注目の断食ダイエット!失敗しない方法とは?

モデルやアスリート、芸能人の間で話題になり、注目を集めているのが「ファスティング(断食)」です。ダイエットのみならず、美容や健康にも効果があると言われており、フランスの栄養学においては「メスのいらない手術」と称されるほどです。断食と聞くと、「食事を摂らない、過激なダイエット法」というイメージを抱かれがちですが、実は今話題の断食ダイエットは酵素ドリンクから最低限の栄養を補給しながら行うもので、完全に絶食をするものではありません。「いざ実践!」という時に間違った方法にならないためにも、その方法をご紹介します。

基本の「キ」!しっかりと計画を立てよう

いくら酵素ドリンクで必要な栄養を摂るとはいえ、無計画に食べることを止めてしまっては身体が驚いてしまい負担をかけてしまいます。間違った方法では、思ったような効果が得られないだけではなく、健康を損ねる危険性もありますので、しっかりと計画を立てて取り組むことが重要です。断食ダイエットの基本的なスケジュールは以下の通りです。

1.準備期

本格的な断食を行う前に、減食をして身体を慣らす期間です。バランスの取れた食事(和食など)を普段の6~7割の量に減らすだけで、基本的には断食を行う日数と同じ日数を準備期間に充てます。その後に続く断食期を無理なく過ごせるように、規則正しい食生活で胃腸の中を整えます。準備期間なく断食に入ってしまうと身体に負担がかかり、不調をきたしてしまうこともあるので準備期間は重要なのです。

2.断食期

野菜や果物、ハーブなどを発酵させて作った専用の酵素ドリンクか水のみを摂取します。固形物は一切摂らず、緑茶などのカフェインを含むものも控えます。

3.復食期

断食期が終わった後、通常の食事に戻すために身体を慣らすための期間です。雑炊やおかゆ、スープなど消化が良く、胃腸に負担をかけないものから徐々に食べ始め、断食期と同じだけの期間をかけて通常食へ戻していきます。断食期が終わったからといって、いきなりドカ食いしてしまっては、消化活動をお休みしていた内臓にストレスがかかり体調不良やリバウンドへとつながりかねません。過食、高カロリー、高脂肪の食事は避け、量と内容を調節しながら普段の食事へ切り替えていきます。

どれくらいの期間?

断食を行うことは単に体重減が期待できるだけでなく、日頃働きづめの内臓を休ませてあげることができます。食べるものに困らない現代では、身体が必要とする以上の量の食事になってしまい、消化や吸収、排出といった生命活動に必要以上のエネルギーが使われてしまうことがあります。また、加工食品に含まれる食品添加物などの化学物質を知らず知らずのうちに摂取することも多く、内臓には必要以上の負担がかかってしまっています。毎日休むことなく働いて疲労困憊の消化器はじめ内臓を休ませて、本来の機能を回復するためにも断食ダイエットは効果的なのです。

そんな断食ですが、「週末断食」といわれる短期間のものから10日間、1ヶ月の長期に渡る方法まで様々あります。しかし、個人で取り組むのならば「準備期3日、断食期3日、復食期3日」のトータル9日間の方法が基本となります。3日以上の断食は素人判断では危険を伴うことがあるため、専門家の指導の下で行う方が得策でしょう。あまりストイックに長期間やりすぎても身体は飢餓状態を敏感に察知し、食事への欲求が強くなってしまいます。「食べたい、でも食べられない」が長く続けばストレスも溜まりますから、精神衛生上もあまり長い断食はオススメできません。そして、断食中は激しい運動は控えなければならないため、なるべくのんびりと過ごせる日を選びます。また、計画的に行うとはいえ、栄養が極端に少ない状態になるので、多少身体に負担はかかります。そのため、免疫力の落ちている体調不良の時にはやるべきではないでしょう。

復食期の食事に要注意!

断食をして内臓機能を休めた後、いきなりドカ食いをすると胃腸への負担が大きすぎてしまいますが、復食期の食事に注意が必要な理由はもう1つあります。それはリバウンドをしないためです。断食中は栄養やカロリーが極端に少ない状態になり、断食後は身体が通常以上に栄養を欲し、身体に入ってくる食べ物の養分を吸収しやすくなっています。その状態で通常と同じ量、あるいは高カロリーの食事を摂ってしまっては断食でせっかくカットした分が無駄になってしまいます。しっかりと量を調節しながら身体を慣らしていくことが重要です。

また、食べる量の調節も大事ですがその内容も重要です。パスタやパン、ご飯など我慢していた分エネルギーの高い炭水化物を食べたくなってしまいますが、炭水化物は血糖値を急激に上げる働きがあります。血糖値は急に上がると急激に下がる性質があり、身体は下がった血糖値を元に戻そうと糖質を欲するようになります。そうすると、食欲が増して、再び炭水化物を食べ、血糖値が上がり…というサイクルにはまってしまい、食欲を抑えるのが難しくなってしまいます。この負のサイクルに陥らないためにも、断食後の食事は炭水化物に偏らせずにバランス良く摂っていくことがポイントです。

断食ダイエットは、短期間で確かな効果を実感でき、健康にも嬉しい効果が期待できます。ダイエットをしたいという人はもちろん、身体を休めてリセットしたいという方も是非取り組んでみてはいかがでしょうか。

B/Hマガジン編集部

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