長引く咳はアレルギーのせいかも?油断せずに検査するのがおすすめ

長引く咳はアレルギーのせいかも?油断せずに検査するのがおすすめ

咳が続くと身体がつらいだけでなく、夜眠れないなどの悩みにつながることもあります。ちょっと休めばそのうち良くなるとそのままにしてしまう人もいますが、長引く咳には風邪以外の病気が潜んでいるケースも少なくありません。アレルギーによって咳が続くこともあるので、まずは咳が出るメカニズムを知って正しいケアを心がけましょう。ここでは、咳が出る原因やアレルギー症状との関連性、さらに受診すべき診療科について詳しく解説していきます。

そもそも咳ってなぜ起きるの?

コンコンと軽い音の咳もあれば痰が絡むような咳もあります。咳が体調不良のサインになることもあるので、咳を甘く見ずに原因について考えてみましょう。誤飲やウイルスの侵入による異物を外に出すために咳が出ることもあれば、鼻水や痰などの分泌物が気道に入り込まないための反応の場合もあります。また、気管支ぜんそくや咳ぜんそくの場合は、気道が収縮し呼吸がしにくくなり咳が出るのが特徴です。気道周辺には咳のセンサーとなる神経があります。その神経が刺激されることで、脳に咳を出す信号が伝えられる仕組みです。つまり、タバコの煙・ウイルス・冷気など、さまざまな刺激が咳を引き起こす原因となるといえるでしょう。

咳が止まらないのはどうして?

誤飲や気道に何かが入り込みそうになった場合に出る咳は、長引くことはあまりありません。しかし、風邪などウイルスによって起こる咳は、1~2日程度続くこともあります。長引いても5日程度、炎症を起こしている場合でも2~3週間程度で落ち着くのが一般的です。もし、それ以上咳が長引くようであれば風邪以外の原因が疑われます。

3週間以上続く咳の原因として考えられるのが、咳ぜんそく・副鼻腔気管支症候群・胃食道逆流症・COPDなどの病気です。どれも誰にでも起こり得る可能性のある病気ですが、COPDはタバコの煙や大気汚染などの有害物質を吸い込むことでなりやすいため、90%以上が喫煙によるものと考えられています。

咳が続くアレルギー症状とは

風邪などの症状がないのに喉がイガイガして咳が出る場合、アレルギー症状が原因である可能性があります。ハウスダストや花粉などのアレルゲンが喉に刺激を与えると、咳が出てなかなか止まらなくなってしまうため注意が必要です。鼻水や喉の違和感が伴うことも多く、しつこい咳が続くこともあります。アレルギー症状による咳は咳止めでは治まりにくいため、抗ヒスタミン剤などのアレルギー症状を抑える薬が処方されます。アレルギー症状による咳は、もともとアトピー体質や花粉症を患っている人に多いのが特徴です。熱や風邪の症状がなく1週間以上咳が落ち着かないときは、アレルギー症状を疑う必要があります。

診察・検査するには何科?

咳が止まらないけれど何科を受診すればいいのかわからないと頭を抱えてしまう人も少なくありません。なかには、咳ぐらいなら病院に行くまでもないと安易に決めつけてしまう人もいます。しかし、長引く咳をそのままにしておけば、炎症が大きくなるだけでなく肺に負担がかかって他の病気を引き起こしかねません。また、咳は想像以上に体力を消耗し睡眠不足の原因にもなります。いつもと違う咳の状態であれば、迷うことなく病院で診察や検査を受けることが大切です。

咳が気になるときには、呼吸器内科の受診が適しています。呼吸器内科では、咳が出る原因となる病気の治療に特化しているのが特徴です。咳の原因を特定するためには、問診・胸のレントゲン撮影・呼吸中一酸化窒素の測定・肺機能検査などが行われます。呼吸中の一酸化窒素の測定では、アレルギーによる炎症が起こっているかを調べることが可能です。原因がわかれば、あとはそれぞれの症状に合った治療が進められます。

サプリで体質改善を

アレルギー体質の人は、咳や鼻水以外にも肌荒れなどの皮膚トラブルも多く見られます。薬の服用や点鼻・点眼、さらに皮膚のかゆみには薬の塗布など、炎症を抑える方法はさまざまあります。病院に行けば炎症を抑えるための治療ができますが、予防するためにはアレルゲンを体内に取り入れない工夫や身体が過剰に反応しないように体質改善をすることが大切です。しかし、体質を改善するためには長い期間で食事やライフスタイルを見直していく必要があります。

身体の免疫力が弱っていると、アレルギー物質に過剰に反応しやすくなります。免疫力を向上させるためには、栄養バランスの取れた食事と規則正しい睡眠や適度な運動が欠かせません。食事だけだと栄養が偏ってしまう場合は、サプリメントを利用してみるのもひとつの方法です。小さなことの積み重ねで、アレルギーに負けない身体を作ることができます。

自己診断せずに病院へ行きましょう

咳が出るということは、何かしらの異変が起こっているということです。すぐに治まるものもあれば長期間咳が続くこともあります。さらに、安易に自己診断をすると、かえって症状を悪化させてしまう可能性があります。咳が長引けば身体にかかる負担も大きくなるため、早期治療を目指すためにも、まずは病院を受診することが大切です。

参考サイト(外部)

喘息の主な症状や原因、治療法など:アレルギージャーナル

B/Hマガジン編集部

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