身近なフルーツ、キウイやイチゴなどに注目!
まず、お菓子づくりに使われる身近なキウイとイチゴを紹介しましょう。
キウイに含まれるビタミンCは69mgで、ミカンの約2倍の量になります。また、食物繊維が多いことから便秘の解消も期待できます。カリウムによる塩分排泄の働きもあり、高血圧予防にもうれしいですね。
キウイは、真ん中にある白い部分が最後に熟するため、食べごろを見分けるポイントにもなります。キウイの上下を指で挟み軽く押したときに、弾力があるものがいいでしょう。なお、傷みを避けるためにもほかの部分は触れないことが大切です。キウイを保存するときはビニール袋などに入れてから冷蔵庫に入れます。硬いまま購入した場合は室内で追熟させるといいでしょう。
イチゴのビタミンCは62mg。赤い色素成分はポリフェノールの1種アントシアニンで、眼精疲労回復やガン予防の働きもあるといわれています。
イチゴは、傷みが早いのでパック入りのものを買うときは、下段もきちんとチェックしましょう。洗うときは食べる直前に、ヘタを付けたままがポイントです。また、食べるときはヘタを取ってから、ヘタ側から食べることをおすすめします。イチゴの甘味は先のとがった部分にあるからです。そのため、ヘタ側から食べることで酸味の後に甘味が感じられます。
カラフルなパプリカが人気!
赤や黄色のパプリカは、ピーマンと合わせると3色になり、見た目も楽しい料理ができますよね。しかし、パプリカは彩りをよくするためだけではないのです。
ピーマンのビタミンCは76mgですが、赤のパプリカでは170mg、黄色のパプリカは150mg含まれています。また、緑黄色野菜のためカロテンが豊富で体内でビタミンAに変換させる性質があり、髪の毛の健康維持などでも注目されています。
パプリカを選ぶときは、軸の切り口が新しいほか、表面にシワができていないものを選ぶといいでしょう。パプリカを丸ごと保存するときは、ポリ袋に入れてから野菜室に入れます。カットしたものは流水ですすいで水気を十分切ってから、袋やタッパーに入れましょう。なお、食感や味が変わるため冷凍保存はおすすめできません。
パプリカは、生のままサラダで食べるのをはじめ、炭火焼や煮物など、さまざまなアレンジが楽しめます。油との相性がいいため炒め物もおすすめです。
パセリも注目の野菜!
飲食店でサンドイッチを注文すると、必ず付いてくるのがパセリ。独特の香りがあるので残す人も多いですよね。それ以前に、パセリは飾り物と思い込んでいる人もいるのではないでしょうか。
サンドイッチに添えられているパセリをそのまま残すのはもったいない話です。ビタミンCが120mg含まれるほか、カルシウムを骨に定着させるビタミンKや、抗酸化作用の強いビタミンEも豊富に含んでいます。ちなみに、パセリの香りは精油成分によるものですが、口臭予防や食中毒予防などがある点でも注目されています。
パセリを購入するときは、葉の緑が鮮やかで茎がシャキッとしたものを選び、ビニール袋などに入れてから野菜室で保存します。
パセリは、細かく刻んでから、スープやグラタンなどの洋食に使われますが、お味噌汁の具材にもおすすめです。また、さっと茹でるとクセが感じにくくなるため、和え物やおひたしとしても食べられます。
このように、ビタミンCは毎日の食事で摂りいれることが大切ですが、忙しくて料理ができない場合もありますよね。そんなときは、ビタミンCを含むサプリの摂取を考えるのもいいかもしれません。持ち運びが便利なほか、忙しいときに手軽に摂取できることも大きなメリットです。
ビタミンCは摂取後2~3時間で尿と一緒に排泄されるため、こまめに摂取するようにしましょう。なお、サプリなどでの摂取が過剰になると、一過性の下痢や頻尿などの原因になりますのでくれぐれも注意が必要です。
【参照】
「ビタミンC成分表」は2つのサイトで数字を照合しています。
記事のテーマとなるビタミンC全般
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/vitamin_c.html
イチゴの栄養価と効能
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/Strawberry-page3.htm
キウイの栄養価と効能
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/kiwi3.htm
ピーマン・パプリカの栄養価と効能
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/piment3.htm
パプリカ(黄ピーマン)の栄養成分
https://works.sagooo.com/platinum/text/work/7862/1692228
パセリの栄養価と効能
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/Parsley3.htm
「ビタミンCを飲むタイミング」に関して
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/vitamin_c.html
http://bimajin.jp/article_page/549
今回の記事のテーマとなるビタミンC全般を参照したサイトのトップページには「食品成分表」に関しては下記の表示があります。
http://www.eiyoukeisan.com/
食品成分値は、文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告「五訂増補日本食品標準成分表」によるものです。
食品成分表を複製又は転載する場合は事前に文部科学省への許可申請もしくは届出が必要となる場合が あります。
連絡先は以下のとおりです。
文部科学省科学技術・学術政策局政策課資源室
電話(03)5253-4111(代)