辛かったら我慢しないで!乾燥肌は病院で治療できる!

辛かったら我慢しないで!乾燥肌は病院で治療できる!

1年中肌が乾燥してかゆくなったりガサガサしていたりする乾燥肌。スキンケアや生活習慣の改善などで対策をしている人は多いかもしれません。しかし自分でできる最大限の努力をしても肌の状態が良くならないのなら、無理にケアを続けずに1度病院にいって治療を受けることをおすすめします。
もしかしたらその乾燥肌の原因は、病気に由来しているのかもしれません。そこで今回は、乾燥肌を深刻化させないために病院で治療できることをご紹介していきます。

放置すると症状はどんどん悪化するかも…

乾燥肌とは冬場にだけ肌が乾燥する症状を意味するのではなく、湿気が多い夏でも、年間を通して肌が乾いている症状のことを指します。さまざまな原因からくる乾燥肌があるため、乾燥肌はこれをしたら必ず治るというものはありません。人によって症状が軽い人もいれば、かなり重い人もいることでしょう。いずれにせよ良くないことは、乾燥肌を長い間放置してしまうことです。


乾燥肌の症状が自然と回復することはあまりなく、放置することで悪化してしまう可能性の方が高くなります。間違ったスキンケアをして肌が乾燥してしまうなど、一次的な乾燥肌は原因となるスキンケアをやめれば回復は見込めますが、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患が原因の乾燥肌は、放置すると余計に症状がひどくなり、最終的にあわてて病院へかけこんでも、治療に長い時間がかかってしまう恐れがあります。


自分の乾燥肌はどこに由来しているのかは私たちで自己判断できるものではなく、皮膚科のお医者さんに頼るしかないので、くれぐれも勝手に判断して勝手に改善策を試みないように気をつけましょう。


もしも間違った対処法を続けてしまった場合も肌の状態を悪化させてしまい、治療が困難なものになってしまう可能性が高まります。乾燥肌を早い段階で確実にケアしたいなら、病院で治療を受けることが望ましいといえるでしょう。乾燥肌で悩んでいる人は時間を作ってぜひ皮膚科を受診してください。

内服薬で内側からしっかり対策!

乾燥肌を治療するために病院を訪れると、内服薬を処方されることも。皮膚の症状なのに内服薬を処方されるのは不思議に感じるかもしれませんが、乾燥肌以外にもニキビや肌荒れを伴っている症状の場合はめずらしいことではありません。内服薬の成分はビタミンB2やB6など、肌に良いとされるビタミンでできていることが多いです。ビタミンB2は、皮膚や粘膜の働きを正常に保つのを手助けします。


一方、ビタミンB6は、タンパク質の分解や合成を手伝い、皮膚や粘膜に異常をきたさないように健康を維持させる役割をはたします。また、アトピー性皮膚炎からくる皮膚の炎症などに対しては、亜鉛やビオチンなどのビタミン複合体が処方されることにより、場合によっては抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を飲むように指示されることもあります。


ビタミンB2やB6、及びビタミン複合体などビタミンの多くは、皮膚を強くしたり健康にさせたりする効果があります。アトピー性皮膚炎などが原因の乾燥肌以外の場合でも、日常生活のなかで積極的にとっておきたいものといえます。基本的には食事から摂取するのが望ましいですが、毎日決まった量を安定的に摂取するのは難しいこともあるので、サプリメントなどで不足分を補うのもひとつの手段でしょう。


特に美容サプリのなかには、ビタミン系の栄養素が豊富に含有されているものが多くあります。

保湿剤を処方してもらって肌を守る

皮膚科に行くとしばしば処方される外用薬ですが、乾燥肌の場合その多くは保湿剤となっています。乾燥肌対策には保湿が有効的であることが、このことからも見て取れます。皮膚科で処方される保湿剤にはいろいろと種類があり、効能も肌への刺激も薬によってさまざまです。


赤ちゃんでもつけられるほど刺激が少ないのが「ヒルドイド」で、保湿効果はおよそ数時間から24時間まで保たれます。角質層に浸透し、また角質層のような役目をはたし、自然と肌に保湿力を取り戻してくれます。「白色ワセリン」もまた刺激が少ないのが特徴の外用薬で、傷口に塗ることも可能です。保湿力はヒルドイドと同じくらいで、角質層からの水分蒸発を防いでくれます。皮脂膜のような働きもするため、お肌を守ってくれる重要な薬です。


尿素系の保湿剤を処方されることもありますが、尿素系は刺激が強いため、顔の乾燥肌対策として処方されることはほとんどありません。病院で処方される乾燥肌対策の外用薬は保湿剤だけではありません。保湿剤以外にも「ステロイド」や「免疫抑制剤」が処方されるケースがあります。


ステロイド外用薬は効果が高いものの、依存症やステロイド皮膚炎などの副作用があるので注意が必要な薬です。ステロイドは免疫抑制剤の一種なので、使っているうちに体の免疫機能が抑えられてしまい、感染症にかかる場合があります。処方された場合は注意事項をきちんと守って使用しましょう。

B/Hマガジン編集部

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