アレルギーの原因は何?
顔にかゆみが出るアレルギーとして、まず挙げられるのは「花粉症」です。花粉によるアレルギーは目の周りや、顔などにかゆみをもたらすことが多くあります。ほかにも「ハウスダスト」の中にはホコリ以外にも「ダニ」や「カビ」が含まれており、特にダニは細かくなった死がいやフンがアレルギーの原因となりやすい傾向です。また、外出時などにかゆみが現れる場合には「紫外線」によるアレルギーも考えられます。洋服などで隠れる体とは違い、肌が出ていることの多い顔はアレルギーの影響を受けやすくなるため、頻繁にかゆみが出るようならアレルギーである可能性も考えましょう。
かゆみがおさまらないようなら病院へ
かゆみが継続的に現れたり、徐々にひどくなっていくような場合には、皮膚科に行って受診することも考えましょう。かゆみの原因がアレルギーなら、放っておくと顔以外にも症状が現れるなど悪化してしまうかもしれません。また、かゆみを我慢できずにかいてしまうことで、さらに肌が荒れてしまうこともあります。早い段階で病院に行けば、適切な処置やアドバイスを受けることで症状を抑えられる可能性があります。まずは、病院でかゆみの原因を特定してもらうことが大切です。
対処法1. マスクを使用
かゆみの原因が「花粉」や「ハウスダスト」などによるアレルギーの場合は、マスクをすることによってアレルゲンの侵入を防ぐことができ、症状を予防することが期待できます。しかし、すでにアレルギーの症状が出て肌が荒れてしまっている場合には、マスクが肌に当たる摩擦でかゆみがひどくなってしまうかもしれません。アレルギーの原因がはっきりとしている場合には、マスクの使用は予防策として効果を発揮します。
対処法2. 室内の掃除
室内の掃除もアレルゲンが「花粉」や「ハウスダスト」などの場合には予防策となります。特にハウスダストによるアレルギーを防ぐには掃除が欠かせません。ハウスダストが溜まりやすい場所を重点的に掃除をすることが大事ですが、その際にはハウスダストが舞い上がって部屋中に広がらないように注意することが必要です。ハウスダストは布や紙に溜まっていることが多いため、カーテンやカーペット、布団やソファー、クローゼットや押し入れの中の掃除を念入りにしましょう。
部屋の上の方から掃除をしていくと、ハウスダストが舞い上がってしまうのを防げます。掃除のときには顔にハウスダストが付かないよう、マスクなどでカバーしてかゆみが出るのを予防しましょう。
対処法3. しっかり洗顔
しっかりと洗顔をすることで、顔についたアレルゲンを落としアレルギーによるかゆみを防げる場合があります。しかし、その際に気を付けなければならないのが、洗顔料に含まれる成分です。例えば、洗顔料の原料に植物が使われていたとします。その植物に対するアレルギーを持っている人が使えば、当然アレルギー反応を起こしてしまう可能性があるので注意しなくてはいけません。洗顔をする際には、アレルギーによって肌が荒れてしまっているとダメージを受けやすいので、刺激を与えないように丁寧に行います。
洗顔料をしっかりと泡立てて、泡に汚れを吸着させるようにして洗います。すすぐときは30度くらいのぬるま湯を使い、汚れや泡が残らないようしっかりと洗い流しましょう。
対処法4. 肌の保湿ケアを徹底
アレルギー反応が起きると肌のバリア機能が低下し、水分や油分のバランスが崩れることがあります。これにより肌の表面にある角質がめくれるなどして、かゆいと感じるようになるのです。この症状を少しでも和らげるには、「保湿」をして肌のケアを徹底することが大切になります。アレルギーの原因への対策ではありませんが、かゆみを抑えるのには有効な手段です。
対処法5. サプリで体質改善
アレルギーはアレルゲンによって体内にヒスタミンが放出されることで起きます。アレルギーの症状を緩和するにはヒスタミンのコントロールをすることが近道です。アレルギー対策として抗ヒスタミン剤を含むサプリメントが多く販売されています。体質改善を目的としているため、アレルギーの改善を根本から目指す人に人気です。
乾燥は肌の大敵!アレルギーであっても肌ケアは重要
顔のかゆみはアレルギーが原因であっても、肌のバリア機能の低下やターンオバーの乱れなど、肌が荒れてしまうことで起きます。つまり、かゆみを抑えるには肌のケアがとても重要なのです。特に、乾燥は肌にとってかゆみをもたらす最大の敵です。保湿によって肌の乾燥を防ぐことは、かゆみを抑えるだけではなく、かゆみ以外の肌トラブルの予防にもなります。少しでも顔にかゆみを感じたら、できるだけ早い段階でケアするようにしましょう。
参考サイト(外部)
アレルギー症状のメカニズムや対処法:アレルギージャーナル