お腹の調子を整える！乳酸菌パワー
便秘には「機能性便秘」と「器質性便秘」の2種類があります。「機能性便秘」とは、運動不足や食生活の偏り、水分不足といった生活習慣や、出産、加齢などが原因になっている便秘のことです。これに対して「器質性便秘」とは、ガンや大腸の炎症といった病気によるもので、嘔吐や腹痛などをともなうという特徴があります。時には出血も見られるので、このような便秘の場合は早めに病院を受診しておきましょう。
乳酸菌を効果的にとるには？
乳酸菌を摂取するには、乳酸菌を含む食品を食べることが必要です。乳酸菌は納豆や味噌、醤油にキムチといった発酵食品に含まれています。他には、ヨーグルトや漬物、塩麹なども乳酸菌を豊富に含む食べ物です。これらの乳酸菌を含む食べ物を、毎日の食事に取り入れてバランスよくとるようにしましょう。できるだけ毎日摂取するようにし、習慣づけていくことが理想的です。
乳酸菌を食べ物で摂取していけば、腸内環境を整えることは可能になります。しかし、食べ物には好みがあります。体質によっては逆にお腹が緩んでしまったり、十分な量が摂取できなかったりすることもあるでしょう。毎日の食事メニューに組み込むことがなかなかできないかもしれません。そんな時には乳酸菌を含む食べ物ではなく、乳酸菌そのものを摂取するという方法があります。錠剤や粉末になっている乳酸菌なら、忙しい時や乳酸菌を含む食べ物が苦手な人でも、補助として取り入れやすいのがメリットです。
気軽に摂取！乳酸菌粉末の使い方
錠剤が苦手という人は、粉末の乳酸菌を使うという方法もあります。粉末状の乳酸菌といっても種類はさまざまで、わずかに甘みや味がついているものもあれば、飲み物や食べ物に合わせやすいものも出ています。製法や原材料なども異なるので、自分の好みに合わせて選ぶのがコツです。
粉末になっている乳酸菌は、飲み物や食べ物に加えやすいのが特徴といえるでしょう。ご飯のふりかけに加えれば、手軽な乳酸菌ふりかけご飯ができあがります。お味噌汁やお吸い物、スムージーやコーヒーなどのような、毎日の飲み物に加えるのもいいでしょう。ヨーグルトや納豆などは本来乳酸菌を含む食べ物ですが、加えて甘みを引き出したり、乳酸菌を増やしたりするという使い方もいいかもしれません。オムレツや厚焼き卵といった卵料理などにも、粉末の乳酸菌なら混ぜるだけで簡単です。本来は乳酸菌を含んでいない食べ物でも、簡単に乳酸菌食品に変えることができます。これなら、自分の好みに合わせて、柔軟に乳酸菌を体内に摂り込むことが可能です。
食べ物に比べて保存しやすいのも、乳酸菌粉末の特徴でありメリットではないでしょうか。自宅や会社にストックしておけば、乳酸菌が不足した時にいつでも簡単に補えます。携帯しやすいので、気になった時にはいつでも乳酸菌が摂れます。
上手に乳酸菌パワーを摂りいれよう
乳酸菌を定期的に摂取して腸内環境を整えることは、便秘の改善や解消につながりますが、それだけではありません。便秘を改善するには、食生活の見直しと同時に、適度な運動を心がけることが必要です。ウォーキングや簡単なストレッチなど、毎日続けやすいものを選んでみましょう。また、ゆっくり入浴して身体を温めることも血行促進になり、便秘の改善に役立ちます。食事や運動を中心に便秘を改善して腸内がきれいになれば、ガスの発生を抑えることもできますし、美肌やむくみといった美容にも良い影響が期待できます。健康と美容を考えて、毎日無理のない運動を続け、バランスの良い食生活で腸内観光を整えることを心がけてください。
乳酸菌を含む食べ物を食事で摂ることが第一ですが、苦手な食べ物や体質に合わない場合には、乳酸菌粉末で補い、上手に乳酸菌パワーを摂りいれてみましょう。
