副作用はない！？誰でも飲める酵素ジュース
酵素ジュースは先ほど述べた通り、野菜や果物の自然の栄養素が基本的な成分となっています。ドリンクにもよりますが約60～120種類の酵素が配合されています。ダイエットや美容効果を高めたい人のための酵素ジュースには、さらにヒアルロン酸やプラセンタが含まれている場合もあります。
基本的に自然由来の天然成分が原料となっているため「副作用」の心配はありません。しかし美容効果の高い酵素ジュースの場合はヒアルロン酸などの栄養素が含まれているので、まれに「好転反応」と呼ばれる体の反応が起こることもあります。具体的には頭痛、便秘、眠気などがそうです。酵素ジュースを飲み始めて2、3日でこうした反応が起こることが多く、酵素ジュースの美容効果などに体が対応している様子なのです。そのため数日後には治まることが多いでしょう。
しかし妊婦さんや授乳中の女性の場合は、なるべく人工的なヒアルロン酸などが含まれていない天然成分の酵素ジュースを選びましょう。副作用や好転反応の心配はまずありませんが、それでも初めて飲む時に大量の酵素ジュースを飲んでしまった場合、下痢などの症状が起きることがあります。酵素ジュースを選ぶときは成分をよく確認し、正しい量を飲みましょう。そうすることでまず副作用の心配はありません。
妊娠中や授乳中の酵素ジュースもOK、けれど一応医師に確認を
酵素ジュースを飲用する人は、健康目的であったり美容目的であったりと理由は様々です。しかし特におすすめしたいのは、栄養が不足しがちな妊婦さんや授乳中の女性たち。赤ちゃんに栄養を与えなくてはいけない立場でありながら、つわりが酷かったり子育てに忙しかったりと、きちんと栄養を取れていない場合も少なくありません。
その点酵素ジュースは体に不足しがちな栄養素を簡単かつ効率よく摂取することができるので、妊婦さんたちにぜひともおすすめしたい栄養補助食品なのです。ジュースを飲用することで「デトックス効果(便秘の解消)」「冷え性の改善」「過度な体重増加を防ぐ」といった効果が期待できます。飲み続けることにより安産にも期待が出来そうですね。
また出産後の女性にもおすすめしたい酵素ジュース。授乳することで体の栄養素が奪われるため、授乳中の女性の体はとても食欲旺盛です。そのため出産後に10キロも増えたなんていう話も珍しくありません。酵素ジュースは少量飲むだけで満腹感が得られ栄養も豊富です。太ってしまった後ならダイエット目的で飲むのも良いですし、体重増加を防ぎながら授乳中の不足しがちな栄養も取ることができます。
しかし酵素ジュースによってはカロリーが高かったり、ダイエット目的だけの商品として売られている場合もあったりします。特に妊婦さんの場合は、医師に相談してから飲み始めたほうが安全でしょう。また妊婦さんによっては糖尿の血糖値が高かったり高血圧だったりする場合もあります。そうした方が飲む場合は、必ず医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
糖尿病などの持病がある人は酵素ジュースに要注意！？
酵素ジュースは基本誰が飲んでも大丈夫とお伝えしましたが、糖尿病や風邪などで体調が悪い人は飲用しないようにしましょう。
糖尿病はそもそも「糖分摂取を控えなくてはいけない」病気です。酵素ジュースはさっぱりとして甘みがない商品もありますが、主成分としては野菜や果物と「多くの砂糖」を合わせて熟成発酵して作られています。多くの砂糖を混ぜ合わせないとうまく熟成ができないほか、口当たりが悪く、とても飲めるような商品として売り出すことが出来ないのです。そのため糖尿病の人が酵素ジュースを飲用すると糖分を多く摂取することになり、リスクが伴うのでおすすめできません。
また風邪などを引いて体調が悪い時も、酵素ジュースはおすすめできません。体が弱っている時こそ栄養素が欲しいので、酵素ジュースは良いのではないかと考えてしまいますが、実は逆です。酵素ジュースに含まれるたくさんの栄養のせいで体が興奮し、熱があるときはますます体温が上がってしまったり、なかなか寝付けなかったりと、体を休めることが出来なくなってしまうのです。
体調が悪い時はしっかりと休息を取ることが一番。その日は酵素ジュースの摂取もいったんお休みして、しっかりと自分の体と向き合いましょう。そして体調が回復したときこそ積極的に酵素ジュースを摂取し、風邪を引かないような健康的な体を目指すようにしましょう。
