腹筋ダイエットで効果が出る部位はどこ？
腹筋ダイエットとは腹筋のトレーニングを行うことで脂肪を燃焼させる方法です。また、筋肉量を増やせるので新陳代謝が活性化し、太りにくい体質作りにも役立ちます。腹筋ダイエットで効果が出るのはウエストまわりですが、細かい部位はトレーニング方法によって異なってきます。自分の体型で課題になっている部位を見極め、的確なトレーニングを選びましょう。
たとえば、脇腹の外側についている「外腹斜筋」を鍛えるには「ねじり」を加えたトレーニングが効果的です。仰向けで寝た状態になり足を上げ、左右に「ねじる」などの方法で「外腹斜筋」を刺激します。「外腹斜筋」がつくとくびれが生じやすくなります。
下腹が出ている人は下腹部を鍛えるトレーニングを行います。仰向けに寝て、足を伸ばした状態で上下させる方法です。上下させるのは足だけで、上半身は床につけたままです。また、足は床につける間際で止めて再び上げる動作を繰り返します。
メタボ体質の人は下腹部を中心に鍛えましょう。一方、腹部の上側を鍛えたいなら足を床につけて上半身を上下させる一般的な腹筋トレーニングが適しています。
腹筋ダイエットはどれくらい効果が見込まれている？
腹筋ダイエットに成功すると、お腹が固くなり筋肉が浮き上がる美しい体型が実現します。いわゆる「腹筋が割れる」状態です。一度腹筋がつくと、脂肪がたまりにくくなるのでダイエット効果は抜群です。また、カロリーの燃焼率が高まるのも腹筋がつくことによるメリットと言えるでしょう。成功すれば「痩せる体質」になれる腹筋ダイエットですが、効果が現れるまでのスピードは人それぞれです。
たとえば、間違えた方法でトレーニングを重ねてもすぐには効果が出てきません。トレーニングをしていて腹筋以外の部分が痛くなったり、疲れたりするようなら方法を見直してみましょう。トレーニングの最中に「しっかりと腹筋に負荷がかかっているか」を確認しながら行うのが理想です。腹筋ダイエットの効き目が現れるのは2週間ほど継続してからだと言われています。ただし、あくまで目安であって個人差があります。
また、トレーニングの強度によっても差はつくでしょう。1日にかなりの強度のトレーニングで回数をこなしている人と、ゆるめのトレーニングを少しずつ続けている人とでは腹筋が割れるまでの時間は異なってきます。ただし、どちらがいいという話ではなく、自分に合ったペースで「投げ出さない」ことが何よりも大切です
腹筋ダイエットのメリットとデメリットは？
腹筋ダイエットのメリットは「自宅で」「いつでも」行える点です。トレーニングといえば、スポーツジムやフィットネスクラブに通う人も少なくありません。効果的なトレーニングが行えるジムに通えば、有効なダイエットが可能となりますが、多くの費用がかかってしまいます。腹筋ダイエットは体さえあれば十分自宅で行える内容なのでお金がかかることはありません。
一方で、腹筋ダイエットにはデメリットやリスクもあります。まず、間違えたトレーニング方法による体調悪化です。トレーニング時の姿勢が悪いと背骨や腰に負荷がかかり、痛みの原因となります。また、オーバートレーニングによって筋肉痛に悩まされる人もいるでしょう。対策としては、とにかく「無理をしない」ことです。トレーニングをして違和感を抱いたら迷わず休む勇気を持ちましょう。
トレーニングに慣れるまでは鏡を見ながら行うのもおすすめです。自分の姿を見ながらトレーニングすると、間違えた姿勢に気づけるので体を傷めにくくなります。オーバートレーニングは脳を興奮させて睡眠障害を引き起こすリスクもあります。深夜帯に激しい腹筋トレーニングを行うのは控えておきましょう。
腹筋ダイエットの知識を得よう
腹筋ダイエットではトレーニング方法はもちろん、効用や目的についても「正しい知識」が必要です。腹筋トレーニングだけ行っても筋肉が増えすぎてしまい、脂肪は減ったのにウエストは細くならない可能性があります。腹筋ダイエットに依存しすぎず、ジョギングやストレッチといった他の運動と並行して行うのがおすすめです。
また、せっかく腹筋ダイエットを行っても生活習慣が乱れていては効果も薄まってしまいます。アルコールや油、糖分といったダイエットの天敵を大量摂取すれば、腹筋ダイエットの効きも当然悪くなるのです。睡眠不足も腹筋ダイエットの効果を低くします。新陳代謝が活性化される睡眠を十分に取るのはダイエットの鉄則です。とはいえ、忙しい人には毎日栄養と睡眠、そしてトレーニングをこなすのは困難です。「できるときはしっかりダイエットにいいことをする」という気持ちを持ち、ストレスにならない程度のダイエットを心がけましょう。
ふだんの生活で不足しがちな栄養素を補うには美容サプリメントも有効です。手軽にダイエットの役に立つ栄養素が摂取できるので腹筋トレーニングの効用も高められます。自分なりの腹筋ダイエットの方法を見つけ、無理なく継続することが重要です。
