乳酸菌をとりすぎるとどうなるの？
健康のことを考えて、乳酸菌を多く含むヨーグルトや飲料などを積極的に摂取している方も多いのではないでしょうか。中でもヨーグルトは口当たりも良く、そのまま摂取するのはもちろんお菓子作りにも使用することが多いです。カロリーも比較的低いので、ダイエット中のデザートとしても人気が高いといえます。
しかし乳酸菌をとりすぎた場合、体にどういう影響を及ぼすか考えたことがあるでしょうか。結論からいうと、乳酸菌を大量に摂取しても問題はありません。
一般的に、乳酸菌は便として日々排出されているからです。ただし、胃腸が弱い方に限ってはたくさん乳酸菌を摂取することで下痢や腹痛の症状が出ることがありますので、注意が必要です。
乳酸菌の大量摂取について大きな問題はありませんが、商品に含まれている他成分にも注目しなければなりません。ヨーグルトや乳酸菌飲料には、多くの糖分が含まれていることがあります。それが原因でコレステロールや体重の増加も考えられますし、虫歯になるリスクも高くなるわけです。
ですから、ヨーグルトや乳酸菌飲料のとりすぎも禁物といえるでしょう。乳酸菌は不足させない程度に摂取することが大切なのです。
腸内環境を整える3つのメリット！
腸内環境を整えるとさまざまなメリットがありますが、特に嬉しいメリットを3つ挙げましょう。
1つ目は「免疫力アップ」です。腸内環境に問題があるとウイルスが体内に入り込みやすくなりますが、免疫力が高くなることでウイルスが阻止されます。結果、風邪やインフルエンザ、感染病を防ぐことができますし、アレルギー症状などの緩和も期待できます。
アレルギー症状は、善玉菌・悪玉菌のバランスが乱れることで傷ついた腸壁に、アレルゲンが侵入し症状を引き起こします。特にアトピー性皮膚炎はその傾向が強いとされていますが、善玉菌を増やすことで症状の緩和に繋がるのです。
2つ目は女性に嬉しい「美肌維持」です。腸内環境が整うと体内から毒素が排出されやすくなり、血流が促進されます。肌にもきちんと栄養素が届けられるので美肌が作られるというわけです。仮に肌荒れやくすみ、ニキビ・吹き出物が現れたときは、腸で悪玉菌が増加していることも考えられます。善玉菌を増やすことで腸が健康になり、栄養もしっかり吸収できるようになるので美肌を保ち続けることが可能になります。
3つ目は「便秘と冷えの改善」です。善玉菌が増えることで、胃腸の働きが活発になるため便秘の改善に繋がります。また、同時に腸内の血管も便やガスによって圧迫されなくなるので、血液の流れもスムーズになり手足の冷えも改善されるのです。このように腸内環境が整うことにより、体全体の健康もキープしやすくなるでしょう。
お手軽食材の「ヨーグルト」は選び方が大切
腸内環境を整えるためにヨーグルトをとりいれる場合は、選び方にも注目しましょう。善玉菌を増やすためには、乳酸菌やビフィズス菌を大量に含んだものが効果的です。乳酸菌やビフィズス菌は「生きたまま腸まで届けること」が大切なので、それに重点を置いている商品を選ぶことがポイントとなります。
まず、善玉菌を増やすという点でおすすめしたいヨーグルトに「プロバイオティクス」があります。プロバイオティクスとは、体内に良い環境をもたらしてくれる細菌のことです。分かりやすくいえば、ビフィズス菌や乳酸菌といった善玉菌を指します。
しかし、プロバイオティクスの中にも、胃酸や胆汁酸に弱いものが存在するので、生きたまま腸まで届くタイプの商品を選ぶことが大切です。
また、このタイプのヨーグルトは胃酸で効果が薄まらないよう食後に摂るのが理想とされています。さらに、食物繊維やオリゴ糖と摂取することで、より乳酸菌の効果を高めることが期待できます。簡単に良いものを選びたい場合は「特定保健用食品」が良いでしょう。
トクホと呼ばれる特定保健用食品は、消費者庁が保健効果や安全性などについて審査し、承認した食品のことです。ですから、ヨーグルトなら腸内環境を改善することが可能な商品だと認められているというわけです。トクホの中でも人気なのが、森永乳業の「ビヒダスBB536プレーンヨーグルト」です。森永乳業が発見した「ビフィズス菌BB536」が100gあたり20億個以上も含まれています。腸内環境を良好に整えるのに相応しいヨーグルトといえるでしょう。
また、同じ森永乳業から「ビヒダスBB536」というサプリメントも発売されています。150億個もの生きて腸まで届くビフィズス菌が、1日分2カプセルで簡単に摂取できるのです。ヨーグルトだけでなくサプリメントでも補うことで、腸内環境も整えやすくなるでしょう。
