おかゆダイエットの基本ルール
おかゆダイエットには主に4つの効果があります。「宿便排出によって痩せ体質にしてくれる効果」「むくみを解消してくれるデトックス効果」「基礎代謝が上がって脂肪が燃焼しやすくなる効果」そして、「胃の容量の縮小による食欲抑制と摂取カロリー抑制の効果」です。
これらの効果を効率的に得るためには、おかゆダイエットの基本ルールをしっかり守ることが大切になります。まずおかゆを食べるサイクルです。おかゆダイエットと聞くと、一定の期間おかゆだけを食べて過ごすダイエットだと勘違いしがちですが、おかゆだけを食べるわけではありません。基本のサイクルは、おかゆを2日続けて1日普通の食事にする、というワンサイクルを2週間程度繰り返します。
また、おかゆを食べる日は、空腹を感じたら1食分約250グラム程度の五分がゆを食べるようにします。その量が多いと感じる場合は少なくしても問題ありません。1日6回から7回程度、食べることを目安にするとよいでしょう。
五分がゆの作り方は簡単です。お米と水の割合はお米1に対して水10とし、炊飯器のおかゆモードで炊けばできあがります。その手間をかける時間がない場合はレトルトのものでも十分です。
おかゆダイエットで痩せる仕組み
おかゆダイエットをするとどうして痩せるのでしょう?ダイエットを続ける動機にもなりますので、おかゆダイエットによって痩せられる仕組みを知っておくことは大切です。仕組みのポイントは2つです。1つは、なぜ、おかゆは腸内をきれいにできるのか、もう1つは、腸内がきれいになることがなぜ痩せることにつながるのかです。この2点がわかれば仕組みが理解できます。
まず1つ目のポイントであるおかゆがなぜ腸内をきれいにできるのかについてです。
おかゆは大量の水分でできています。また、消化にかかる時間も少なくて済みます。そのため、おかゆが腸内を通過する時間は短くて済むのです。その結果、おかゆの「かす」が腸に残らず、きれいな腸になるというわけです。
続いて、2つ目のポイントの腸内がきれいになることが痩せることにつながる理由です。腸内が汚れている状態というのは、食べたものが腸内に長時間とどまることを意味します。これが宿便です。腸内に残された食べ物があると、腸は長時間かけて栄養を吸収し続けてしまいます。そして、その栄養素は脂肪の形で体に蓄積されていきます。
さらに宿便は、腸の動きをにぶらせる影響がありますので、便が排出されにくくなるという悪循環になっていきます。その結果、太ってしまいます。
腸がきれいになれば、余分に栄養を吸収し続けることがなくなります、太りにくい体になるのです。おかゆダイエットは、腸の状態を整えることで痩せる方法なのだと理解しておくとよいでしょう。
アレンジ可能なおかゆダイエット
おかゆダイエットは一定の期間中におかゆを何度も食べる必要があります。その場合に問題になるのがおかゆに対する「飽き」です。白米をベースにした食べ物ですので飽きにくいタイプの食品ではありますが、それでも何十食という量を食べていると飽きてしまい食べるのが嫌になってしまう可能性があります。
そうならないようにするための方法を2つご紹介します。
ひとつはトッピングで工夫をする方法です。トッピングするものを変えるだけで、おかゆの味が変わり、飽きないで食べ続けることができるようになります。トッピングとしておすすめなものは、梅干し、なめたけ、鮭フレークそしていくらなどです、どちらかというと、おかゆは噛んでいると甘味を感じる食べ物ですので、塩味のものをトッピングすると効果的です。
もちろん、トッピングの量は加減して取りすぎに注意することが大切です。貝や肉、卵などを使ったトッピングも組み合わせるとさらにバリエーションが広がるでしょう。
もうひとつは、おかゆの調理方法を少し変更する方法です。白米と水だけで作るおかゆもおいしいですが、飽きないために中華がゆにしてみたり豆乳がゆを作ってみたりすることをおすすめします。中華がゆは、おかずの代わりになる具材を多めに入れることができますので、プレーンな白がゆに飽きそうになったときの気分転換として効果的です。
豆乳がゆは水の代わりに豆乳を加えて作ります。それだけで味も見ためも大きく変化します。お手軽にできますので、普通のおかゆに飽きそうになったら試してみるとよいでしょう。
その他、大根ときのこのおかゆにしてみたり、サムゲタン風おかゆを作ってみたりする方法もあります。レシピを変えることを楽しむことができるようになれば、おかゆダイエットを続けることは難しくないでしょう。