肌の乾燥はこうして起こる!肌が乾く根本的な原因と誰でも簡単にできる対策法

肌の乾燥はこうして起こる!肌が乾く根本的な原因と誰でも簡単にできる対策法

服を着たときに肌がちくちくする、乾燥で肌がかゆくなるといった乾燥肌の症状は誰でも気になるものです。肌が乾燥する原因はさまざまですが、きちんと対策をすれば乾燥肌は防ぐことができます。肌が乾燥する原因と対策法について紹介していきます。

肌が乾燥する主な原因とは

肌が乾燥する原因は、加齢や紫外線、気候の変化、生活習慣などです。乾燥は角質層にある水分量が不足し、表皮のうるおいが保てなくなることで起こります。水分が不足した肌は、バリア機能が低下しターンオーバーが正常に機能しません。そうなってしまうと、古い角質が剥がれ落ちず、角質が表皮に残り白い粉を吹くこともあります。

加齢による乾燥

年を重ねると、シミやシワといった肌トラブルが起こりやすくなります。乾燥もそのひとつです。表皮にある角質層には、細胞間脂質がぎっしりと詰め込まれていて、肌の水分を保持する役割を担っています。細胞間脂質は皮脂膜とNMF(天然保湿因子)、セラミドの3つです。この中で、もっとも水分保持の役目を果たしているのがセラミドです。肌の水分が蒸発するのを防ぎ、外部の刺激から肌を守るバリア機能としての役割も持っています。セラミドの機能は年々衰えていくため、乾燥を引き起こす原因になってしまうのです。

紫外線による乾燥

強力な紫外線を繰り返し浴びていると角質肥厚になります。これは、ダメージの侵入を防ぐために肌表面に余分に角質が出てきてしまうことです。角質肥厚の皮膚はバリア機能が低下していることで、水分が蒸散しやすくダメージをダイレクトに受けます。角質層の水分が失われるため、乾燥を引き起こすのです。

気候の変化で起こる乾燥

気候の変化で肌が乾燥することを「ゆらぎ肌」と呼びます。ゆらぎ肌の原因としてあげられるのは、ストレス、紫外線、寒暖差による刺激などです。特に、春先の花粉量の増加や就職、引っ越しといった生活環境の変化で起こる場合が多いです。紫外線や寒暖差による刺激では、ニキビなどの症状も出ることがあります。皮膚への刺激でバリア機能が低下し、ゆらぎ肌を発生させてしまうのです。

生活習慣で起こる乾燥

極端なダイエットや偏食などで栄養バランスの悪い食生活を続けていると、バリア機能の低下を生み出します。たんぱく質が不足するせいで、セラミドなど角質層にある成分が正常に生成されなくなるからです。その他、睡眠不足もターンオーバーが乱れ乾燥を引き起こしますし、間違ったスキンケアも角質層にダメージを与え、成分が流出してしまう危険性があります。

乾燥肌にベストな対策法とは

乾燥肌の対策は、肌の保湿を重点的に行うこと、バリア機能やターンオーバーを活発化させる栄養素を取ることの2点です。保湿ケアは、肌表面の水分を補うというよりも、美容成分を肌内部までどこまで浸透できるかに着目します。そのため、化粧水選びでは乾燥対策に有効な成分が配合されているかを見極める必要があります。食生活を見直すことは、肌のコンディションだけではなく体を整える点においても重要です。乾燥肌は体の外側と内側からケアしてあげるのが効果的なのです。

保湿化粧水を選ぶこと

保湿化粧水は、水分を吸着してうるおいを保つ役割を果たす成分が配合されているかどうかが鍵です。代表的な成分は、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、セラミド、グリセリンの5つです。ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドは、体にある成分で水分保持力が強く、肌の乾燥を防ぎハリ、弾力を与えてくれます。エラスチンはコラーゲンとセットで、繊維状のコラーゲンに絡みつくようにして伸縮性と弾力を生み出しています。そのため、コラーゲンとエラスチンがセットになっている化粧品が多いです。グリセリンは水溶性で吸湿性があるため、乾燥対策のスキンケアに適した成分です。化粧水を選ぶ際は、成分表示をよくチェックするようにしましょう。一番上に書かれている成分が、もっとも配合量の多い成分になります。

ビタミンCなどの栄養素を積極的に取ること

ビタミンを摂取することで効果的に乾燥肌対策をすることができます。積極的に摂取したいのは、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEです。ビタミンAは角質層にあるNMF(天然保湿因子)を、ビタミンCはコラーゲンの生成を活発化してくれます。ビタミンB群はターンオーバーを正常化し、ビタミンEは細胞を守る働きを持っています。この他、肌のコンディションを整えてくれる必須脂肪酸も乾燥に有効です。オメガ6系脂肪酸であるコーン油やゴマ油、オメガ3系脂肪酸であるサーモンやいわしなどを積極的に取ると良いでしょう。

うるおい肌から遠ざかる?睡眠不足は乾燥の原因に

生活習慣の乱れは乾燥肌の原因を作ります。その中でも、睡眠不足はもっとも影響が高いでしょう。肌をうるおいで満たすセラミドは、ターンオーバーが正常に作用することで生成されます。そのため、うるおった肌を作るには、ターンオーバーの乱れは重大な問題なのです。ターンオーバーが一定に働くためには成長ホルモンが必須になります。この成長ホルモンは寝ているときに分泌するため、十分な睡眠がとれていないとターンオーバーが乱れ乾燥を引き起こしてしまいます。睡眠をしっかりととって、成長ホルモンを正常に分泌させることを心がけましょう。

目指すはみずみずしい肌!原因を知ってきちんとした対策を行おう!

乾燥する原因はさまざまです。しっかりと対策を行っていても、原因を改善しなければ乾燥は繰り返されます。肌が乾燥する原因を理解して、スキンケアとビタミン摂取で乾燥肌からの脱却を目指しましょう。ビタミンは食事だけで補おうとすると大変ですし、人によってはストレスを感じてしまうことがあります。サプリメントはビタミンが複数配合されているものもあるため、手軽に摂取することができます。自分に合った方法で、乾燥肌対策を行いましょう。

B/Hマガジン編集部

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