肌の水分量維持に大活躍!セラミドは必要不可欠
乾燥肌に悩むのは、肌が本来必要な水分が不足していたり、保てなくなったりすることが原因であることが理由のひとつです。年齢を重ねてくると、肌は自然に保湿する力を失っていきます。セラミドという成分は人間の体に存在している保湿成分なのですが、不足すると肌の乾燥につながります。
セラミドを補うことで肌の水分を維持することができるようになり、肌本来のみずみずしさを取り戻すためのサポートをしてくれるでしょう。皮膚は表面で表皮といわれる部分、その内側に真皮があり、そのさらに内側が皮下組織となっています。
セラミドは表皮の角質層の中に存在しており、その中にある細胞間脂質の半分はセラミドでできているといわれています。細胞間脂質は細胞と細胞の隙間に存在していて、その細胞間の隙間に水分をため、はさみこんでくれることにより、肌を保湿する役割をしているのです。
セラミドが減っていくことを防ぐためには、化粧品やサプリメントなどから補ってあげることが大切です。セラミドが配合されている化粧品やサプリなどを選ぶときには、素材をしっかり確認することをおすすめします。
セラミドは動物から抽出されたもの、人のセラミドに近い成分にこだわって調合されたもの、植物から抽出されたもの、石油などから抽出したものなど多岐にわたっています。それぞれ特徴や製法が違いますので、よく調べてから選ぶようにするとよいでしょう。
人の成分に近いセラミドは保湿力が高いといわれています。
1グラムで6リットルの保水力を誇るヒアルロン酸も欠かせない
保湿といえばヒアルロン酸を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。セラミドとの違いは、皮膚の中に存在している場所です。セラミドは皮膚の表皮に存在しているのですが、ヒアルロン酸は表皮の内側にある真皮という場所のみにあります。
ヒアルロン酸は角質層の中に水分をためこむという性質があり、これが肌の保湿には欠かせない役割をはたしているのです。しかし、いったん不足してしまったヒアルロン酸を補うには、セラミドと同様に化粧品やサプリメントなどから取り込んでいくことが必要になります。
ヒアルロン酸は、水分を抱え込むことができるのですが、セラミドと比べると保湿力が多少劣るともいわれています。さらに、ヒアルロン酸はセラミドよりも分子が大きいため、効率よく肌に浸透させるためには分子をさらに小さくして化粧品やサプリメントに利用されているようです。
しかし、価格面からみるとヒアルロン酸は比較的手が届きやすいので、保湿ケアにたくさんの化粧品を使いたいというときには、おすすめといえるでしょう。ヒアルロン酸を配合したサプリメントも手ごろな価格で手に入れることができるのも魅力です。
ヒアルロン酸はセラミドと同様に年齢とともに減少していきます。不足してしまうと、肌のハリやうるおいがなくなってきたと感じますし、水分が足りないために乾燥肌にもなりやすいです。適度に補充してあげることが肌にとっては大切なことといえます。
イソフラボンなどの女性ホルモン様成分で肌にハリツヤを与える
イソフラボンは大豆製品に多く含まれることはご存じの方も多いのではないでしょうか。そのため、美容のために意識して豆乳や豆腐などを食べることが習慣になっていることもあるでしょう。
しかし、イソフラボンが乾燥肌と関係があることは案外知られていないのではないでしょうか。イソフラボンは大豆胚芽に多く含まれており、女性ホルモンのエストロゲンという成分と似たような働きをしてくれる成分です。エストロゲンは卵巣から分泌される女性ホルモンで、加齢とともに減少していくことが分かっています。
しかし、エストロゲンが減少してしまうと、なぜ乾燥肌になるのでしょう。その理由として考えられているのは、ヒアルロン酸などの肌を保湿する成分をつくる機能自体を低下させてしまうからといわれています。
要するにエストロゲンが不足すると、肌の保湿がうまくできなくなり、その結果乾燥肌につながるということです。保湿ができなくなると、肌の弾力やハリもなくなってきますのでシワなどの原因にもなる可能性があります。
イソフラボンも、セラミドやヒアルロン酸と同様に化粧品やサプリメントなどで補うことができますので、乾燥肌で悩んでいるときには積極的に体に取り入れておきたい成分といえるでしょう。
肌の保湿効果が期待できるだけでなく、イソフラボンには抗酸化作用があるといわれており、肌の老化を防いでくれたり、肌にハリがでてきたりと、美肌全般によい成分とされています。植物由来の成分ですので、体にも優しく安心なのではないでしょうか。