激しい運動はかえって脂肪が燃えにくい?
体重を落とすためには「摂取カロリー < 消費カロリー」という関係が成り立ちます。つまり、より多くのカロリーを消費することがダイエットにつながるのです。それなら「激しい運動をすればいい」と考えるのも自然の流れですよね。しかし、これは根本的な間違いだと知っておきましょう。
体内の脂肪を燃やすためには「有酸素運動」の働きが大きいといわれています。有酸素運動は、体内に酸素を取りいれながらゆったりした気分で行う運動になります。エアロビクスやウォーキング、ジョギングなどがあり、特別な道具を使わずに気軽にできるものが多くあります。
最近では、運動に必要なエネルギーを作り出すために酸素を使わない「無酸素運動」にも注目が集まっています。たとえば、500mlの水入りペットボトルを使ったダンベルや、スクワットなどの筋肉トレーニングなどがおすすめです。
大切なことは激しく運動しすぎないことです。体内に多くの酸素を取り込むと「活性酸素」が増えてしまい老化の原因にもつながりますので、くれぐれも注意しましょう。また脂肪を効率的に燃やすためには、無酸素運動をしてから有酸素運動をすることがポイントです。
コツコツ続けることがダイエットへの近道!
まず、体内の脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」があることを知っておきましょう。内臓脂肪は「ぽっこりお腹」に特徴があり、男性に多いといわれています。こちらは、比較的落としやすい点に特徴があります。一方、皮下脂肪は女性に多くみられます。全身の皮膚に付きやすく落としにくい性質があるため、少しやっかいな存在です。
その皮下脂肪を落とすためには、地道に続けることが大きなポイントです。「急がば回れ」といわれますが、遠回りとも思える努力の積み重ねがダイエットへの近道になるのです。そのためにも、先ほどお話しした無酸素運動や有酸素運動は1回きりで終わるのではなく、コツコツ続けることをおすすめします。
たとえば、ダンベルやスクワットは自宅でテレビを観ながらできますよね。ジョギングのために着替えるのが面倒なら、エレベーターを使わないで階段を上り下りするだけでもいいでしょう。大切なことは、自分のペースで無理なく持続することです。
また戸外を歩くときは、景色を楽しみながら歩いたり、音楽を聴きながら歩いたりするのもいいでしょう。コツコツ続けるためには、あまり深く考えないことも大切です。結果を急ぐのではなく、そこまでの過程を楽しむようにしましょう。なお、「毎日続けること」や「コツコツ続けること」が推奨されていますが、止むを得ない理由でできない日もあるかもしれませんね。そんなときは柔軟な対応を心掛けましょう。
せっかくの運動を台無しにするのは?
ダイエットを目指すためには「自分へのご褒美」も必要です。運動を頑張った後はお腹が空くことはよくあるため、ドカ食いする人やビールをグイッと飲む人もいるかもしれませんね。しかし、これらの行為はせっかくの運動を台無しにしてしまいます。運動直後にそういった行為をすると血糖値が急上昇するため、内臓脂肪の蓄積にもつながってしまうのです。もし、食事をするのなら運動前に済ませることをおすすめします。ただし、食事の直後にはジョギングなど激しい運動は避けることが大切です。もちろん、運動後に適度な水分補給が必要なことは知っておきましょう。
また、朝食前に短時間の有酸素運動を行うと新陳代謝アップにつながります。水分補給してから行うと、より効果が期待できます。バナナなどの果物を少し口にするのもいいといわれています。
健康的にダイエットする方法として、朝食代わりの「スムージー」も注目されています。こちらは、生の野菜と果物に水を加えて細かく砕いたものを飲むところに大きな特徴があります。この状態で体内に摂りいれることで、酵素の働きによるダイエットが期待されているようです。ただし、鮮度が重視されるスムージーをつくるのは大変ですよね。そこで、手軽に摂取できる「酵素サプリ」が注目されています。なお、酵素サプリを飲むのは、食べ物の消化が始まる前、つまり、食事前に飲むことが大きなポイントだといわれています。また、熱い飲み物や牛乳と一緒に飲むと酵素の働きが期待できなくなるようです。このようなことから、酵素サプリを摂取するときは水と一緒に飲むようにしましょう。
【引用元記事】
「500mlの水入りペットボトルを使ったダンベル」の数字
http://www.skincare-univ.com/article/008179/