どんな美白効果を期待するのか、まずは自分の肌を知ること
美白と一口にいっても実にさまざまなものがあります。そのため、自分の肌を知りどうなりたいのかのイメージを育むことが大切です。日焼けしてしまった肌を元の通りの色に戻したいのか、シミやソバカスを薄くしたいのか、またはそれらを予防したいのかによって、使用する化粧水を変える必要があります。まずは自分の肌をじっくりと観察してみましょう。
顔が体と比べてトーンが低くなっている場合は、日焼け止め効果がある美白化粧水や、体と同じ肌の色に戻すものを選ぶと良いでしょう。シミやソバカスが気になる場合は、効率的に薄くする成分が入った化粧水を購入してください。
また、乾燥肌かどうかによっても化粧水の選び方を変えることが大切です。シミやソバカスを薄くする化粧水の中にはピーリング作用を持つものもありますが、乾燥肌の人がピーリングをし過ぎてしまうと紫外線によるダメージを受けやすくなり、かえってシミやソバカスができやすい肌になってしまうことがあります。乾燥肌の人はピーリング作用があるものではなく、保湿成分がたっぷりと含まれた美白化粧水を選ぶようにしましょう。
信頼できる「美白成分」が含まれているか
美白化粧水を購入する時のポイントのひとつに、きちんと成分表を確認するということが挙げられます。美白と書かれている化粧水の中には、自分が欲しい美白成分と、あまり必要がない成分の2種類が存在しています。どのような美白効果を期待するかで必要な成分が違ってくるので、間違えたものを買ってしまわないように、ボトルの裏などに書かれている成分表は見ておきましょう。
もしもシミを予防したい場合は、「アルブチン」「α‐アルブチン」、及び「トラネキサム酸」「m-トラネキサム酸」が含まれているものを購入しましょう。
シミを薄くしたいなら「プラセンタエキス」が含有されているものが効果的です。薄くしつつも予防したい場合にはビタミンC誘導体が入っているものを選ぶことが重要で、成分表には「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)」「リン酸アスコルビルMg(APM)」などと書かれています。
このようにシミをひとつ取っても目的によって必要な成分が異なるので、化粧水の選び方は柔軟に変えなければなりません。
また、多少刺激が強めですが「ハイドロキノン」はその他の美白成分よりも10〜100倍も高い効果を示すといわれているので、試してみるのも良いかもしれません。
しかし、敏感肌の人が美白化粧水を使用する場合、低刺激のものを選ぶ必要があります。美白成分はハイドロキノンのように刺激が強いものもあるので、低刺激と書かれているものや「セラミド」「ヒアルロン酸」などの保湿成分が入っているものを買うようにします。
妥協せず比較してマイベストを選ぼう
どの美白化粧水が自分に合うかは、実際使用して時間が経ってみないとわからない部分も多いことでしょう。大切なことは、安易に妥協して自分に合わないものを使い続けないことです。じっくりと吟味し、比較と観察を繰り返しながら自分にぴったりのものを見つけるまで諦めてはいけません。
また、美白用の化粧水を選ぶ際には、美白効果の他にも、テクスチャーや香りなど美白とは直接関係のないものも考慮に入れることがポイントです。無香料のものを普段つけている人が微香のものをつけ始めると、だんだんとにおいによるストレスがたまってくる可能性があります。
化粧水は毎日顔につけるものなので、極力ストレスを感じないものを見つけ出しましょう。もうひとつの重要なことは、美白化粧水を選ぶ際は価格帯に気をつけることです。せっかくいろいろとテストをして自分に合うものを見つけたとしても、買い続けていけないほど高価なものでは意味がありません。背伸びせずに自分に適した価格の中から選ぶと良いでしょう。
一方、体の外側からだけではなく、内側からも美白を作ることができます。例えばビタミンCには美白効果があるので、野菜やフルーツを積極的に食べることでシミやソバカスの原因となるメラニンの生成を抑えたり、無色にしたりできます。また、食品だけではなく、酵素サプリメントの中にも美白効果が高いものもあります。外側からは美白成分入り化粧水を、内側からは野菜やフルーツ、酵素サプリメントなどを飲んで、ダブルで美しく透明感のある肌を作っていきましょう。