乾燥肌はスキンケアだけじゃダメ!見直すべき習慣とお助けアイテムとは?

乾燥肌はスキンケアだけじゃダメ!見直すべき習慣とお助けアイテムとは?

毎日保湿をしてもなかなか肌質が改善されない場合、乾燥肌の原因は別のところに隠れているかもしれません。 乾燥肌が生じるのは、皮脂や天然保湿因子などの肌バリア機能が低下しているためであり、機能を回復させるためには日頃の生活習慣から見直していくことが大切です。乾燥肌のメカニズムや、改善したい生活習慣、さらに乾燥肌対策におすすめのアイテムについてご紹介します。

乾燥肌の原因は保湿不足だけではない!

乾燥肌とは肌の水分が減少し、肌がもろくなっている状態を指します。乾燥肌対策のためのスキンケアとして、水分を失わないように保湿をしっかりするという方法がありますが、この方法を続けてもなかなか乾燥肌が改善しない方もいるのではないでしょうか。

確かに乾燥肌の原因の1つは保湿不足ですが、実は他にも根本的な原因が潜んでいるのです。

そもそも乾燥肌が生じるのは、表皮にある皮脂の分泌量の減少、角質細胞の間を満たすように分泌されている角質細胞間脂質の減少、角質内にある天然保湿因子(尿素や乳酸、アミノ酸、クエン酸などから構成)の減少などによって、水分を肌に閉じ込めておけなくなるといったメカニズムがあるためです。

脂質や天然保湿因子が少なければ、いくら保湿をしてもすぐに水分が蒸発してしまうため、これらの分泌量を維持するための取り組みが欠かせません。

この分泌量には、新陳代謝や血行、ホルモンバランスや自律神経のバランスが影響しています。そのため乾燥肌を解決するには、身体の内側から改善していくことが大切であり、日常の生活習慣の見直しが大きなポイントとなってくるのです。

乾燥肌へ導く日頃の悪習慣

肌のバリア機能を果たしている皮脂や角質細胞間脂質、天然保湿因子の分泌量は、日頃の生活習慣と大きく関わっています。まず挙げられるのは、洗顔や入浴での習慣です。

40℃以上の熱いお湯を使ったり、長時間入浴したり、粗いスポンジやタオルで勢いよく肌をこすったりすると、余分な皮脂だけでなく肌の維持に必要な皮脂まで流れ落ちてしまうほか、角質の破壊にもつながってしまいます。

洗顔や入浴の際は、38℃前後のぬるめのお湯で、なるべく短時間にすませるようにし、肌は柔らかい素材で優しくこするようにしましょう。そして洗顔・入浴後は肌から水分が蒸発しやすい状態であるため、直後にしっかり保湿をすることで、水分を閉じ込めることができます。

このような工夫だけでも肌質は改善につながりますが、さらに気を配りたいのは、新陳代謝や血行、ホルモンバランス、自律神経のバランスを整えるための生活習慣です。

たとえば慢性的な睡眠不足の場合、肌細胞の再生産がうまく行われず、さらにストレスや疲労によってホルモンバランスや自律神経のバランスが乱れた状態になっており、乾燥肌の原因となってしまいます。

十分な睡眠時間を確保することが理想的ですが、多忙で長時間眠れない場合は「入眠後3時間の間に、肌の再生産を促進する成長ホルモンが分泌される」というルールを覚えておきましょう。

入眠後の3時間に深い眠りを実現するためには、就寝の1時間ほど前に軽くストレッチをする、就寝前に身体を暖めるなどの方法が効果的です。

また睡眠以外では、水分補給の際に温かい飲み物を選ぶようにすることもおすすめです。温かい飲み物は身体をリラックスさせ、血行を促進する他、水分を身体に吸収しやすくなっています。冷たい飲み物では逆効果になってしまうことを覚えておきましょう。

潤いのある肌に近づくためのおすすめアイテム!

乾燥肌の解消には日頃の生活習慣の工夫が大切ですが、便利なアイテムを取り入れることでより効果的に取り組めるようになります。

たとえば、洗顔や入浴後の保湿を入念にできても、外出先でとつぜん肌の乾燥を感じた時、なかなか対処方法が思いつかないことがあるのではないでしょうか。

そんな時に使いたいのが、ミストタイプの化粧水です。メイクの上からでも吹き付けられるため、ポーチに入れておけば外出先での乾燥肌にも対応できます。

また、部屋に濡れタオルや加湿器を置くこともおすすめです。肌の水分は体内からも補給されますが、空気中の水分も吸収しているため、常に一定の湿度を保つことで肌の状態を安定させることができます。

最近ではアロマ機能のついた加湿器も多く販売されているため、リラックス効果によって自律神経のバランス改善にもつながり、いっそう肌質の向上が見込めるでしょう。

またもし身体の内側から乾燥肌を解消したければ、サプリという手段もあります。肌のうるおいを保つのに効果的な成分として、タンパク質や亜鉛、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンCなどがありますが、これらすべてを食事で摂取するのは難しい場合、サプリとして摂取することで効果的に補うことができます。

このように、便利なアイテムを活用しながら、ストレスなく乾燥肌対策をしていきましょう。

B/Hマガジン編集部

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