美容効果抜群!カラダにも美味しいグレープフルーツのお話

美容効果抜群!カラダにも美味しいグレープフルーツのお話

柑橘類の中でも1年中手に入りやすいグレープフルーツは、毎日の果物補給にぴったりです。しかもグレープフルーツにはビタミンCなど美容に役立つ成分もたくさん含まれています。 さらにバナナなどにくらべてカロリーや糖質も控えめなので、ダイエット中の方でも安心して食べることができますよ。今回は、そんなグレープフルーツの魅力をご紹介します。

グレープフルーツの凄すぎる美容効果とは?

グレープフルーツには、美肌にもダイエットにも効果的な成分がたくさん含まれています。

まず特筆すべき成分は、ビタミンCです。ビタミンCは肌のターンオーバーを促進し、同時にメラニン色素の生成を抑えてくれるため、シミの予防や改善に役立ちます。また肌荒れなどの原因になるストレスを軽減し、コラーゲンの生成を助ける効果もあります。1日に必要なビタミンCは成人男女で100mg、妊婦では110mgといわれています。グレープフルーツには可食部100gあたり75.6mgのビタミンCが含まれています。


グレープフルーツ1個あたりの可食部は200gほどなので、グレープフルーツを1個食べるだけで1日に必要なビタミンCがまかなえてしまう計算です。水溶性であるビタミンCは多めに取っても尿として排出されてしまうため、毎日補う必要があります。

同時に不足しやすい栄養素でもありますので、それを手軽に補給できるグレープフルーツはありがたい存在ですね。そのほかにも、ビタミン類としては、エネルギー代謝などに関係するビタミンB群も含まれています。

またグレープフルーツには、デトックスに必要なカリウムや水溶性食物繊維も豊富です。そのためダイエットの敵である、むくみや便秘の解消に有効です。なお水溶性食物繊維であるペクチンは房の薄皮や白い筋の部分にたくさん含まれているので、できれば薄皮ごと食べるのがベターです。


さらにグレープフルーツの美容効果は、香りにも関係しています。グレープフルーツの香りの成分であるリモネンやヌーカトンには、代謝をアップさせる効果があるのです。脂肪の燃焼を促進してくれるので、ダイエット中の方にとっては強い味方です。また、グレープフルーツの香りにはダイエット効果だけでなく、抗うつ作用やリフレッシュ効果があることも分かっています。

ですから、疲労やストレスがたまっていたり、気分が落ち込んだりしているときにグレープフルーツのアロマオイルを焚くと、心の安定に役立ちます。甘くすがすがしい香りで、美容の敵であるストレスを撃退できますよ。

グレープフルーツはこんな食べ方がオススメ!

ビタミンCは加熱すると、酸素と反応して壊れやすくなってしまいます。ですからグレープフルーツでビタミンCを補給したい場合は、なるべく生で食べるのがおすすめです。そのまま食べるのはもちろん、半分に切って蜂蜜やブランデーを果肉に垂らすとオシャレなデザートになります。


またジュースやスムージーに入れるのも良いでしょう。グレープフルーツに含まれるビタミンCは、タンパク質とともにコラーゲンの材料になります。ですから、スムージーを作るときには、ヨーグルトや豆乳などのタンパク源と合わせるとより美肌効果の高いスムージーができます。そのほか、爽やかな酸味を活かして、お酢代わりにドレッシングに入れても美味しく仕上がりますよ。


ちなみに、食べる時間については午後から夜がベストです。それは、グレープフルーツを含む柑橘類には、ソラレンという物質が含まれているためです。ソラレンには光毒性があり、これを摂取した状態で紫外線に当たると、肌にシミができやすくなってしまいます。ソラレンは摂取してから2時間程度で皮膚の表面にいきわたり、7時間ほど効果が持続すると言われています。ですから、ソラレンを含むグレープフルーツは朝に食べるには不向きな果物なのです。


したがって美肌のためには、日差しが弱まってくる午後3時以降から夜にかけて食べるのが一番良いということになります。幸い、100gあたり38kcalとカロリーが低めなので、おやつや夜のデザートに食べても太りづらいです。

お薬との飲み合わせには注意が必要

高い美容効果の期待できるグレープフルーツですが、1つ弱点があります。それはある特定の薬との相性が良くないということです。これはグレープフルーツに含まれているある種のフラボノイドが、薬を代謝する酵素の働きを抑えてしまうためです。そのため、こうした薬を服用中の方がグレープフルーツを食べてしまうと、薬の効果が弱くなる、副作用が強く出るなどしてしまいます。


グレープフルーツとの相性が悪い薬はいくつかあります。その代表が、カルシウム拮抗剤です。これは高血圧や狭心症に使われる薬ですが、グレープフルーツと一緒にとると血圧を下げ過ぎてしまいます。そのため身体がふらついてしまったり、頭痛などを引き起こしてしまったりする危険があるのです。

そのほか、抗てんかん薬やスタンチ系の高脂血症の治療薬、抗生物質など、相性の悪い薬がいくつもあります。生の果実だけでなく、ジュースなどの加工品であっても、飲み合わせに関する危険度が下がることはありません。したがって加工品を含めて、摂取には注意が必要です。


もし医師に処方してもらっている薬がある場合は、あらかじめ飲み合わせなどを相談してみるのがおすすめです。飲み合わせが悪い薬があったら、服用中はグレープフルーツの摂取は避けましょう。

B/Hマガジン編集部

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