シミの種類を知り、自分に合った方法を探る
シミは、紫外線によってメラニン色素が過剰に生成され、それがターオンオーバーで上手く排出できなかった時に色素沈着し、そのまま肌に残ってしまったものとして知られています。
しかし、原因はそれだけに限りません。体調やホルモンバランスの関係、洗顔時の摩擦など、シミとなる可能性のある要因はさまざまです。一言でシミと言っても、紫外線の影響によってできる老眼性色素班は、あくまでも最も一般的に知れ渡っているものになります。
他にも、斑点が顔全体に広がっている雀卵斑、30代や40代の女性がなりやすいと言われており、目尻の下や額などにできる肝斑、老人性色素斑をケアせずに放置し続けたことによってイボのように隆起してしまう脂漏性角化症など、シミには多数の種類があるのです。
シミになる細かな原因はそれぞれ異なりますし、種類によってはまず治すことが困難なものもあります。
レーザー治療を施さないと治せないもの、日頃のケアや生活習慣の見直し、美容サプリの服用によって改善できるものなどさまざまです。どんな風に改善するべきかを知るためにはまず、自分自身の肌にあるシミがどんな種類に該当するのかを判別する必要があります。それから自分に合った適切な方法を探り、実践していくようにしましょう。
間違ったお手入れ法が美白を遠ざける
シミができないように、もしくは改善するようにやってしまいがちなミスとして美白化粧品の使用が挙げられます。確かに薬用ホワイトニングもありますが、とりあえず美白化粧品さえ使っていれば改善するものだと思っていたとしたら、それは大きな間違いです。肌の現状を確認しないまま使っていると、シミが悪化してしまったり、他の肌トラブルにも見舞われてしまったりといった事態になりかねません。間違ったお手入れの方法は、肌を美白に近づけるどころか、遠ざけてしまうので十分に気をつけましょう。
特に、多くの女性がやってしまいがちなのが、新しく発売されたり、話題になったりしている化粧品を下調べもせずに購入してしまうことです。もちろん、新しい化粧品のほうが保湿性に優れている、スキンケアに役立つ成分が沢山入っているといったメリットはあるかもしれません。
しかし、必ずしも自分の肌に合っているとは限らないのです。きちんとしたお手入れをしたいのなら、ホワイトニングはもちろん、化粧品はすべて自分自身の肌質に合ったものを選ぶようにしましょう。また、紫外線への対策として間違ったスキンケアの方法が横行しているのも確かです。
代表的なものとしてUVカットは紫外線が強い時だけ、日焼けしたらすぐさまホワイトニングをするなどの方法が挙げられます。前者はケア不足、後者は肌にダメージを与える行為なので注意しなければなりません。
このように、お手入れをしているつもりでも逆に肌の状態を悪化させてしまう可能性を秘めているので、正しい知識に基づいたスキンケアを心掛ける必要があるのです。
お手入れマニュアルをつくろう
生活している中で正しいスキンケアの日課を徹底するために、美白美人を目指すためのマニュアルをつくっておくことをおすすめします。
わかりやすい手引きがあれば、間違ったスキンケアをうっかりしてしまわずに済みますし、生活習慣も見直せるでしょう。実践した記録やスキンケアに関するToDoリストも合わせて作成すれば、達成感を得ながら続けられるかもしれません。
お手入れマニュアルに書くべき項目ですが、まずスキンケアにおいて注意しなければならないことに関する記載をするといいでしょう。今まで正しいと思って実践してきたスキンケアが間違っていたなら、再度やってしまわないように禁止事項として残しておくと忘れないものです。
次に、毎日行うスキンケアの手順や、肌トラブルの予防方法について書いていきましょう。シミを治す方法は、何も美白化粧品を使用することだけではありません。日頃のスキンケアや生活習慣の見直し、栄養バランスやホルモンバランスを考えた食生活でも改善できます。化粧品を使用する手順や使い方だけではなく、日常生活で注意すべきことや、服用する美容サプリなど、スキンケアに繋がるものは全て記載しておけば安心です。
マニュアルとしてしっかりとまとめておくことで、お手入れのためにやるべきことを視覚化できるでしょう。ただ、忘れてはならないのは、あくまでも自分専用のマニュアルにすることが大切です。
どのような種類のシミなのか、どんな肌質なのか、ホルモンバランスは崩れやすい体質かどうかは、人によって違います。世間一般的にではなく、自分向けにカスタマイズしている、かつ正しいスキンケアの知識に基づいたマニュアルを作り、それを実践することでこそ、着実に美白美人へと近づくことができるでしょう。
