牛乳で美容効果アップを目指す!効能と効果的な飲み方

牛乳で美容効果アップを目指す!効能と効果的な飲み方

小学生のころは毎日のように飲んでいた牛乳。「牛乳を飲むと背が伸びる!」といわれることがあるように、子どもの成長には欠かせない飲み物として知られていますよね。 なんとなく身体にいいとは知っていても、大人になると牛乳だけを飲む機会は減ってしまっているのではないでしょうか。 カルシウムが豊富に含まれ、骨を丈夫にしてくれることは有名ですが、実は牛乳には他にも美容と健康にうれしいさまざまな栄養素が含まれています。

牛乳が肌に与える美容効果は?

ダイエット中の女性はカロリーを気にして牛乳を敬遠しがちですが、コップ1杯(200ml)あたりのカロリーは138kcalです(※1)。

適量を守り、他の食品とのバランスをきちんと考えていれば気にするほどのものではないでしょう。それよりも牛乳に含まれる豊富な栄養素に注目すべきです。

牛乳に含まれるのはカルシウムばかりではありません。実はビタミン、ミネラル、炭水化物、脂質、そしてたんぱく質などをバランスよく含む優れた食品なのです。

特筆すべきは「美容のビタミン」「発育のビタミン」と呼ばれるビタミンB2が豊富に含まれている点です。ビタミンB2は三大栄養素(糖質、たんぱく質、脂質)の代謝に大きく関わり、エネルギー代謝を促進して皮膚や粘膜の機能維持をサポートする大事な栄養素なのです。

ビタミンB2が不足した肌は正常な代謝が行われにくくなり、ベタベタとした脂性肌になったり、肌荒れを引き起こしたりといったトラブルに悩まされることがあります。

肌の健康を保つためには不可欠な栄養素といえるでしょう。ビタミンB2は体内でも生成されますが、水に溶けやすい栄養素であり蓄積しておくことができません。

そのため毎日積極的に摂取しなければなりませんので、牛乳で効率的に取り入れたいものです。

髪や爪も綺麗に

また、牛乳に豊富に含まれるたんぱく質も肌の健康には欠かせません。たんぱく質とはアミノ酸が結合した化合物であり、人間の身体を構成する成分のうち水についで2番目に多い成分です。体内にはアミノ酸が20種類存在し、組み合わせや量の違いによってさまざまな作用や性質を持つたんぱく質を作り出しています。筋肉や血液、骨、皮膚、臓器などあらゆる細胞を作るために必要な栄養素であり、三大栄養素のひとつに数えられるほど、身体にはなくてはならない栄養素です。

英語でいえば“protein(プロテイン)”、トレーニングジムでは筋肉の発育のためによく飲まれていますね。ちなみにプロテインはギリシア語では「最も大切なもの」という意味があり、このことからも重要な栄養素であることがわかります。たんぱく質が不足すると身体のあちこちに不調が出るようになります。

例えば筋肉はたんぱく質でできていますから、たんぱく質が足りないと筋力は衰えていきます。筋肉は血液を運ぶポンプの役割も果たしており、筋力がなくなれば血行不良になり代謝も行われにくくなります。すると見た目にも変化が現れ、肌だけでなく髪や爪にもツヤがなくなってしまうのです。

その原因は代謝の衰えによって肌のターンオーバーが正常に行われなくなることが挙げられますが、それだけではありません。そもそも髪や爪を作り出すケラチンという成分はたんぱく質の一種からできているのです。

たんぱく質が不足すれば当然、細胞の生成はしづらくなります。このように、牛乳に多く含まれるたんぱく質は見た目の健康にも大きな影響をもたらしています。

目安となる摂取量や飲み方は?

牛乳の1日の摂取量の目安は200ml~400ml、コップに1杯~2杯です(※2)。いつ飲んでも美味しい牛乳ですが、飲むタイミングによって期待できる効果がいろいろと変わります。

例えば寝る前にホットミルクを1杯飲めば安眠効果が期待できます。牛乳に多く含まれるカルシウムにはストレスをしずめ自然な眠気をもたらす作用があるといわれています。

グッスリ眠りたいという人はベッドに入る1時間程前にホットミルクを飲むといいでしょう。

また、運動後の牛乳には疲労回復効果があります。

牛乳に含まれるペプチドという成分が筋肉に作用してくれるためです。また、筋肉を回復させようと身体が反応するとエネルギーが使われます。

するとエネルギー消費量が増えるためダイエットにもうれしい効果があるといえるでしょう。美容と健康にうれしい効果のある牛乳ですが、中には牛乳を飲むとお腹を下してしまう…という人もいるかもしれません。

長い人類の歴史の中で日本人が牛乳を飲むようになったのはごく最近で、遺伝子的に受け付けられない人は少なくありません。

そういう人は無理せず、ゆっくり時間をかけて飲むことを心がけましょう。アレルギーや体質によってどうしても合わないという人は無理は禁物です。

そうではなく、飲みたいけど牛乳が苦手だという人は少しアレンジを加えることで飲みやすくなるかもしれません。

ココアと混ぜたり、きなこを入れたり、コーヒーミルクとして使えば味が変わり、気にせず飲めるのではないでしょうか。

あるいは料理やお菓子作りに使ってもいいかもしれません。美と健康に絶大なパワーを誇る牛乳。毎日の食習慣に、コップ1杯の牛乳を加えてみてはいかがでしょうか。

http://calorie.slism.jp/113003/

http://qa.meiji.co.jp/faq/show/1506

B/Hマガジン編集部

化粧品・サプリブランドの「B/H collect」編集部によるwebマガジンです。
美容・健康・サプリメント・スキンケアのお役立ち情報からお悩み解決方法まで、幅広い情報をお届けします。