好転反応とは具体的にどんな反応？
好転反応とは、体の中から毒素が排出されることに伴う症状のことです。副作用の一種といえますが、好転反応自体は体が健康になっていく過程で起こることですので、悪いものではありません。そのため、生活に支障が出るなど大変な負荷がかかるのでなければ、あまり気にする必要はないでしょう。
酵素サプリによるダイエットは、食事を酵素サプリに置き換えるのが基本ですが、朝だけを置き換える方法、夕食を置き換える方法、さらにすべての食事を酵素サプリに置き換える方法があります。その方法の違いによって好転反応が出始める時期は変わってきますし、個人差もありますが、ダイエットを開始して数日程度で好転反応が生じてくるのが一般的です。
好転反応の具体的な症状には、頭痛やめまい、吐き気、さらには発熱などが挙げられます。また、吹き出物が出たり、鼻水、湿疹が出たりする場合もあります。お腹の調子の変化によっては下痢が多くなったり、便の量が増えたりすることもあります。肩こりや筋肉痛を感じる人もいます。一般的な体の不調といわれる症状が、かなり当てはまります。
酵素サプリを摂取すると、体の中である変化が起きます。ダイエットにより固形物の摂取が減りますが、それによって自分の体内で消化酵素をあまり作る必要がなくなり、代謝酵素を作ることに専念できるようになります。そうなると、体内の修復が活発に行われるようになり、溜め込んでいた毒素が排出されるのです。仕組みを知っておけば、好転反応の不安はかなり和らぐでしょう。
お腹が張る、お腹が痛くなるなどは好転反応？
酵素サプリダイエットを始めると、お腹の張りを感じたり、お腹が痛くなったりする人もいます。ダイエット中にお腹が変調をきたすと、自分がやっているダイエットは自分に向いていないのではないかと心配したり、やり方に問題があるのではと不安になったりする人もいるでしょう。
酵素サプリダイエット中のお腹の変調は、二つのタイプに分けることができます。一つは好転反応である場合、もう一つは水分不足で便が硬くなることによってガスがお腹に溜まる場合です。
好転反応である場合は、あまり心配はいらないでしょう。好転反応は、体が毒素を排出する過程で発生するものですから、それほど心配はいりません。問題となるのは、ガスによる張りです。この現象は、酵素サプリによって活発になった代謝機能により、それまでより多くの水分が吸収されることが原因です。体内で水分が不足すると、便からも水分を吸収しようとします。その結果、便が硬くなり、便秘がちになってしまいます。その結果、お腹が張ったり痛くなったりするのです。
対処法としては、ダイエットを始める前よりも意識して、水分を多く摂取することです。サプリによって代謝が活発になり、水分の吸収が今までよりも多くなった分を追加で吸収することで、その不足を補うことができます。
好転反応の持続期間はどれぐらい？
好転反応は体内から毒素を排出している過程ですので、それ自体は悪い反応ではありません。しかし、あまり長い期間続くと不安になりますし、事前にどの程度の期間続くのかを知っておけば、実際に好転反応が出てきた時にも落ち着いていられるでしょう。
好転反応の標準的な持続期間は一概に言えるものではありません。個人差が激しいため、短い人では数日、長い人だと数週間かかる人もいます。その理由は、酵素サプリによるダイエットを始めるまでに、その人がどの程度毒素を体内に蓄積していたのかによって、毒素の排出完了までにかかる時間が変わってくるからです。たくさん毒素が溜まっていた人は好転反応が長くなり、それほど溜まっていなかった人は短くて済むというわけです。
そういった情報を正しく理解しておくことによって、自分がどの程度、毒を吸収してしまっていたのかを理解できるでしょう。また、好転反応が発生している期間が終了すると、体調はかなりよくなるはずです。そのため、好転反応が出たからと言って、酵素サプリの摂取をやめてしまうのは得策だとは言えないでしょう。
但し、あまり好転期間が長く続きその症状が辛い場合は、一度ダイエットを中断するのも一つの選択です。自分の体調が戻って安心してきたら、酵素ダイエットを再開するのも悪くないでしょう。一度インターバルを置くことで、結果的に毒素を分割して排出することができます。毒素を多く溜めこんでしまった人は、好転藩反応の負担を和らげることができますので、分割排出の方法も検討してみると良いでしょう。
