アレルギー性皮膚炎を3つの対策で徹底ブロック!

アレルギー性皮膚炎を3つの対策で徹底ブロック!

現代において肌のかゆみや痛みなどアレルギー性皮膚炎で悩む人は少なくありません。アレルギー性皮膚炎はさまざまな原因によって皮膚のバリア機能が低下し全身に症状が出るのが特徴です。アレルギーは良くなったり悪くなったりを繰り返すため、なかなか治りにくいイメージもあるかもしれません。たしかに、まだアレルギー性皮膚炎を完治する治療法はありませんが、適切な対策を行うことで症状を予防・改善することは可能です。今回は、アレルギー性皮膚炎に効果的な3つの対策を紹介します。

アレルギー性皮膚炎の原因とは

アレルギー性皮膚炎はなんらかの原因によりバリア機能が低下し、体内にアレルゲンが入りアレルギー症状が起こります。症状を引き起こす要因は多種多様のため、はっきりと特定できていない部分もあります。たとえば、食事や呼吸などによって症状を引き起こすケースもあり、アレルギー症状はアレルゲンの数だけあるといっても過言ではありません。

そして、アレルギー性皮膚炎は遺伝的により発症することもあります。自分や家族などアレルギーを起しやすい、いわゆる「アレルギーの素因がある」体質の人は疾患になりやすいため注意した方が良いかもしれません。

ただし、アレルギーの素因がないのにアレルギー性皮膚炎の症状が出る人もいれば、アレルギーの素因があってもアレルギー性皮膚炎にならない人もいます。まだ、現代医学では分かっていない部分もありますが、生活の中で原因をできるだけ排除してアレルギーを発症させないようにしてください。その他にも、ストレスもアレルギーを悪化させる原因といわれています。ストレス解消になるような趣味を持ったり、アロマテラピーなど自分なりのリラックス方法を見つけたりすることも大切です。

対策法1. 原因物質を特定して徹底排除!

アレルギー性皮膚炎の原因はさまざまですが「環境アレルゲン」が大きく関係しているといわれています。具体的には、環境的アレルゲンにはハウスダストをはじめ、花粉、ダニなどが挙げられます。環境アレルゲンを取り除くには普段からこまめに掃除を行い、ゴミや花粉などを排除するようにすることが重要です。室内の空気をきれいにするために空気清浄機を使用することも一つの方法といえます。また、冬場の寒さや夏場の暑さなどの環境的要因も原因の一つです。エアコンによる乾燥なども、肌が乾燥しやすくなり症状を引き起こす場合があるため注意しましょう。女性の場合は、乾燥を防ぐためにスカートなど肌の露出の高い服装はできるだけ避け、肌の乾燥を感じたらこまめな保湿を心がけることがポイントです。

もう1つのアレルギー性皮膚炎が発症する大きな原因として「食物アレルゲン」があります。たとえば、乳製品や、大豆食品、卵白などの食物がきっかけでアレルギーが発症するケースもあります。アンバランスな食事や不規則な生活もアレルギー皮膚炎になりやすくなるので、アレルギーを排除するためには日々の生活習慣を見直すことも鍵といえるでしょう。

対策法2. 体質改善で免疫力アップ!

身体の免疫力をアップし体質改善することでアレルギーを予防する効果が期待できます。仕事などで忙しいとインスタント食品やファーストフードで食事をすませる人も多いかもしれません。アレルギー性皮膚炎を防ぐためには、栄養のアンバランスな食品をできるだけ避け、バランスの良い食生活を心がけることが大切です。皮膚の新陳代謝をアップする「ビタミン・ミネラル」や、皮膚を作る材料となる「タンパク質」を意識して摂取することも意識しましょう。料理する時間が取れない人は、すぐに食べられるバナナやみかん、納豆、ナッツなどの食品を常備しておくと便利です。また、栄養をバランスよく摂取するためにはマルチビタミン・ミネラルなどのサプリメントを利用する方法もあります。

症状が軽くなったら免疫力をアップためにウォーキングやヨガなど簡単な運動を取り入れてみても良いでしょう。体力がつくと血流が良くなり新陳代謝も上がるため、よりアレルギーを発症しにくい身体に近づくことが期待できます。ただし、運動によって症状が悪化するケースもありますので、必ず医師と相談したうえで運動を行いましょう。

対策法3. 肌のバリア機能回復で異物をブロック!

「季節の変わり目になると乾燥やかゆみなど肌トラブルが起こりやすい」と感じたらバリア機能が低下しているサインかもしれません。低下したバリア機能を回復させるためには、肌を清潔に保ち保湿を心がけることが大切です。具体的には、汗をかいたら症状を悪化させないためにシャワー・入浴で身体を清潔にし、ボディローションや乳液などでしっかり保湿しましょう。洗顔料やボディーソープは刺激の少ない「合成界面活性剤」が含まれていないタイプを選ぶこともポイントです。もちろん、症状が悪い場合は市販品が合わないケースもありますので早めに通院してください。

バリア機能を回復させるためには紫外線対策も忘れてはいけません。外出するときには日焼け止めを塗ったり、帽子をかぶったりするなど紫外線対策を万全にしましょう。紫外線から肌を守るためには肌の露出をできるだけ控えることも大切です。しかし、真夏に長袖を着て外出すると、かえって汗をかき炎症を起こしやすくなってしまいます。そのため、帰宅後はすぐにシャワーを浴びたり、綿100%など吸水性の良い衣類を選んだりするように工夫しましょう。

まずは対処法を知ることから

アレルギー性皮膚炎は環境や食物などいろいろな原因で発症します。しかし、不治の病ではありませんので対処法を正しく知ることが重要です。病院で治療しながら体質改善や正しいスキンケアを行って、アレルギー性皮膚炎の対策を実行していきましょう。

参考サイト(外部)

アレルギー症状のメカニズムや対処法:アレルギージャーナル

B/Hマガジン編集部

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