入浴時間はたったの15分！？酵素風呂の驚くべき効果とは？

最近ブームの酵素風呂って何？

ここ数年で全国各地に酵素風呂専用のサロンが目立つようになりました。酵素風呂って一体何なのでしょうか？

・自然の発酵熱だけで身体を温めるお風呂

酵素風呂とは、野草から抽出した酵素液を米ぬかやひのきなどのおがくずとブレンドすることで発生する自然の発酵熱で身体を温めるお風呂のことをいいます。温めるのに電気などの機械は一切使用しません。自然の発酵熱のみで60℃から70℃まで上昇します。体感温度は約40℃前後で、体内の副交感神経が活性化されることでリラックス効果をもたらしてくれます。

・岩盤浴の3倍の発汗作用

酵素風呂はわずか15分入浴するだけで、2時間ランニングを行ったときと同様の汗をかくそうです。この発汗量は岩盤浴の約3倍にあたります。短時間で大量に汗をかくため、体内の不要な老廃物を排出するだけでなく、身体を芯から温めることで免疫力や新陳代謝の向上などさまざまな効果が期待できると評判です。

生活習慣が不規則な現代人は酵素が不足しがち

酵素風呂だけでなく、ここ数年で酵素ドリンクなど「酵素」に関連する言葉を耳にするようになりました。なぜ今、酵素が取り上げられるようになったのでしょうか？その背景には、現代人の酵素不足が挙げられます。私たちの体内で酵素が不足している原因と酵素不足が身体にもたらす症状をご紹介します。

・酵素が不足する主な3つの原因

まず１つめは、栄養バランスの偏った食事です。忙しくなるとコンビニ弁当やインスタント食品で食事をすませてしまう人も多いでしょう。これらの食品は炭水化物が多く、酵素が多く含まれた生野菜はほとんど入っていません。食事で十分な酵素をとることができないため、酵素が不足してしまうのです。

次に、睡眠不足も原因になっています。酵素は睡眠中にも体内で作られています。睡眠時間が不足すると体内で酵素が作られず、酵素不足に陥ります。

また、ストレスも酵素不足の原因のひとつです。ストレスは脳で感じるもの。脳の中でも酵素は働いており、ストレスを感じて考え込むと脳は必要以上に酵素を使ってしまいます。その結果、酵素不足となるのです。

・酵素が不足すると病気がちに

私たちの体内には、栄養を吸収して消化活動をサポートする「消化酵素」と、吸収した栄養分を体内でエネルギーに変換する「代謝酵素」の2種類があります。これらが不足すると腸内環境が悪化し、便秘や下痢気味になってしまいます。代謝機能も低下するため疲れが取れなかったり、風邪が治りにくかったりするというデメリットもあります。さらに血流が悪化するため、心臓病などの成人病にもかかりやすくなります。体内の2種類の酵素を補うために、生野菜などの「食物酵素」を取り入れる必要があります。しかし、多忙な現代人にとって、3食すべてに生の野菜を食べることは難しいですよね。そこで、皮膚に直接酵素の成分がしみこむ酵素風呂が注目されるようになったのです。