酒の肴代表「乾きもの」はナッツ系にチェンジ!
おつまみとして広く受け入れられている乾きものは、さきいかや小魚、あられなどの乾燥した食べ物が挙げられます。少し塩っ気があり、アルコールがぐんぐん入っていってしまうおつまみですが、ちょっと待ってください。それらのおつまみは内臓脂肪を溜めやすいかもしれません。脂が多く塩辛いものは、総じてコレステロール値を上げる原因になります。ただでさえ、アルコールは基礎代謝を不活性化させる役割を持っているので、そこに乾きものをガンガン食べてしまうと、肥満体型になりやすく、血管がコレステロールで詰まってしまう事もありえます。だからと言って、酒のつまみに何も食べない方が良いのかというとそうではありません。実は同じ乾きものでも、ナッツ類はむしろ体に良いのです。コレステロールを抑制する脂肪酸が含まれており、アミノ酸、ビタミン、ミネラルが豊富という有能ぶりに加え、血糖値の上昇まで抑えてくれるという、まさにお酒の悪い効果を打ち消す逸材がナッツなのです。しかも、ナッツと一括りに言っても種類が豊富で、アーモンド、カシュー、ピスタチオ、くるみ等々いくつもあるので、飽きが来る事が少ないのも魅力的です。末長くお酒の友として楽しめるナッツは、乾きものの万能選手と言えるでしょう。
健康といえば野菜!手作りディップをつけて召し上がれ
体に良いものと言えばもちろん野菜ですよね。でも、アルコールと野菜の組み合わせには、ちょっと違和感がある人もいるのではないでしょうか。野菜は少し苦かったり、酸味があったり、また、変に甘かったりと、なかなかお酒とうまく組み合わせるのは難しいものでしょう。しかし、ほんの少し野菜に手を加えてあげるだけで、その素材の持つうまさを最大限に引き立て、健康にお酒を楽しめるという隠れた優れものに変身するのです。では、一体野菜に何をしてあげれば良いのでしょうか。もしかしたら「焼いたり、炒めたり…」と考えた人もいるかもしれませんが、野菜に火を通すと大切なビタミンが壊れる事があります。出来れば、生の状態で食べた方が栄養素を失わずに済むので、まずは野菜をスティック状に切るなどして食べやすくします。その後は、ディップと呼ばれる香辛料を混ぜたクリーム状のソースを野菜スティックにつけておつまみにしましょう。パセリやバジルなどの香草を入れて自分の好みのディップを作れば、おつまみとしてだけではなく、朝食などにも転用出来ますね。手間がかからず、簡単かつ健康的にお酒を楽しみたいのなら、ディップと野菜スティックは大きな助けになるでしょう。
二日酔いを軽減?乳製品はアルコールから胃を守る働きがある
飲んではいけない洗剤などを飲んでしまったら、牛乳を飲んで胃に保護膜を作るようにと教わった人は少なからずいるでしょう。これは都市伝説ではなく、乳製品には本当に胃を保護する力があるのです。お酒を飲みすぎて二日酔いをした経験がある人は、胃のもたれで苦しんだ事と思いますが、乳製品を摂る事でその悩みから解放されるかもしれません。しかし、牛乳が効果的だからといって、酒の合間に牛乳を飲む人はいませんよね。そんな事をしては逆に具合が悪くなってしまいそうです。でも、安心してください。乳製品でありながら、おつまみとしても最適なものがこの世の中にはあります。それは、独特の匂いでお馴染みのチーズです。チーズは牛やヤギなどの乳から作られる、ワインによく合う西洋の酒の肴です。チーズもナッツに負けず劣らず様々な種類があるので、一緒に飲むアルコールの種類によって使い分けると良いでしょう。また、チーズはそのまま食べるだけではなく、調理をすることによって味の可能性が広がるので、チーズだけを食べるのが苦手な人も安心してチーズ系おつまみを楽しめますね。