種類は?望める効果は?お風呂を使ったダイエットのススメ

種類は?望める効果は?お風呂を使ったダイエットのススメ

お風呂ダイエットは日常生活の中で気軽に取り入れられるダイエット方法のひとつです。しかし、やり方を間違えると効果が実感できないうえ、健康を損なってしまうおそれがあります。お風呂ダイエットの効果や注意点など、正しい知識を身につけて、効果的なダイエットを実践しましょう。

お風呂ダイエットの定番?半身浴に望める効果とは

半身浴は美容やダイエットに効果的な入浴法として知られています。しかし、半身浴をするだけで急激に体重が落ちるわけではありません。半身浴を習慣づけることで血行や代謝が改善し、痩せやすい体を作る効果が期待できます。特に冷え症の人やむくみやすい体質の人は、運動したり食事のバランスを見直したりするだけでなく、半身浴を取り入れることをおすすめします。体が冷えると血行が悪くなり、体内の余計な水分や老廃物をうまく排出できない状態になってしまいます。すると、むくみが生じやすくなり、ダイエットの効果をなかなか実感できません。さらに、体の冷えは基礎代謝の低下にもつながります。基礎代謝とは内臓や筋肉を動かすために消費されるエネルギーのことです。ダイエットをやめたとたんにリバウンドしてしまうのは、基礎代謝量が低いのも原因のひとつです。お風呂で体を温めることにより基礎代謝が向上すれば、日常生活の中で消費されるエネルギー量がアップします。ただし、全身浴は体にかかる負担が大きく、長時間入浴するとかえって健康を損ねてしまうおそれがあります。半身浴なら体への負担が少なく、無理なく続けられます。

お風呂でストレッチ… 効果があるって本当?

お風呂のダイエット効果を高めるには、お風呂に入りながらストレッチをするのがおすすめです。体が温まると全身がリラックスすると同時に筋肉の緊張がほぐれ、しっかりと伸ばすことができます。さらに血行が促進された状態で体を動かすことにより、脂肪が燃焼されやすくなります。むくみや冷え性の改善も期待できます。お風呂でのストレッチは、体が十分に温まった状態で行うのが効果的です。そのため、入浴した直後から体を動かすのではなく、5~10分ほどお湯に浸かってからストレッチを始めましょう。また、慣れないうちは少し体を動かしただけでも体温が上昇し、大量の汗をかく場合があります。万が一気分が悪くなったら無理をせず湯船から上がり、体温が下がるまで安静にしましょう。こまめな水分補給も欠かさずに行ってください。また、お風呂の中は大変滑りやすく、不安定な姿勢になるとバランスを崩してケガをしてしまうおそれがあります。安全にストレッチを行うためにも、湯船のふちをしっかりと掴んだり壁にもたれたりして、体をしっかり固定しましょう。

お風呂ダイエットでやってはいけない事とは?

安全にお風呂ダイエットを行うには、いくつかの注意点があります。まず、入浴中も水分補給は欠かさず行ってください。特に半身浴は、最低でも20分以上お湯に浸かるのが望ましいです。脱水症状を起こさないよう、入浴前にコップ1杯の水を飲み、お風呂の中にも水を入れたペットボトルを持って入りましょう。また、お湯の温度にも注意が必要です。体に負担をかけないためにも、温度は38~40℃に設定しましょう。お風呂の中でストレッチをする場合は、勢いよく体を動かしてはいけません。めまいや湯あたりを起こすおそれがあるので、ゆっくりとした動作を心がけましょう。ただし、ゆっくりと体を動かしても息切れがしたり、気分が悪くなったりした場合は、無理をせず入浴を中止してください。慣れないうちは10分ごとに休憩を挟むのが理想的です。お風呂から上がったらすぐにパジャマを着るのではなく、バスローブなどを羽織って汗が引くのを待ちます。汗が止まらないうちにパジャマを着てしまうと、体が冷えて風邪をひく原因になってしまうおそれがあるので気をつけましょう。汗がなかなか引かない場合は十分に水分補給をしてから体を横にして、体調が回復するまで安静にしてください。クーラーをかけたり保冷剤を当てたりして、しっかりと体を冷やす工夫をしましょう。

お風呂で行うダイエットを成功させる為に

お風呂ダイエットは激しい運動をしたり、特殊な器具を購入したりする必要はありません。お風呂さえあればすぐに実践できる、手軽なダイエット方法です。ただし、半身浴やストレッチをすれば、暴飲暴食をしても必ず痩せるというわけではありません。ダイエット効果を実感するには、食事のバランスを見直したり、意識的に体を動かしたりする必要があります。あくまでお風呂ダイエットは体質を改善し、ダイエットの効果を引き出しやすくするものと考えてください。また、お風呂ダイエットは長期間にわたり根気よく続けることが重要です。どのくらい続ければ効果があらわれるかは、体質により個人差があります。少なくとも1カ月以上は様子を見ながら続けましょう。ただし、毎日続けようとするあまり、お風呂に入ることをストレスに感じてしまっては逆効果です。お風呂の中でお気に入りの音楽を聞いたり、入浴剤を使ったりなど、楽しみながら入浴できるよう工夫してみましょう。

B/Hマガジン編集部

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