糖質制限でコンビニを利用するメリット
一般的な食事によるダイエットが長続きしない理由のひとつに、ダイエット食の準備やカロリー計算が面倒くさいということがあります。食事は毎日行うことですから、1日に何度も特別なダイエット食を作ったり、カロリー計算を繰り返したりすることがストレスになるのは無理もありません。
しかし、糖質制限は「糖質を控える」ということが中心になるため、基本的にカロリー計算は必要ないことが特徴です。
さらに、買ってすぐに食べられる食品が並ぶコンビニを利用することで、ダイエット食を準備する煩わしさから解放されるでしょう。
ドカ食いの原因のひとつにストレスも挙げられますから、いかに精神的な負担を減らすかということもダイエットにとっては重要です。
また、コンビニは単品で購入できる食品も多いため、臨機応変にメニューを組み立てられるというメリットもあります。
特に、レストランや食堂のランチタイムは米や麺類など糖質がメインのメニューが多い傾向にあるので、外食の代わりにコンビニを活用すると糖質制限が実践しやすくなるでしょう。どんなものに糖質が多く含まれているのかさえ頭に入れておけば、今すぐにでもコンビニを利用して糖質制限を始めることは可能です。
糖質制限におすすめなコンビニ食品
糖質制限の中心的な食材は「動物性食品」です。肉・魚介・卵の多くは糖質がまったく含まれていないか、含まれていても少量なので、糖質制限でも安心して食べられます。
したがって、何を選べば良いのか迷ったときには、まず動物性食品を選ぶようにするとわかりやすいでしょう。
たとえば、コンビニで買える食品では、肉類ならウインナーやハム、サラダチキンなどの加工品や唐揚げなどがあります。ウインナーやハムはパッケージの裏側に原材料だけでなく、炭水化物または糖質量が記されているものもあるため、確認するとより安心です。
また、サバやサンマの水煮缶詰や塩焼き、ゆで卵なども糖質制限にぴったりの食品です。特に、卵はビタミンC以外の人体に必要な栄養素がすべて含まれていることから、完全栄養食ともいわれています。手軽に栄養を摂取したいときにはうってつけでしょう。
肉・魚介・卵以外のコンビニ食品では、豆腐や納豆などの大豆製品やチーズも低糖質です。レタスやキャベツなど葉物野菜が中心のサラダも低糖質なので、ビタミン補給のために利用するのも良いかもしれません。
ドレッシングは糖質が多く含まれた商品もありますが、意外にも卵と油が主原料のマヨネーズは糖質制限で推奨されている食品です。
マヨネーズを使用することで味のバリエーションも広がるので、上手に取り入れると飽きずに糖質制限を続けられるでしょう。
さらに、大豆粉や小麦ふすま、糖質ゼロの甘味料を使用することで低糖質を実現したパンやケーキを販売しているコンビニもあるので、ときどきメニューに加えると食事に変化が生まれます。
コンビニ利用の注意点
コンビニ食品は糖質制限の強い味方ですが、いくつか注意すべきポイントもあります。たとえば、推奨される食品のひとつとして挙げたチーズのなかには、砂糖を加えてスイーツのように甘く作られているものもあります。
パッケージには必ず原材料が表示されているので、チェックしてから購入しましょう。また、チーズの原料は牛乳ですが、その牛乳をそのまま飲むとやや糖質が多いため摂取量に注意が必要です。
さらに、大豆粉や小麦ふすまを使用したパンやケーキも数グラムから10グラム程度の糖質は含んでいるため、いくら低糖質といっても食べ過ぎれば糖質オーバーになりかねません。
なお、糖質制限は決して「絶対に糖質を摂取してはいけない」とか「糖質をゼロにしなくてはいけない」というものはありません。
糖質制限にもいろいろな考えがあるため一概にはいえませんが、糖質制限の中でも特に糖質摂取量が少ないスーパー糖質制限食では「1食あたり10gから20g以下」を目安としています。加工品に含まれる砂糖や唐揚げの衣などをすべて避けることはなかなか難しいので、全体の糖質量とバランスを取りながら活用してみてください。
賢くコンビニを利用して糖質を徹底管理!
糖質制限初心者にとって糖質の管理や食品選びは難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば簡単にOK食品とNG食品が見分けられるようになります。
幅広い加工食品が揃うコンビニを活用すれば、糖質制限がより快適になるでしょう。
糖質制限に限らず、ダイエットに無理は禁物です。ぜひコンビニを賢く利用して、ストレスフリーな糖質制限生活を送ってください。