もしかしたら花粉症デビューしたかも?風邪との違いや対処法は?

年々周りで増えていく花粉症。「もしかしたら、今年は危ういかもしれない!」と心配な方もいるのではないでしょうか。いざ花粉症になると涙や鼻水でつらいですし、いろいろな対処法があっても実行するのが大変そうですよね。
しかし事前に対処法をしっかりと確認することで花粉症の予防や、症状を緩和することができます。くしゃみや鼻水など風邪にも似た花粉症は、一般的な病気と何が違うのでしょうか。
もしもの花粉症デビューをする前に今からおさらいしておきましょう。

鼻水が止まらない!風邪と花粉症の症状はどう違う?

花粉症になると目がかゆくなったり、鼻水が止まらなくなったりと連日大変です。くしゃみや鼻水は風邪をひいたときにも起きます。風邪と花粉症の同じところは、身体に入った不要な物質を身体の外に追い出そうと抗体機能が働くことです。


花粉症なら原因である花粉を、風邪なら原因である細菌やウイルスを身体に入れないためにくしゃみや鼻水がでるのです。


しかし風邪は身体に悪い細菌やウイルスを退治するために症状がでますが、花粉は必ずしも身体に害があるわけではありません。自分の体が花粉に対して異常に攻撃するアレルギー反応をおこすため症状がでるのです。


花粉症で現れる症状は「水っぽい鼻水」「連続ででるくしゃみ」「目のかゆみ」「過度な鼻づまり」です。風邪だと「発熱」「水っぽい鼻水と粘性のある鼻水」「少しのくしゃみ」などがあげられます。


このように症状を詳しくみると、花粉症と風邪に違いがあることがわかります。また天候の影響を受けない風邪に比べ、晴れや風の強い日に症状が悪化するのも花粉症の特長です。花粉情報がテレビで放送するようになる時期に症状がでている場合も花粉症の可能性があります。

辛いものやインスタント食品を過剰摂取すると花粉症が悪化するかも

花粉症には食べると症状を悪化させる危険性があるモノがあります。風邪などの病気とは違い、花粉症によって食欲がなくなるわけではありません。


そのため、自分の好きな食べ物や体に良さそうな食べ物を食べようと考えるはずですが、安易に食べるとつらい思いをすることにつながってしまいます。


例えば辛いものは一般的に体を温めるのに効果的です。風邪のときに、辛い雑炊などを食べて体を温める方もいるでしょう。しかし辛い食べ物は刺激が強く粘膜機能を弱めるデメリットがあります。


粘膜機能を弱めると花粉の排出がうまくできずに体内に残るので、症状が悪化する可能性があるのです。インスタント食品も症状の悪化が考えられる食べ物のひとつです。


インスタント食品に含まれる化学調味料などはホルモンバランスを崩す可能性があります。ホルモンの分泌が乱れると、免疫機能が正常に働かなくなり、さらにアレルギー反応が強まる危険性があるのです。


他にも動物性たんぱく質などいろいろと避けるべき食品はありますが、できるかぎり栄養バランスを考えた食事を心掛けることで花粉症の症状の悪化を防ぐことにつながります。

食生活の改善は花粉症対策に役立つ!

花粉症は花粉が飛び続けるかぎり症状が治まることはありません。そのため、日ごろの生活を正すことで症状を和らげることが期待できます。特に食生活を改善することで、免疫機能の正常化や花粉症の症状緩和をすることができると考えられています。


花粉症に効果が期待でき、食生活によって対策ができることとして、免疫機能を整えることや粘膜の保護、原因であるヒスタミンの抑制などがあげられます。日ごろから摂取したほうがよい食材を知り、花粉が飛散する時期の1カ月前から食生活の改善を行うと、花粉症の症状緩和に効果的でしょう。


まずは花粉症を悪化させる可能性がある食べ物の摂取を控えましょう。刺激物や脂質が多いものを避けます。食べ物に限らず、アルコール類の摂取も控えたほうが効果的です。


また、花粉症に効果のある食べ物を摂取することも大切といえます。2013年に筑波大学で行われた研究では、バナナを1日200g(約2本)摂取すると花粉症の症状抑制に効果があったと報告されています。バナナは花粉症に有効と考えられる栄養素を含むので、症状を緩和させたと考えられているのです。


ちょっとした食生活の改善を行うことで、花粉症は症状を緩和したり、対策したりできるといえますね。

乳酸菌の摂取は花粉症予防につながる!

花粉症の対策にあがる食べ物の中にはヨーグルトも含まれます。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内環境を整えて免疫機能の正常化が図れることが期待できます。


花粉症は免疫機能が暴走することでアレルギー症状がでてしまい、さまざまな症状を発症するので、免疫機能を整えることは花粉症の症状を抑えるための手段のひとつといえます。


乳酸菌が含まれる食品はヨーグルトに限られたわけではありません。乳酸菌が含まれるサプリメントなども健康補助食品として有効に働くと考えられています。


乳酸菌は腸まで届かずに、胃で死滅してしまうケースも多いので、確実に腸まで届くサプリメントを摂取して腸内まで届ける必要があります。


乳酸菌が腸内まで届くと、腸内環境が整い栄養素の吸収も良くなることが期待できます。よりいっそう花粉症の症状を緩和してくれる食べ物も効率的に摂ることができるようになるでしょう。事前に花粉症の症状抑制に効果が期待できる食品を毎日摂取することで、花粉症の予防にもつながります。


症状がでてしまうと大変つらい花粉症を予防するために、まずは食生活の改善から見直してみるとよいでしょう。

B/Hマガジン編集部

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