アセロラはビタミンC豊富で美容効果も高いって本当?アセロラの気になる美容効果

アセロラはビタミンC豊富で美容効果も高いって本当?アセロラの気になる美容効果

アセロラは西インド諸島から南アメリカなどを原産とする、鮮やかな赤い色が印象的なサクランボによく似た果物です。アセロラドリンクなど加工した状態のものを目にすることは多いですが、果実を見たことがある人は少ないのではないでしょうか。
アセロラは大変痛みやすい果実のため日本では沖縄県以外では販売されておらず、完熟した実が流通することはあまりありません。そのため果物としてはやや認知度も低く、ジュースやキャンディーなどのフレーバーとして使われているもの、といったイメージが強いのではないでしょうか。 名前は知っているけれど「アセロラが大好き!」という人もあまり聞きませんよね。しかし、実はアセロラには驚きの美容効果が隠されていたのです。 今回は意外と知らない美容食品、アセロラの美容効果についてご紹介します。

アセロラに含まれる栄養素とは?

アセロラにはビタミンC・B1・B2・Eなど各種ビタミンが含まれており、特にビタミンCの含有量はレモンの18倍ともいわれています。「ビタミンCの王様」と呼ばれるほど圧倒的に多いビタミンCの含有量は、キウイやイチゴ、みかんなど、他の果物、野菜と比べても群を抜いています。


アセロラの原産地である西インド諸島や熱帯アメリカを始め、現在世界最大の生産地として知られるブラジルは亜熱帯気候や熱帯気候のため25℃から~32℃くらいの温暖な環境で生育します。そのため、紫外線から身を守るためにビタミンCを多く保有するようになったと考えられています。

見た目がサクランボと似ていることから同じバラ科の植物と思われがちですが、アセロラはキントラノオ科の常緑低木であり、熱帯・亜熱帯地方にしか分布していないため、元々日本にはキントラノオ科の植物そのものが自生していません。

昔からアセロラの産地である西インド諸島や熱帯アメリカでは健康維持に欠かせない食品として親しまれており、特にアセロラを珍重しているプエルトリコでは国外への持ち出し制限を行っているほどの貴重な食品として保護されています。

その他ブルーベリーやイチゴ、林檎などにも含まれるポリフェノールの1種であるアントシアニンも豊富に含まれており、ケルセチン、カリウム、葉酸、など体に良い栄養素をバランスよく含んでいます。

アセロラの驚きの美容効果!

アセロラに多く含まれるビタミンCはコラーゲンの生成に深く関与した栄養素で、コラーゲンの3重らせん構造を保つ重要な働きを担っています。そのため、ビタミンCが不足すると正常なコラーゲンの合成ができなくなり、お肌のハリや潤いが保てずしわやたるみの原因となることも。毎日の生活でビタミンCを摂取し続けていくと、肌のハリや弾力を取り戻せるとともに、しわを改善する効果が期待できます。

また、コラーゲンの生成を助けることで肌のターンオーバーも正常化し、毛穴を引き締め、代謝を促進する効果もあります。


紫外線が気になる時期でも、ビタミンCは日焼けの炎症ダメージと共に発生する活性酸素を除去し肌へのダメージを軽減する働きがあるため、日焼け後のお手入れ方法のひとつとしても効果的でしょう。

日焼け後シミができる原因は、チロシンという物質がメラニン色素を作り出すためです。ビタミンCの持つ還元作用と酵素阻害作用によってこのメラニン色素の生成を抑えることができるので、日焼け後のお肌の炎症やシミにも効果を発揮してくれます。抑制だけでなく、すでに色素沈着を引き起こしてしまったシミにも効果が期待できるのが、さらに嬉しいポイントですね。活性酸素を分解してくれるのでニキビの炎症にも効果を発揮します。


過剰な皮脂の分泌を抑え予防効果を発揮するとともに、ニキビ治癒後のニキビ跡の防止にも役立つでしょう。ビタミンCは美白・美肌を目指すなら欠かせない栄養素であり、効率よい摂取にアセロラは最適なのです。

まだまだある!アセロラの女性に嬉しい効果

アセロラの美容効果はそれだけではありません。ビタミンCについでアセロラに豊富に含まれる葉酸は、遺伝物質であるDNAやRNAを構成している核酸の合成、赤血球の合成、アミノ酸の合成やたんぱく質の生成、促進作用があります。妊娠中に欠かせないサプリとして人気なのはこのためです。葉酸が不足すると悪性の貧血・食欲不振・下痢などの症状があらわれます。


また、葉酸には皮膚粘膜の強化、口内粘膜の強化をしてくれる効果もあるので、口内炎や舌炎に悩んでいる人にもお勧めの栄養素です。水溶性のビタミンの1種なので過剰分は腎臓から体外に排出されるため、摂り過ぎる心配もありません。また、アセロラには体の中にあるナトリウムを排出し、むくみを予防するカリウムが含まれており、高血圧の予防にも役立ちます。カリウムは体に必要不可欠なミネラルの1種ですが、普段の食生活では不足しがちな栄養素のひとつです。カリウム不足になると脳卒中や骨密度の低下も引き起こすことが懸念されています。


続いて注目したいのがアントシアニンです。アントシアニンには目の網膜にあるロドプシンと呼ばれる目で物を見るためにかかせない色素体に直接働きかけ、生成を活性化させる働きがあります。ロドプシンが不足すると目がしょぼしょぼしたり物がぼやけて見えたりするので、即効性の効果があるアントシアニンの摂取は目の健康に広く役立ちます。

B/Hマガジン編集部

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