簡単ドリンクでデトックス&ダイエット

春は東洋医学で解毒に適した季節といわれています。この時期は冬の間に溜めこんだ悪いものを身体の外に出しやすい時期です。そのため春はデトックスやダイエットには絶好のチャンスになります。 また、このような季節には手軽に作れるドリンクでの栄養チャージがオススメです。おいしいドリンクで老廃物の排出をサポートし、ついでに美容効果もゲットしてしまいましょう。 ここでは朝ごはんやおやつにぴったりのレシピを紹介します。甘いので、ダイエット中にスイーツが食べられなくてストレスが溜まっている方には最適ですよ。

バナナと牛乳でエネルギーチャージ

バナナと牛乳の組み合わせで作ったスムージーは、便秘で悩んでいる方には特に効果を発揮するドリンクです。

バナナの豊富な食物繊維、オリゴ糖がお通じを助けてくれます。牛乳には便秘の大敵ストレスを軽減するカルシウムが含まれています。また乳糖も便秘に効く成分です。しかし牛乳に含まれる乳糖は、人によっては体質と合わないこともあります。そういう人は、牛乳をヨーグルトにチェンジしてもいいでしょう。今流行のギリシャヨーグルトを水で緩めて作ってもおいしく仕上がります。

バナナと乳製品のスムージーは、整腸作用のある栄養だけでなく、さまざまなビタミンやミネラルも摂取できます。さらに糖質やたんぱく質も含むので、朝ごはんの代わりにもなります。朝、食欲がない人でも、液体のスムージーだったら飲みやすいですよね。また栄養バランスがいいので、食べ過ぎてしまったときの置き換え食にも使えます。

とはいえ、全乳で作った乳製品は脂質が心配です。ですからダイエット中の方は低脂肪や無脂肪の乳製品を選んで作るとよいでしょう。

また、バナナと乳製品はアレンジもしやすい組み合わせでもあります。定期的に味を変えることで、飽きずに続けられますよ。たとえば黒ごまやきなこを加えてもいいですし、運動習慣がある人であればプロテインを混ぜるのもいいでしょう。飲みづらいプレーンタイプのプロテインでもおいしく飲むことができます。

シリアルをアサイージュースでパワーアップ

スーパーフードとして一躍注目をあびたアサイー、もうすっかり美容によいフルーツとして定着しましたよね。アサイーはポリフェノールや食物繊維を多く含んでおり、アンチエイジングやデトックスに役立ちます。

アサイー自体には酸味や甘みがないため、他のフルーツや食材との相性がよいです。フルーツや乳製品、豆乳を合わせてジュースやスムージーにするとおいしくいただけます。

朝、グラノーラなどのシリアルを食べている方も多いでしょう。このときアサイージュースをグラノーラにかければ、ハワイのデザート、アサイーボウルの完成です。グラノーラに使われるオートミールは、善玉菌のえさになる水溶性食物繊維が多く、腸内デトックス効果が高い穀物です。そのためアサイーとオートミールを一緒にとると相乗効果が期待できます。

アサイーは冷凍の果実やピューレ、フリーズドライ粉末などさまざまに加工された形で流通しています。自分のライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。もっともアサイー自体には味がないので、甘いアサイー加工品には要注意です。製品によっては大量の砂糖が添加されていることがあります。そうなるとダイエット効果はあまり期待できません。なるべく砂糖が入っていない商品を選ぶようにしましょう。

ケール入り青汁は定番だけどやっぱりすごい

健康食品の代表格ともいえるのが青汁です。ブームになったグリーンスムージーも青汁のバリエーションの一種といえるでしょう。

「野菜を1日350g、そのなかで緑黄色野菜を120gとりましょう」(※1)と、よく言われています。しかし自炊しているならともかく、外食が多かったりするとなかなか目標を達成するのは難しいでしょう。そこで青汁の出番です。不足しがちな緑黄色野菜の栄養を手軽に補えるのが青汁の魅力です。青汁の原料に使われる緑の葉野菜には、大麦若葉、小松菜、ケール、明日葉などがあります。なかでもケールは栄養価の高いものとして有名です。ケールはアブラナ科に属し、キャベツやブロッコリーの原種といわれている野菜です。ケールはビタミンやミネラル、葉緑素などの栄養素を含み、ガンや生活習慣予防にも効果的だといわれています。それだけに抗酸化作用も高く、美容面でのメリットも大きい野菜です。

ですから青汁を選ぶなら、ぜひケールを使ったものを選んでみてください。とはいえ、ケールは味に癖があるため、ケール単体の製品は美容・健康効果も高い代わりに、飲みにくいという欠点があります。その場合は大麦若葉など飲みやすい青汁を配合した製品を選ぶのがおすすめです。

またフルーツや豆乳、はちみつなどとミックスすることで飲みやすくなります。日常的に青汁を取り入れるなら、こうしたスムージーにアレンジしてみるとよいでしょう。手軽にできるものとしては、リンゴジュース割りがおいしいです。最初に取り上げたバナナ・牛乳のスムージーに加えるのも、癖を感じずに飲める組み合わせです。

・参考文献等一覧

※1厚生労働省ホームページ「健康日本21(栄養・食生活)」

http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/b1.html#A15

B/Hマガジン編集部

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