正しく付き合えば健康にプラス!?体に与えるアルコールの3つのメリット

正しく付き合えば健康にプラス!?体に与えるアルコールの3つのメリット

仕事やスポーツなど、頑張った後のお酒は最高と感じる人は少なくないのではないでしょうか。飲みすぎると、体に悪影響をもたらすこともあるアルコールですが、正しい飲み方で、上手に付き合うと、体にとってプラスになる効果もあります。そこで、アルコールを摂取することで期待できる3つのメリットをご紹介します。

リスクが低くなる!?心筋梗塞予防につながるお酒の飲み方

動脈硬化が進み、血管内の膜で部分的に厚くなったプラークが破れ、血栓が生じ、冠動脈が詰まって、心臓の大部分を構成する筋肉に血液が行き渡らなくなり、心臓の筋肉部の細胞が壊れて死んでしまう病気を心筋梗塞と言います。心筋梗塞は、胸部に強い痛みを感じたり、呼吸困難に陥ったり、冷や汗や吐き気を感じるなどの症状がありますが、予兆なく、突然に起こることもあり、死に至るケースも少なくない怖い病気です。原因となる動脈硬化は、ストレスや運動不足、バランスのとれていない食事や喫煙など、日常生活のちょっとした乱れから引き起こされます。睡眠不足や疲れが溜まってしまっている時、急激な温度変化が起きた際に、発症することも多い病気です。そのような心筋梗塞を予防するためには、生活習慣の見直しを行なうことが大切になりますが、意外にも、適度なお酒を飲むことで、予防につながることがあります。アルコールを飲むことで、「善玉コレステロール」と呼ばれるHDLコレステロールが増えるからです。善玉コレステロールは、体内に蓄積された古くなった不要なコレステロールを肝臓まで運び出す働きを持っています。血管内の壁についた不要なコレステロールも運びだしてくれるため、動脈硬化の原因となるコレステロールを排除してくれるのです。アルコールが血圧を上げないという意味でも、血流を促すことにプラスして、体に良い効果を与えているのです。ただし、アルコール量が多すぎると、逆に、体に負担をかけてしまうことがありますので、適度な量を守ることには留意する必要があります。また、アルコールを摂取すると体が一時的に脱水症状になっていることがあります。そのため、お酒が体に残っているうちに入浴をすると、汗をかくことにより、脱水症状がさらに強まり、血液の濃度が上がって、血管内がどろどろとした状態になり、流れを悪くし、逆に、心筋梗塞のリスクが高まってしまう場合もあります。正しい量と正しい飲み方で、上手に心筋梗塞対策をすると良いでしょう。

新陳代謝を高めたい!アルコールを摂取する効果とは

古い細胞を新しい細胞へと変える新陳代謝は、健康にも美容にも大切な役割を持ちます。不要な細胞を体内に残しておくことは、新しい細胞が生まれ変わる機会を失わせ、老廃物を排出するサイクルを滞らせます。新陳代謝が滞ると、肌に古い細胞が停滞し、肌の色がくすんできたり、老廃物が肌の中に残り、ニキビや肌荒れなどのトラブルの原因になったりすることもあります。皮膚だけではなく、体のほかの場所にもさまざまなトラブルが生じるケースもあります。胃の粘膜細胞が機能しなくなり、胃痛を引き起こしたり、便秘や下痢などの症状を引き起こしたりすることがあるのです。また、古い細胞が増えることで、体内のさまざまな機能の動きが鈍ってしまい、体全体がだるく感じるようになったり、食欲がなくなってしまったりといった症状が陥ることもあります。このような症状を予防するために、新陳代謝を気軽に高める方法の一つとして、飲酒があります。アルコールには、血行を促進する効果があるからです。アルコールを飲むことで、毛細血管が広がり、血液が通りやすくなることで、代謝がアップします。血の巡りが良くなることは、老廃物がスムーズに排出されることにつながり、体にとってプラスの効果が期待できます。ただし、「酒は百薬の長」と言われるお酒ですが、飲みすぎは、禁物です。新陳代謝のアップを目指して、適度なアルコール量で楽しむようにしましょう。

お酒を飲んでリラックス!お酒と仲良く楽しい関係

お酒を飲むことは、飲んでいる雰囲気や時間を楽しむことができるだけではなく、リラックス効果が得られるというメリットを持つこともあります。アルコールを飲むと、体の筋肉が緩まり、体のこわばりが取れます。これを筋弛緩作用と言いますが、この作用によって、周囲の筋肉が緩み、それにより周囲からの圧力がなくなった血管が広がり、血行が促進されるのです。血流がスムーズに流れることにより、全身の血の巡りが良くなるため、酸素が行き渡り、まるで深呼吸をしているような、リラックスした時と同感覚を味わうことができるようになります。緊張している時は、通常、呼吸が浅くなりますが、酸素が全身に行き渡ると、ゆっくりと大きく呼吸をしているかのような状態になるため、リラックス効果を引き起こすのです。また、血行が良くなると、体が温められます。体が内部から温められることは、冷え性の対策になると同時に、体を緊張感からほどよく解いて、心地よい居心地を与えてくれるのです。お酒の香りが、リラックス効果をもたらしてくれることもあります。ビールのホップの香りや、タイプによってさまざまな種類を有するワインの香り、個性的な特色を持つウイスキーの香りなど、お酒が持つそれぞれの香りが、アロマ効果をもたらし、心に安らぎを与え、気持ちを安定させる効果をもたらすこともあるのです。このように、精神的にもプラスの効果が期待されるお酒と上手に付き合うには、自分の体にあったものを上手に選び、マイペースに適量を楽しむことが一番と言えるでしょう。

B/Hマガジン編集部

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