唇の乾燥を解消!原因と対策、効果的なリップケア方法を徹底解説 | B/H magazine

唇の乾燥を解消!原因と対策、効果的なリップケア方法を徹底解説 | B/H magazine

唇が乾燥してしまう原因と対策をご紹介!唇の乾燥原因や正しいリップケア方法をレクチャーします。さっそく実践してカサカサ唇とはサヨナラ。美しくうるおう唇にしましょう!

唇の乾燥を解消!原因と対策、効果的なリップケア方法を徹底解説

口元は、見た目の印象を大きく左右する重要なパーツですよね。
そんな唇は空気の乾燥する秋冬の季節や紫外線の強い夏の季節になると、

・唇がカサカサして治らない
・腫れて血が出たりとひどい状態
・繰り返し唇がひび割れる
・皮がむけてヒリヒリ痛い
・唇がガサガサして口紅が塗れない
・リップクリームを塗っているのにいつも荒れる

などのトラブルに悩まされることがあります。
乾燥しない美しい唇を保つためには、原因を知り、適切なケアと予防が大切です。

そこで今回は唇の乾燥の原因や、NG行動、そして改善するためのケア方法や対策についてご紹介させて頂きます。
是非この記事を読んで唇のカサカサとは無縁になって、美しくうるおう唇を手に入れてみてくださいね。

唇が乾燥する原因

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唇の乾燥する原因について詳しく見てみましょう。

唇乾燥の原因1:皮脂腺・汗腺がなく角層が薄いから

唇は、顔の他の部位よりもトラブルが起こりやすいパーツです。
それは、唇は皮脂腺や汗腺がなく角質層という水分を保持する層が薄いなどバリア機能が未熟だからです。
水分をためにくいだけでなく、中の水分は蒸発してうるおいが逃げやすい状態に常にあるため、空気の乾燥の影響を常に受けやすくなっています。
また唇はターンオーバーが早いので、角層を作るのが間に合わないずに水分が保てないこともあります。

唇乾燥の原因2:マスクが原因によるカサつき

マスクをすると、しっとりと保湿効果がある気がしますよね...。
しかしマスクの蒸れは唇をうるおす効果があるというわけではなく、返ってマスクを外したときに一気に水分が蒸発するので唇の乾燥を招いたり肌荒れの原因になってしまいます。
そしてマスクを着脱するときや、話をしているときなどに唇が動くことで、マスクの生地が擦れて摩擦が生じます。
その摩擦も外部刺激となり、唇のトラブルに繋がってしまうのです。

唇乾燥の原因3:そのほかの乾燥を引き起こす原因

唇は、あらゆる外部刺激に非常に弱いパーツです。
例えば、

・夏の強い紫外線や日焼け
・秋冬の乾燥した気候
・冷房や暖房などエアコンの温度や湿度
・食べ物、食生活
・使っている化粧品
・ホルモンバランスの乱れ
・ストレス

など、唇の乾燥には関係ないと思っているようなことも影響している場合が多いです。
他にも口呼吸をしていると風が当たって乾燥してしまったり、水分不足になっていると体の内側からうるおいが失われてしまうことが原因になる場合もあります。
そうならないようにするためにも日頃から鼻呼吸を意識し、喉が乾いたと感じるときには水分補給をしたりなど唇にうるおいを与えることが大切なのです。

唇の乾燥はどんな症状が出るの?

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唇の乾燥は、どのような症状が出るのでしょうか。
詳しく見てみましょう。

唇全体に炎症が起こり「口唇炎」になる

唇の乾燥は、口唇炎(こうしんえん)という症状が出ます。
口唇炎とは唇に炎症が起こることで亀裂や皮めくれができることで、そのように呼ばれます。
口唇炎になると唇全体が乾燥し、

・唇全体が真っ赤に腫れる
・皮がむける
・唇に亀裂が入って何度も割れる
・ブツブツやただれ、出血を伴う

などという症状が出てしまいます。
上口唇になることが多く、数日で完治する場合もあれば数週間経過しても直すことができないこともあります。
「なぜ長引くの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、口唇炎になる理由は口紅や紫外線、金属アレルギー、体調不良、気候、日焼け、リップや口紅などの刺激(かぶれ)、歯磨き粉、ウイルス、ダイエットや拒食症などによる栄養不足(B2やB6などの欠乏)、歯の噛み合わせ異常など多くの原因で乾燥を引き起こしているため何度も繰り返してしまったり長引くことがあるのです。

口角に炎症が起こり「口角炎」になる

唇の乾燥は、口角炎(こうかくえん)という症状が出ます。
口角炎とは、名前の通り唇の端っこである口角に炎症が起きてしまうことです。
口角炎になると唇全体が乾燥し、

・唇全体が真っ赤に腫れる
・皮がむける、かさぶたになる
・深く亀裂して何度も割れて痛みや痒みを伴う

などという症状が出てしまいます。
口角炎になる原因はストレスや疲労による免疫力の低下、唇などの化粧品による外部刺激、ビタミン栄養不足、唇と義歯の擦れ、唇を舐めてしまう癖など多くの原因で乾燥を引き起こしています。
口角部分が裂けていると、話したときや食べ物を食べるなどとしたときに何度も割れたり切れて痛みを伴うのが特徴です。

唇全体の「ひび割れ」

唇のひび割れは、気候や食生活、スキンケア方法の誤りなど、あらゆることが原因になっています。
最初は軽度のカサつきだけだったのに、どんどん荒れてパクッとひび割れてしまうこともあります。
秋冬の空気が乾燥する季節やストレス、唾液分泌の低下、ビタミンB2やB6などの栄養不足、カンジダ菌などの感染など多くが原因になっていることから、お風呂上がりにマッサージしながらこまめに薬用リップを塗ったりワセリンをつける、治療薬で唇の乾燥に有能な成分をつけてお手入れをするなどし、改善させましょう。

ヒリヒリと痛みを伴う「ただれ」

皮がむけてひび割れが悪化すると出血を繰り返します。
唇に水疱ができたり、かさぶたにもなるので長引くとピリピリとした痛みを伴ってただれてしまいます。

唇のターンオーバーを知っておこう!

ターンオーバーは細胞の入れ替わりのことですが、皮膚が28日程度のサイクルに対して、唇はわずか3〜4日ととても早いのが特徴です。
唇は肌よりも角層が薄く、皮脂腺・汗腺がありません。
これにより外部の影響を受けて、水分が保ちにくく乾燥しやすいのが弱点になっています。

しかしその分、ターンオーバーが早いことによって正しくケアすれば唇の乾燥やカサカサなどのトラブルの回復が早く効果を感じやすいのが特徴です。
そのため、唇の乾燥などのトラブルがあったら早めに対処することが大切です。

また唇が荒れているときには出来ませんが、軽い乾燥程度で気になるときには週1でリップスクラブを取り入れるのもおすすめ。
古い角質を優しく落とすことで、唇の状態を整えることができます。

唇の乾燥予防、改善の必需アイテムはリップクリーム!

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最近では、男性もリップクリームを持っている人が多くなってきましたよね。
口元はマスクを外したときに注目されるパーツでもあるので、唇の乾燥を予防したり改善するためにも「リップクリーム」を活用しましょう。

では、リップクリームはどうして唇の乾燥を防いでくれるのでしょうか。
また、どのようなリップクリームにすれば効果が得られやすいのか見てみましょう。

リップクリームは、どうして乾燥が防げるの?

唇は角質層が薄くて、皮脂膜もなく粘膜がむき出しになっています。
これにより、他の皮膚よりも様々な外部刺激で影響を受けて乾燥しやすくなってしまっています。
そこで活用できるのが「リップクリーム」です。
リップクリームを唇に塗れば、その油分によって唇の水分の蒸発を防いでくれるため乾燥を予防することが可能です。
リップクリームを使って唇と外気の間に油膜を作ることで、乾燥から唇を守ることができるようになります。

どんな成分が入っているリップクリームが良い?

リップクリームが唇の乾燥に効果的だと分かっても「どのような商品にすべきか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
リップクリームには、商品によって様々な成分が配合されています。それにより自分の唇の症状に合ったものを選ぶことが大切です。
ここからは各症状に適したリップクリームをご紹介していきます。

◆乾燥が気になるとき適したリップクリーム
乾燥が気になるときは、保湿成分を重視したリップクリームを選びましょう。
具体的には、グリセリンやヒアルロン酸ナトリウム、シアバター、ホホバ油、スクワランなどの保湿成分の入ったリップクリームを選ぶのがオススメ。
リップクリームの入れ物に高保湿、保湿力、うるおいたっぷり、はちみつ成分などといった記載のあるものを選んでみてください。
乾燥のかゆみに効くと言われるメントールは、刺激になることもあるので敏感肌の方は注意しながら使用してみてください。

◆炎症があるときに適したリップクリーム
皮がむけたり、荒れているときは集中補修のできるリップクリームを選びましょう。
具体的には、グリチルレチン酸(β-グリチルレチン酸)、ビタミンE誘導体(酢酸DL-α-トコフェロール)、グリチルレチン酸ステアリルなどといった抗炎症成分の配合されているものがオススメ。
抗炎症成分にさらに、ワセリン、オリブ油、シア脂、濃グリセリンなどが同時配合されているものにすると荒れている唇を治しながら、高保湿もできます。

◆ひび割れがあるに適したリップクリーム
唇のひび割れが気になるときには、アラントインなどの組織修復成分の入っているものを選びましょう。
またビタミン補給ができるナイアシンアミドや、血行促進効果のあるビタミンE誘導体、抗炎症成分のあるグリチルレチン酸などを活用すれば繰り返す荒れや皮むけを補修して高保湿に保ってくれるでしょう。

◆紫外線対策に適したリップクリーム
外出が多い方にとって、紫外線は気になる問題です。そんな時に活躍するのが、UVカット効果のあるリップクリーム。紫外線から唇を守りながら、デリケートな唇に潤いを与えてくれます。


・SPFやPA表示のあるリップクリームで紫外線対策
紫外線によるカサつきや炎症を予防
唇の皮膚は薄く、皮脂分泌が少ないため外部刺激に弱い

・使用シーンに合わせたSPF値を選ぶ
毎日の紫外線対策: SPF20程度
アウトドアや海での使用: SPF50程度

・効果を発揮させるためにこまめな塗り直しを
水分や汗で落ちやすい状況では、頻繁に塗り直すことが重要

・顔全体の紫外線対策も忘れずに
帽子や日傘を併用することで、唇だけでなく顔全体の紫外線対策が効果的

紫外線対策を怠らず、健康的で美しい唇を保ちましょう。

◆血色感が気になるときに適したリップクリーム
オシャレしてお出かけがしたいときや、血色感が気になるときには、色付きのリップクリームを選びましょう。
色付きのリップクリームがあれば、口元を明るくしてオシャレに演出してくれるだけでなく、唇のうるおいも手に入れることができます。
色付きのリップクリームを選ぶときには、自然由来成分のものにしたり美容液成分、保湿成分が同時配合されているものがオススメ。
ただし色付きリップクリームは、色素成分や着色剤が使用されている場合もあるため、就寝前にはクレンジングで優しく洗い流しましょう。

症状がひどいときは医薬品のリップクリーム

症状がひどい場合は、ドラッグストアや薬局で販売されている医薬品のリップクリームを使いましょう。
医薬品のリップクリームは、口角炎や口唇炎などの症状にも効果が期待できるリップクリームです。
パッケージに医薬品と記載されているもので、使ってみてください。
リップクリームを使っても改善しない場合や悪化するときには、皮膚科医で相談して治療を受けましょう。

唇の乾燥にワセリンは良いの?

唇の乾燥には、ワセリンの保湿もオススメです。
ワセリンは全身に使うことができ、塗ると肌の水分の蒸発を防げるので、外部刺激から肌を守りたいときに活用できます。
全身に使うのであれば容器に入っている大きめのワセリンが使えますが、唇のみに使うのであればチューブタイプのリップクリームにすると皮むけやひび割れなどといった乾燥を防ぐことができるでしょう。

リップクリームの正しい使い方で美しい唇を手に入れよう!

リップクリームは唇の乾燥対策に欠かせないアイテムですが、効果が出ない場合は使い方に問題があるかもしれません。リップクリームの効果を最大限に引き出すための正しい使用法を学びましょう。

◆塗り方のポイント
・食べ物や飲み物の汚れやメイクを落とした清潔な唇に使用することが大切。
・縦じわに沿って上下に優しく塗ることで、シワの奥までしっかり塗り摩擦を避けられます。

◆乾燥対策としてのリップクリームの使用頻度
・乾燥が気になるときに適宜塗るのが良い。
・1日4〜5回程度を目安に塗りましょう。
・開封後半年以内に使い切ることが望ましい。


◆さらなるケア方法
・リップクリームを塗った後にラップをのせてお風呂に入ると、蒸気で古い角質を柔らかくする効果が得られます。
・こまめな水分補給や室内の加湿も意識すると唇の潤いをキープできます。

これらのポイントを押さえたリップクリームの使用法で、美しい唇を手に入れましょう!

唇を乾燥させるNG行為と注意点!

唇は、普段から以下のような癖や行動に気をつければ乾燥から防ぐことができます。

唇はなめない

唇をなめる行為は乾燥を招きやすくしてしまうため、なめないようにしましょう。
特に食事中は、無意識にしてしまうこともあるため注意しなくてはいけません。

唇は噛まない

唇は刺激に弱いです。
特に癖で唇を噛んでしまう人は、乾燥やダメージに繋がってしまいます。

唇を手で触らない

デリケートな唇を触ってしまうと、刺激になってしまいます。
手で触ってしまうと、乾燥を進めてしまうので気をつけましょう。

唇の皮をむかない

唇の皮が出ていると気になってしまいますが、皮をむくのはNGです。
傷を深くして出血するなど悪化させてしまう可能性もあります。

ティッシュなどで唇をこすらない

ティッシュなどで唇をこするのも乾燥をさせてしまうので、こすらないようにしましょう。

口紅を塗る前の準備とは?

新しく購入したせっかくの口紅でオシャレしたくても、乾燥が原因で口紅がガタガタになってしまうのは残念ですよね。
そういったことを避けるためには、日頃からリップクリームを活用して保湿をしておくことが大切です。
そして、口紅のノリを良くするためにもメイク前のスキンケアの一環としてリップクリームを使いましょう。
口紅を塗る前にもリップクリームを使っておけば、コンディションを整えられますよ。

またメイク後の落とすときには、口紅が残っていると乾燥の原因になってしまいます。
ティントなどの落ちにくいリップはティッシュなどで擦ってしまわずにポイントメイクリムーバーなどを使ったコットンで優しく拭き取りましょう。

唇の乾燥のまとめ

唇は、皮脂腺や汗腺がなく角質層という水分を保持する層が薄いなど乾燥しやすい部位になっています。
他にも化粧品や紫外線、エアコンなどの外部刺激によっても乾燥しやすいです。
そのため唇の乾燥に悩んでいる場合は、高保湿のリップクリームを使って正しくケアしましょう。

また日々の生活で健康を維持することが、唇の乾燥対策になります。
胃腸の調子が悪かったり免疫力が下がっているときにも、唇が乾燥しやすくなるなど体の内側からくる不調が原因になっていることもあります。
唇の乾燥になってしまわないようにするためにも、質の良い睡眠をとって常に免疫力を上げておけばターンオーバーも整い乾燥対策にも繋がります。

唇の乾燥にまつわるQ&A

唇の乾燥にまつわるQ&Aをまとめます。

唇はどうして乾燥するのか?

唇は皮脂腺や汗腺がなく角質層という水分を保持する層が薄いなどバリア機能が未熟です。
水分をためにくいだけでなく、中の水分は蒸発してうるおいが逃げやすい状態に常にあるため、空気の乾燥の影響を常に受けやすくなっています。

リップクリームを塗っても乾燥する理由は?

リップクリームは成分によって、荒れや乾燥、縦じわ、くすみなどを改善する効果があります。
しかしリップクリームを塗っても乾燥するときは、適宜塗れていなかったり、擦ったり触るなど口元の癖がある場合も考えられます。
もしも症状がひどい場合は、ドラッグストアや薬局で販売されている医薬品のリップクリームを使いましょう。

リップクリームはどんな成分が良い?

皮膚が薄くて乾燥を引き起こしやすい唇をしっかりうるおすためには、グリセリンやヒアルロン酸ナトリウム、シアバター、ホホバ油、スクワランなどの保湿成分の入った保湿力が高いリップクリームにしましょう。
保湿力の高いものを選べば、油性の保湿成分が唇をうるおしてくれるので乾燥や縦じわなどといったトラブルを予防してくれますよ。

効果のあるリップクリームの使い方は?

リップクリームを塗るときにはムラつきや効果が弱くなってしまわないようにするためにも、食後の口の汚れやメイクの汚れを丁寧に落としてから清潔な唇に使いましょう。
塗り方は、横ではなく縦じわに合わせて上下方向に優しく塗るのがコツです。

ワセリンを塗っても良い?

唇の乾燥には、ワセリンの保湿もオススメです。
ワセリンは全身に使うことができ、塗ると肌の水分の蒸発を防げるので、外部刺激から肌を守りたいときに活用できます。

B/Hマガジン編集部

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