ビールがダイエットの大敵!は迷信だった?

ビールがダイエットの大敵!は迷信だった?

ビールが好きで毎日飲まなきゃ気が済まないという人もいるでしょう。でも、ビールを飲むと太るという噂もありますよね。ダイエットをしたいならビールは控えた方が良いのでしょうか。ビールと上手に付き合いながら、ダイエットも成功させる方法はあるのでしょうか。

太る原因はビールではない!つまみがあやしい

ビールは本当に太るのでしょうか。よく、ビール腹なんていわれるものがあり、ビールの飲み過ぎでお腹がポコッと出ているような人をよく見かけます。まず、ビールのカロリーはどうなのでしょう。お酒というカテゴリーで調べてみると、100ミリリットルのアルコールで比較した場合、ビールは42キロカロリー、赤ワインは70キロカロリー、日本酒は105キロカロリー、焼酎は140キロカロリー、ウイスキーは248キロカロリーです。アルコールの中では、ビールはカロリーが低い飲み物であることが分かります。それでは、ビールがなぜ太るといわれるのでしょうか。それは、ビールが最もアルコール度数が少ないので、たくさん飲んでしまう人が多いのが理由かもしれません。また、ビールだけが太る原因でないという理由がもう一つあります。ビールのカロリーは飲んだ分、体に蓄積されるものではなく、その3分の2ものカロリーがエンプティーカロリーとしてエネルギーに変換されると考えられているからです。つまり、ビールをジョッキ3杯飲んだとしても、そのうち2杯分はエンプティーカロリーとして処理されるのです。エンプティーカロリーとは、”栄養素をほとんど含まないカロリー“のことです。体に蓄積されることがないのです。ビールを飲む時には、必ずといって良いほど”おつまみ”を食べてはいませんか。これらのおつまみの方がカロリーが多く、体に蓄積されやすいのです。ビールはあらゆる食べ物と相性が良く、つい食べ過ぎてしまうものです。ビールの味から考えると、鳥のから揚げなど、いかにもカロリーの高いものがたくさん浮かびますよね。ビールの飲み過ぎにも気をつける必要がありますが、おつまみの食べ過ぎにも気をつけた方が良さそうです。

ビールも1日2缶程度であれば問題なし!ただし休肝日は設けよう

確かにビールはアルコールの中では、カロリーが低い飲み物です。しかし、アルコールは飲食物の中ではカロリーが高めであるのは事実です。ダイエット中の人がアルコールを飲むことはあまりおすすめできることではありません。しかし、お酒は百薬の長という言葉もあります。適度なアルコールであれば、体に悪いばかりではありません。ストレスも解消でき、血流もよくなり、ある程度の量であれば、体に良いこともあるのです。そこで、ビールを飲む際には適量をよく理解する必要があります。ダイエット中であれば、1日に100キロカロリーから200キロカロリーに抑えたいところです。ビール100ミリリットルあたり42キロカロリーですから、エンプティーカロリーも考慮すると、350ミリリットルのビールであれば、1日2缶程度であれば問題はなさそうです。また、ビールの中にも糖質ゼロのビールや、アルコール度数が少ないものなど、さまざまあります。アルコールが数なく糖質成分が少ないものであれば、太る可能性もさらに減ることになります。適切なビール選びと毎日少しずつ減らしていく努力が必要です。お酒の量にしても、おつまみの量にしても、まずは腹八分目を心がけてみてはいかがでしょうか。

また、休肝日をとることも大切です。アルコールの摂取のしすぎは、肝臓へ負担をかけるからです。休肝日をとることは、適正飲酒量を超えない癖をつけることもできます。ビールを1日2缶と決めたのであれば、それを超えない意思を持つ必要があります。休肝日を設けて、今日は飲まないという日を設けることで、その決意は、飲んだ日でも今日はこれ以上飲まないという決断ができる人になれます。あとは、休肝日を設けることでアルコール依存症にならないというメリットもあるのです。

ダイエットを考えるならつまみを選ぼう!枝豆は特におすすめ

ビールを飲んだ時のおつまみの選び方について考えてみましょう。まずは、脂分が少ないおつまみを選ぶことです。唐揚げなどを選ばないのはもちろんのこと、同じお肉を選ぶとしても調理にてしっかりと脂を落としているものがおすすめです。例えば、豚の角煮などは原材料としては脂成分が多いですが、蒸したり、焼いたりすることにより、しっかりと脂成分が落ちているので、カロリーは低めに抑えられます。また、お肉料理を選ぶ時には、加工食品を選ばないことです。例えば、ハンバーグなどは体のエネルギーを消費することなく、体に吸収されてしまうので、体にカロリーがたまりやすいのです。できれば、ステーキなど素材の原型を留めたものを選ぶのもポイントと言えます。カロリーが低いイメージのあるサラダもおすすめですが、中には、ポテトサラダや卵がたっぷりのシーザーサラダなどはカロリーも高くなるので、なるべくシンプルなサラダを選ぶことが大切です。

また、枝豆はビールにとっては最高のおつまみとなります。枝豆に含まれるたんぱく質は、二日酔いの原因となるアセトアルデヒトを分解してくれます。さらに、そのたんぱく質に含まれるメチオニンという成分がアルコールの分解を助けて、肝臓の働きを軽減させてくれるのです。コリンという成分も含まれていて、脂肪代謝を高めてくれる作用もあるので、ダイエットをしている人には、枝豆とビールの組み合わせがおすすめですよ。

B/Hマガジン編集部

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