花粉症にも種類がある!あなたのタイプは?
花粉症というとスギ花粉症が真っ先に思い浮かびますが、スギ以外にも花粉症を引き起こす植物はたくさんあります。その種類は60種類以上もあると言われ、地域や時期によって飛ぶ花粉の種類も違なるのです。また季節も春先だけでなく、花粉症を引き起こす代表的な植物には次のようなものがります。
・スギ
花粉症を引き起こす代表的な樹木です。2~4月にかけて花粉の飛散量が増えます。
・ヒノキ
3~5月にかけて花粉の飛散量が増えます。スギとヒノキのアレルゲンは共通しており、スギ花粉で症状が出る人はヒノキ花粉でも症状が出やすくなります。
・ハンノキ
低地や湿地に自生する樹木です。公園などにも植えられており、1~4月に花粉が飛散します。花粉の飛散時期がスギと重なるため、ハンノキの花粉症であってもスギ花粉症と間違われることがあります。ハンノキ花粉症になる人のうち一定割合の人が口腔アレルギー症候群 (OAS) で、リンゴなどの果物を食べると舌や咽喉にアレルギー症状を起こします。
・カモガヤ
イネ科花粉症の中でも代表的な植物です。花粉が飛散するのは5~7月で、スギ花粉症が終わった後で花粉症の原因となります。スギ花粉症の人は、カモガヤでも花粉症になりやすいと言われています。
・シラカンバ
北海道に広く分布し、本州でも中部・東北に分布しています。4~6月に花粉が飛散します。ハンノキ花粉症と同様に一定割合の人が口腔アレルギー症候群 (OAS) になります。
花粉症を緩和させたいなら、この乳酸菌に注目
乳酸菌には200以上の種類があり、その効果もそれぞれ違ってきます。花粉症の症状を緩和させるためにおすすめの乳酸菌を紹介します。
・フェカリス菌
花粉症対策に効果的と注目されている乳酸菌です。免疫機能を高める働きが強く、継続的に摂取することによって鼻詰まりや目のかゆみが改善されることが明らかになっています。乳酸菌というと生きたまま体内に取り込むのが重要と考えられてきましたが、フェカリス菌は死滅した状態でも効果があるため新型乳酸菌とも呼ばれて、加熱殺菌も可能なのでさまざまな食品に用いられているのです。
・kw乳酸菌
免疫機能を高めてバランスを整える働きがあるので、花粉症の症状の緩和に効果があると言われています。kw乳酸菌を継続的に摂取することで、アレルギー症状の原因であるIgE抗体が減少されることが明らかになっています。kw乳酸菌には強い耐酸性があり、生きたまま腸に届けることができます。ヨーグルトやサプリメントがあり、花粉症の症状を緩和させたい方におすすめです。
・L-92乳酸菌
ヒト由来の乳酸菌で花粉症などのアレルギー症状に効果のある乳酸菌として知られています。Th1細胞とTh2細胞の二つの免疫細胞のバランスを整え、花粉症などの症状を緩和すると言われています。継続的な摂取で鼻詰まりや目のかゆみなどの症状が改善されることが明らかになっています。ドリンクタイプやサプリメントがあり、花粉症の症状を緩和させたい方におすすめです。
乳酸菌を効果的に摂取するおすすめの方法
花粉症に効果のある乳酸菌であっても、食べてすぐに鼻詰まりや目のかゆみなどの症状が緩和されるわけではありません。乳酸菌を摂取して花粉症の症状を緩和させるためには、腸内の環境を変えて体質改善する必要があります。腸内の環境を変えるためには約2週間程度かかると言われ、そのため最低でも2週間は継続して乳酸菌を摂取しなければなりません。
花粉症の時期になってから、慌てて乳酸菌を摂取してもすぐに効果は期待できないのです。少なくとも花粉症になる時期の1カ月ぐらい前から、毎日乳酸菌を体内に摂り入れることが、症状の緩和につながります。腸内環境を改善するには一度にたくさんの乳酸菌を摂取する必要はありません。毎日少しずつ新しい乳酸菌を補充してあげることが大切なのです。花粉症におすすめの乳酸菌が入った商品には様々な物がありますが、お好みのものを生活の中に上手に取り入れて、毎日乳酸菌を摂取しましょう。
・ヨーグルト
体に良いと食べ始めても、数日で終わってしまうのはよくあるパターンです。朝食や夕食後のデザートとして摂るなど、毎日の食事に取り入れて習慣化しやすいようにしましょう。
・ドリンク
乳酸菌ドリンクもヨーグルトと同様に、毎日時間を決めて摂るのが長続きさせるコツです。買い忘れて切らしたりすると途中でやめるきっかけになりますので、ある程度まとめ買いしておくのが良いでしょう。
・サプリメント
サプリメントであれば手軽に持ち運べるので、職場や出先などいつでもどこでも乳酸菌を摂取することができます。ヨーグルトやドリンクのように買いだめする必要もなく、冷蔵庫に保管する必要もありません。乳酸菌を継続して摂取するための方法としては、一番手軽でおすすめと言えます。