ダイエットにも効果的なおつまみとは
ダイエット中はいろいろなものを控えなければいけませんよね。お酒もそのひとつで、ダイエットの効率を上げたいなら飲まないに越したことはありません。しかし長いダイエットの間、少しぐらいはお酒が飲みたくなるものですし、また付き合いや飲み会の誘いを受ければ飲まないわけにはいかないものでもあります。ストレスが付き物なダイエットにはお酒などのちょっとした刺激がオアシスになることも。そんなとき、ダイエットを妨げることなくお酒を楽しむために、飲み方にちょっとした工夫をしてみましょう。実際のところ、お酒を飲むこと自体がダイエットの大敵というわけではありません。アルコール自体は身体に吸収されることがほとんどないため、お酒そのものがダイエットの妨げになるとは考えづらいのです。むしろお酒よりもおつまみを食べ過ぎてしまうことの方が問題です。お酒を飲んで酔いが回ってくると、満腹を感じにくくなるため、ついついおつまみを食べ過ぎてしまいがちです。しかもお酒に合うおつまみは脂っこいものが多く、何気なくおつまみを食べている内にカロリーを摂り過ぎてしまっているということも良くあることです。ダイエットを続けながらお酒も楽しむためには、お酒と一緒に食べるおつまみの食材に気を付けましょう。たとえば、チーズや漬物などの発酵食品はお酒のお供としても相性が良いですし、しかもダイエット効果を高める働きもあるので、美味しさとダイエットという一石二鳥の効果を発揮してくれます。発酵食品は腸内環境を整えてくれる上に低カロリーでもあるため、ダイエットの妨げにならないどころか、むしろダイエットの効率を高めてくれることもあります。また、もう少しガッツリとおつまみを食べたいのであれば、焼き鳥などもお酒との相性が良い食材です。焼き鳥やお刺身にはタンパク質が豊富に含まれているので、代謝を促進してくれます。お酒を美味しく楽しむこともできる食材なので、ダイエット中のお酒のお供におすすめです。
相性抜群のワインとチーズ
ダイエットにお酒は禁物だとよく耳にするものですが、ワインなどのお酒はほとんど例外と言っても言い過ぎではありません。ワインにはポリフェノールが豊富に含まれていますが、ポリフェノールにはさまざまな健康効果があると言われています。たとえば老化の原因とされる活性酸素を抑制する抗酸化作用や、血圧の安定化、さらには抗がん作用などのいろいろな効果が期待できるのです。また、ワインはブドウから作られていることは既に周知のことでしょうが、ワインはそうしたブドウの健康的な成分をほとんど受け継いでいます。ミネラルやビタミンがたくさん含有されており、ワインそれ自体が健康的な食材の一つとも言えます。そればかりか、ワインから摂取されたポリフェノールなどの成分は、そのほとんどが体内に効率よく吸収されると言われています。他の食材に含まれるポリフェノールは体内にすべて摂取されるわけではないのですが、ワインの場合は他の食材と比べて成分の吸収率がとても高いようです。こうしたさまざまな健康効果のあるワインを、同じく栄養価の高いチーズと合わせることで、よりお互いの良さを惹き立てることができます。チーズは完全栄養食品とも言われているようにとても栄養価の高い食材です。ヨーロッパなどで昔から食されているチーズは、古くは重要なタンパク源として重宝され、肉類の代わりに摂取していたと言われるほど栄養成分が豊富に含まれています。前述のように発酵食品でもあるため、整腸作用がある点も良いところです。チーズには必須アミノ酸の一種であるメチオニンと呼ばれる成分が含まれていますが、この成分がアルコールの分解にも役立ってくれます。ワインとチーズの相性が抜群なのは、このようにお互いが高い栄養価を誇っているだけでなく、チーズがワインの摂り過ぎによる二日酔いや肝機能の疲れを取り除き、ワインの効能をサポートしてくれる効果があるからなのです。
二日酔い対策に！豆腐の効果とは
お酒を飲みすぎると、肝臓が大量のアルコールを分解することができなくなって、酔いが翌日まで尾を引くようになる二日酔いの状態になってしまうことがあります。頭痛や吐き気を伴うだけでなく、お酒の飲み過ぎによって肝臓にも負担がかかり、健康面の悪影響も小さなものではありません。もちろんお酒は飲み過ぎない方が良いですが、付き合いなどでついついお酒を飲みすぎて二日酔いになってしまったときはどうすれば良いでしょうか。二日酔いに良く効く食材などはたくさん紹介されていますが、豆腐も二日酔いの効果があるとされる食材の一つです。畑の肉とも呼ばれる大豆からできている豆腐にはタンパク質が豊富に含まれています。タンパク質はアルコールを分解する肝臓の機能を助ける働きがあるため、お酒のおつまみとして豆腐を食べることで二日酔いの予防に効果があるとされています。また、豆腐を食べる際は冷ややっこや味噌汁にして口にすることが多いでしょうが、その際の薬味や食材も二日酔い対策にとって大切な要素の一つです。たとえば冷ややっこの薬味としてネギやしょうがを食べると、それらに含まれるアリシンという成分がビタミンの吸収効率を向上させてくれます。ビタミンは二日酔いを改善する成分として良く知られていますが、豆腐と一緒にそうした薬味を食べることで二日酔い対策にもなるのです。味噌汁で豆腐を摂取する際も、二日酔いに効果的なタンパク質やミネラルが豊富に含まれる味噌と一緒に豆腐を食べることができるので、その効果をより高めることができます。このように、豆腐には二日酔いを予防する働きがあると同時に、冷ややっこや味噌汁などの具材として摂取しやすいという利点があり、二日酔い対策に最適な食材の一つなのです。
