、ザラつきなどの肌荒れを起こしてしまうのです。

もしも肌荒れをケアしないままでいると、たるみやシワなどに繋がることもあるために

・肌の水分や油分のバランスを整える

・果物や野菜類など栄養バランスを考えた食べ物を心がける

などしてバリア機能は常に健やかに保たなくてはいけないのです。

ターンオーバーについて

ターンオーバーが乱れてしまうことも肌荒れを起こす原因の1つです。 そもそもターンオーバーとは、肌の一番外側にある表皮の細胞が4週間程度の周期で生まれ変わることを言います。

表皮は4つの層に分かれており、内側から新しい細胞が作られて古い細胞は垢となって剥がれ落ちていくようになっています。 しかし、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまうと、皮膚のバリア機能が低下し肌の乾燥やくすみになってしまいます。 ターンオーバーは、生活習慣や食生活が大きく関係していますので暴飲暴食や喫煙、無理なダイエットなどといった肌荒れを起こす原因は避けなくてはいけません。

肌荒れを改善する方法とは?

肌荒れを改善するには、どういったことに気をつければ良いのでしょうか。 ここでは、簡単に行える改善方法などを具体的にご紹介したいと思います。

肌に触れるものを衛生的に保つ

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肌はバリア機能が低下していると外部からの刺激を受けやすくなります。 そういったときに特に気をつけたいのが直接肌に触れるものです。 例えば、

・枕カバーやシーツ

・フェイスタオル

などが挙げられます。 上記のようなものは毎日肌に触れるものです。 同じものを使い続けてしまうとお肌に細菌をつけてしまう可能性もありますので、しっかりと洗濯して衛生的に保たなくてはいけません。 また他にもクレンジングのときにファンデーションや日焼け止めをしっかりと洗顔で洗い流せていないと、肌荒れを起こしてしまうことがあります。 そういったことがないようにするためには正しい方法で顔を洗って優しくすすぐことが大切です。 またファンデーションで肌荒れを起こす場合は、肌ケアができるフェイスマスクで保湿したり、薬局などで薬用リキッドファンデーションに変えるなど対策しましょう。 ニキビなどにはお肌を清潔に保つ有効成分の配合された薬用クリームをレスキューコスメとして活用してみてください。

UV仕様などで紫外線対策

肌荒れだけでなく、シミ予防や肌の老化予防を行うためには紫外線ケアは必須。 紫外線は肌の炎症を引き起こす原因にもなりますので日焼け止めクリームは年中使う方が良いでしょう。 しかし常に日焼け止めをつけたままにしていると肌荒れを起こしてしまうこともありますので、無着色で肌に優しいタイプがオススメ。

また紫外線ケアのためには、日焼け止めだけでなく日傘なども併用してみたり

・家のカーテンを紫外線カットするものに変える

・サンシェードなどをUV仕様にする

・紫外線を通しにくい濃い色の服を着る

などして、自宅でも紫外線ケアができるのが良いでしょう。 もしも日焼けで炎症を起こしてしまったときには抗炎症成分のある化粧水などでスキンケアしてくださいね。

栄養バランスのとれた食生活

肌荒れは体の内側から整えることが根本的な改善方法になります。

もしも脂質や糖質の多いチョコレートなどのお菓子、カフェインの多いコーヒー、香辛料の多い刺激物などといった食べ物ばかり摂取してしまうと皮脂の分泌が過剰になり肌荒れを悪化させてしまう可能性も...。 他にも体を鍛えるのが好きでプロテインを飲んでいる方は、男性ホルモンの増加によってニキビが増えてしまい悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

もし好きなことを続けつつ肌荒れの改善をしたいならば、栄養素をしっかりと考えた食事をとることが大切です。 肌荒れを起こさないようにするためには、鉄分やタンパク質、ビタミン類を考えたもので料理するのがオススメ。 例えば、

・皮脂の分泌を抑制したい方はヨーグルトや牛乳を飲んでビタミンB2を摂取する

・抗酸化作用があるナッツやアボカドでビタミンEを摂取する

・コラーゲン生成を促す豆乳を適度に飲んだり納豆、もも肉や魚類でタンパク質を摂取する

・抗酸化作用のある緑の多いサラダ料理でビタミンCを摂取する

などが挙げられます。 普段はどうしても忙しくて惣菜が多くなり野菜が減ってしまったり、メニューが考えられないなど食事で栄養バランスが偏っている方は、フルーツを食べたりジュースなどの飲み物で補うのもおすすめ。 ビタミン類を摂りやすい野菜ジュースやルイボスティーなどのお茶で水分補給をすれば体の内側から調子を整えることができます。 水分で体が潤うと血液がサラサラになりより栄養素も肌に届きやすくなるので是非お試しください。

また乳酸菌の多いヨーグルトなどを食べるときには食物繊維やオリゴ糖などの組み合わせて食べれば、より腸内環境から整えて美肌を目指すことができますよ。

よくある質問について

よくある質問をまとめます。

○市販薬のサプリメントなどでも改善できる?

肌荒れの改善に適したサプリメントであれば効果が期待できます。 例えば繰り返す肌荒れにはコラーゲン生成を促すファンケルなどのサプリがオススメ。 薬局などでは肌トラブルに合わせた漢方もありますので、薬剤師に相談してみると良いでしょう。 肌トラブルの改善には服用しだしてから即効性があるわけではありませんが、何日か続けていけば一週間程度で効果が見られてくるはずですよ。

○妊娠中にも肌荒れを起こす?

妊娠中はバリア機能の低下によって、肌荒れを起こしやすい体質になります。 そういったときには天然由来成分のワセリンで保湿するのがオススメ。 ワセリンであれば皮膚をコーティングし、水分の蒸発を防いでくれますので乾燥肌の方も使いやすくなっています。

○季節が原因で肌荒れを起こすこともありますか?

季節の変わり目などは肌荒れを起こしやすいです。 特に ・6月の湿気や暑さから皮脂の分泌が過剰になりニキビが増える ・9月頃の寒暖差によってバリア機能に必要な酵素が減少すること で肌荒れを起こす などなど、時期によっても様々な原因で肌荒れが起こります。

○肌荒れが治らないときは?

軽度な肌荒れの場合には問題ありませんが正しいスキンケアをしていても長期間、肌荒れが改善しないこともあるかもしれません。 そういったときにはセルフケアではなく、皮膚科のクリニックを受診してみましょう。

B/Hマガジン編集部

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