あなたが悩まされている「むくみ」の原因を知ろう
まず、むくみの原因はご存知ですか？むくむ場所によってもその原因は違ってきます。例えば、足の場合は夕方になってくるとむくんでしまうという人が多いですが、これは血液が足から心臓に戻ってくる静脈やリンパがスムーズに流れることができず、本来なら溜まることなく戻る水分がそのまま足に留まってしまい引き起こされます。
また、朝、起き抜けに顔がむくんでいる場合は、普段は高いところにある頭部が足と同じ高さに来たことで水分が頭部にも流れこんでしまい、起きてからしばらくも留まり続けている状態です。健康な人なら起きてしばらくすると水分が流れスッキリとしたフェイスラインに戻るはずですが、リンパや血管の流れが悪いとむくんだ状態が継続してしまいます。
これらの原因の根源には運動不足や、ビタミン・ミネラルなどの栄養不足が関係していています。特に塩分が多いものを食べるとそれを体外に排出するためのカリウムが多く必要になりますが、摂取量が不足すると水分は体内に留まり続けてむくみとなってしまうのです。さらに塩分だけでなく甘いものの摂り過ぎも主に下半身のむくみの原因となります。
糖分は血管の中をドロドロにしてしまうため、そうなると静脈の中でなかなか心臓に返りづらい状態になってしまいます。月経のある女性の場合は、月経前は特に血液がドロドロになってしまいむくみを強く引き起こしてしまいます。この理由から糖分は控えたほうがよいとされています。
むくみを改善する栄養素＆おすすめの食べ物とは？
そんな美容の大敵であるむくみを改善するために必要な栄養素はカリウム、サポニン、ビタミンB群、カリウム、クエン酸です。
カリウムには塩分を体外に排出するだけでなく、体内の水分量のバランスを保つ働きがあります。カリウムを多く含むオススメの食べ物はバナナとトマトとアボカドです。これらはカリウム以外にも美容に効き目のある栄養素が多く含まれており、女性の好きな食材なので楽しく食べられますよね。
そして、排尿を促すサポニンは美容と健康の大敵である悪玉コレステロールも排出してくれます。きゅうりやスイカなどに多く含まれています。
さらにビタミンB群の中でも糖質の分解を助けて血液をさらさらにし、体のエネルギーも活性化するビタミンB1はむくみを解消するためには欠かせません。豚肉やにんにくに多く含まれているので、お料理するときに取り入れやすいですよね。
また、ホルモンバランスを整えることにより月経前のむくみを軽減する作用のあるビタミンB6もオススメです。これは赤身魚に多く含まれているため、刺身や煮魚、焼き魚としてたくさん食べることができます。
そして、レモンなど柑橘系の果実やお酢、梅干しなどに含まれるクエン酸は糖分をエネルギーに変換する働きがあるため、甘いものが好きな人には特におすすめです。
効果をアップさせる好相性の食べ合わせを意識しよう
むくみに効果的な食材はそのまま単体で食べても効果はありますが、栄養素と栄養素が互いに体内への吸収を促し合う場合、その効果はさらに大きくなります。この性質を利用した食べ合わせの中でも、まずは豚肉とニンニクと大根おろしがおすすめです。豚肉とニンニクにはビタミンが豊富に含まれておりむくみの解消を助けてくれますが、大根おろしにはジアスターゼという消化酵素が含まれているためにこの消化吸収を早めてくれます。
さらに、アボカドとまぐろの刺身という女性に人気の食べ合わせも実はむくみ解消という点で非常にオススメなのです。これはアボカドに含まれるカリウムやビタミンEがむくみの解消に一役買い、ビタミンB6が多く含まれるカツオを食べることで血行を促進します。血行促進した場合、血液の循環がよくなるためにむくみが効率よく解消されます。
むくみが強く現れる人の特徴として野菜不足が挙げられますが、そういう自覚がある人は多くのビタミンやカリウム、カリウム、マグネシムを含む白菜をキムチとして摂取するようにしてみてください。白菜にはこの他にも不足すると代謝の低下や貧血になってしまう必須栄養素であるモリブデンが含まれています。キムチとして摂取することにより発酵物質が腸内の環境を整えて大腸を中心に便通や水分の流れをよくします。また、辛味成分であるカプサイシンが体の代謝を促し、白菜に含まれるカリウムとタッグを組んで体外に水分を効率よく排出してくれます。
多くの栄養素を摂取するよう心がけることは、特に忙しい人にとっては大変なことですが、きちんと意識してむくみに効く栄養素を摂取することを続けていくと、必ずむくまない体を手に入れることが可能です。
