老化を防ぎたいならまずは老いる理由の解明を!人が老いる4つの原因

老化を防ぎたいならまずは老いる理由の解明を!人が老いる4つの原因

いつまでも若々しくあり続けたいという思いは多くの女性が持つ願いでしょう。同じ年齢でありながら健康状態や見た目が全然違うということはあるものです。そこで体の老いを防ぐために、知っておきたい老化の原因について解説します。

老化の根本的な原因は「細胞の劣化」

年齢を重ねるごとに進んでいくことの多い老化の根本的な原因は細胞の変化です。人の体は、すべてが細胞でできている細胞のかたまりです。年齢の高まりとともにさまざまな要因が引き起こされると、細胞の機能が正常に働かなくなってしまいます。そして、細胞が劣化していき機能不全となり、体の老化へとつながってしまうのです。

細胞を劣化させる原因1-紫外線による「光老化」

細胞を劣化させる要因の1つが紫外線です。紫外線には波長の異なるUV-A、UV-B、UV-Cという3つの種類があります。中でも、UV-AとUV-Bは地上まで届くという特徴があるため、肌に大きな影響を与えるのです。特に、UV-Aは3つの紫外線の種類の中でも波長が長く、皮膚の真皮層まで入り込みます。そして、皮膚の弾力を維持する役割を持ったコラーゲンやエラスチンに損傷を与えて肌の弾力やハリを奪ってしまうのです。

細胞を劣化させる原因2-体がサビる「酸化」

人の体も金属のようにサビることがあります。金属のサビは酸素に触れて化合することによって生じます。体のサビも酸素に触れることが原因です人は呼吸により体内に酸素を取り入れています。そして、体内に入る酸素の一部は活性酸素へと変化するのです。活性酸素は強い酸化力を持っています。そのため、細胞に触れると細胞膜を形成する脂質という油成分を酸化させてしまうのです。細胞膜の機能が正常に働かなくなると細胞自体の機能も衰えます。そして、老廃物を排出したり、必要な栄養分を摂取したりといった働きが細胞で行われにくくなり、老化が進んでしまうのです。

細胞を劣化させる原因3-体の水分が無くなっていく「乾燥」

皮膚はいくつもの層が重なってできています。肌の一番外側の表皮を作る層のうち、一番内側にあるのが「基底層(きていそう)」です。基底層では新しい細胞が常に作られ続けています。そして、細胞が新たに増え続けられることにより、古い細胞が押し上げられ垢となって体外に取り除かれるターンオーバーが行われるのです。


ところが、皮膚が乾燥してしまうと細胞を増殖させる機能が十分に働かなくなり、ターンオーバーが正しく行われなくなってしまいます。そのため、いつまでも古い細胞が皮膚に残り表皮が硬くなって弾力性のない老化した肌になってしまうのです。また、水分を失うことで硬くなった肌は亀裂が入りやすくなり小ジワの原因にもなります。

細胞を劣化させる原因4-体がコゲる「糖化」

食事などで過剰に糖質を摂取すると、余った糖質が体内にあるタンパク質や脂質と結びつき細胞を衰えさせる「糖化」という現象を引き起こします。糖化現象が起きると褐色をしたAGE(糖化最終生成物)という老化物質を作り出され、皮膚が糖化に反応することで角質なども黄褐色に変色し、それがくすみとなって現れてしまうのです。

部位で違う老化の原因

体の部位によっても老化の進行度には違いが見られます。たとえば、見た目は実年齢そのままであっても骨年齢がとても若いという人もいます。一方、肌ツヤがよく若々しく見えるのに、髪の毛が薄く実年齢より老けて見える人もいるのです。部位によって老化の進行が異なるのは、部位ごとに老化を引き起こす原因が異なっていることが理由となっています。

透明感を失う原因!肌老化は糖化により引き起こる

肌が衰えて見える原因は皮膚に糖化が起きているからです。皮膚が糖化反応を起こすと糖化したタンパク質や老廃物が皮膚の細胞に付着し残ってしまいます。すると、皮膚細胞のターンオーバーをすることができなくなってしまったり、残った付着物により肌の透明感を失わせてしまったりして肌の老化現象が生じてしまうのです。

骨密度だけではない!骨の老化の原因は骨質も

骨の年齢を把握するために参考となるのが「骨年齢」です。骨年齢は骨密度を測ることで割り出されます。骨密度、つまり骨量が減ってしまうと骨は老化します。一般的には20代をピークとして、それ以降は年齢を重ねるごとに骨量は減少傾向になります。骨量のほかに、骨質が低下することも老化の原因です。骨は骨密度が高く、なおかつ骨の質が良いことで初めて強くなるのです。骨の成分の1つであるコラーゲンが加齢により失われたり機能が働かなくなったりすると、骨質が低下してしまい、強度の弱い老いた骨になってしまいます。

髪の老化!人を老けて見せる白髪と薄毛の原因とは?

髪の老化を感じさせるものには白髪や薄毛があります。白髪の原因はメラノサイトの機能の低下などです。メラノサイトとはメラニン色素を生成する役割をもった細胞のことで、遺伝のほか、加齢やストレス、不規則な生活習慣、胃腸や甲状腺などの病気が原因で正常に機能しなくなってしまいます。メラノサイトが十分に機能しないと髪に色素が付かず白いままで毛が伸びてしまうのです。


薄毛の原因はヘアサイクルの乱れです。ホルモンの乱れや血行の悪化といったものが発毛を妨げ、髪の成長の流れを妨げます。また、遺伝や加齢、ストレス、不規則の生活習慣などがさらに薄毛の進行をおし進めてしまうこともあるのです。

老化の原因を知ることが老化を遅らせる対策に!

老化は細胞の劣化が大きな原因となっています。十分に機能するようしっかりと細胞に栄養を与え、健康でいられるようにケアすることが重要です。普段の食事に気を付けるほか、食事だけでは摂取しきれない栄養素はサプリを活用するなどして、バランスの良い栄養摂取を心掛けるようにしましょう。


また、老化は体の部分ごとに差を持って進むこともあります。このため、まずは体のどの部位の老化が気になるのかを確認しておくことも大切です。そして、それぞれの原因となることを取り除いた生活に変えるようにしましょう。毎日の生活でのちょっとした心がけや努力の積み重ねが、いつまでも若々しくあり続けることにつながるのです。

B/Hマガジン編集部

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