花粉症対策に欠かせない!マスクの正しい選び方教えます!

花粉症対策に欠かせない!マスクの正しい選び方教えます!

花粉症対策の必需品とも言えるマスクですが、どれでも同じと思っていませんか。マスクの内部にあるフィルターが空気中の花粉をカットすることで、花粉症対策となります。そのため、マスクの選び方を意識するだけで、花粉症対策の効果を高めることができるかもしれません。自分に合ったマスクを正しく選び正しく装着することで、マスクとしての効果が発揮されるのです。この記事では、花粉症対策の効果を高める、マスクの選び方について解説します。

マスクある・なしでこんなに違う花粉の吸入量

マスクの着用は、環境省が発行する資料でも花粉症対策として推奨されています。花粉症対策用ではないマスクを着用した場合でも、マスクをしていないときと比べると70%もの花粉をカットすることが分かっています。

市販されているマスクは、花粉用とウイルス用の2種類があり、カットできる粒子の大きさによって分類されています。花粉のほうがウイルスよりも大きいため、ウイルス用のマスクでも花粉症対策のマスクとして有効です。マスクによっては、99%カットなどの表示がありますが、これはメーカーが独自に行った検査の結果を踏まえたものです。実際にマスクを着用すると、鼻や頬の部分に隙間ができるため、花粉のカット率は落ちてしまいます。そのため、カット率が60%~70%になるといわれています。

花粉症の時期も快適に過ごせる!最新マスク事情

マスクを着用すると、メガネが曇って不快だという人も少なくありません。そんなときには、鼻マスクが活躍します。一般的な顔を覆うマスクとは異なり、フィルターを直接鼻に差し込むタイプです。そのため、マスクでメガネが曇ることもなく、表情も隠れません。化粧崩れや息苦しさといった、マスクによる不快感の心配もないのです。洗いながら10日間使えるため、経済的です。また、塗るタイプのマスクもあります。鼻の中や鼻の周辺にスプレーすることで、花粉の付着を防ぐのです。

通常のマスクに新たな機能を追加したマスクも販売されています。乾燥が気になる人に適しているのが、加湿機能のあるマスクです。マスクのポケットに濡れたフィルターをセットすることで、喉を潤します。潤い効果は10時間と長いため、移動時にも便利です。また、マスクの素材を化粧品が付きにくいものにすることで、メイクを落ちにくくするマスクもあります。さらに、アロマの香りがするマスクもあり、リラックス効果が期待できます。

花粉症対策の効果をさまざまな技術で高めた商品も注目です。マスクを着用すると、どうしても生まれてしまう鼻や頬の隙間をできる限りなくすことで、花粉の除去率を高めています。頬の隙間をなくすために、10層構造になっており、1枚ずつがオーダーメイドのマスクです。洗濯しながら繰り返し100回ほど使えます。また、花粉を水に変えてしまうマスクもあります。花粉やハウスダスト、カビといったタンパク質やニオイの原因となる物質を吸着し、マスクのフィルターに配合されているハイドロ銀チタンが水と二酸化炭素に分解するのです。そのほかにも、ダチョウの卵から抽出した抗体をフィルターに敷き詰めたダチョウ抗体マスクというものもあります。ダチョウの卵の抗体は、花粉アレルゲンや季節性のインフルエンザ、鳥インフルエンザに対して効果を発揮するといわれています。

また、環境省が推奨しているのが、市販されている一般的なマスクで花粉の除去率を高める方法です。10cm四方のガーゼを2枚用意し、1枚のガーゼに化粧用コットンを丸めたものを包みます。もう1枚のガーゼは四つ折りにして、マスクの内側にあててください。鼻の下にコットンを包んだガーゼがくるようにマスクを装着します。こうすることで、花粉のカット率が99%にまで高まるとされています。

どんなものがおすすめ?自分にあったマスクの選び方

さまざまな素材や形のマスクがあるなか、何を基準にマスクを選べばよいのでしょうか。少しでも花粉の侵入を防ぐために、できるだけ気密性の高いマスクを選びましょう。耳から鼻までの長さを測り、マスクの大きさを決めるとより確実に顔にフィットしたマスクが選べます。12 cm~14.5cmだと普通サイズを、14cm以上だと大きめサイズを使うとよいでしょう。カップ型や立体型、平型と色々な形状がありますが、どの形状を選んでも問題ありません。ただし、一層タイプやガーゼ素材など、通気性のよい素材を選ぶと息がしやすく快適です。花粉の粒子は大きいため、通気性のよい素材のマスクでもカットすることができます。

マスクを着用するときは、鼻を出さないよう気を付けましょう。鼻の粘膜に花粉が付着すると、免疫反応によってくしゃみや鼻水が出てしまいます。マスクによって、しっかり鼻を保護する意識を持つことが大切です。さらに、マスクをあごにずらした後、再び口や鼻に装着するのは避けましょう。通常マスクを装着しているときに、あごはマスクから出た状態です。そのため、あごにマスクをずらしたときに、あごに付着している花粉がマスクの内側についてしまいます。すると、花粉症を悪化させるリスクが高まります。マスクの選び方と同時に装着法にも気を付けることが大切です。

それでもつらい花粉症!マスク以外の対策も見直してみて

マスクの着用と合わせて他の対策も行うことで、花粉症の症状をより抑えることにつながります。たとえば、点眼薬や人工涙液を使って花粉を洗い流すのもよいでしょう。花粉症の人が併発しやすいドライアイ対策にもなります。また、繰り返し鼻をかむことで鼻の周辺の皮膚が傷つくのも花粉症にはよくあることです。保湿ティッシュを使ったり、ワセリンなどの保湿剤を塗ったりといった対策が考えられます。正しい対策を知り、つらい花粉症を少しでも和らげていきましょう。

花粉症情報サイト(外部)

花粉症の主な症状や原因、治療法など:アレルギージャーナル

B/Hマガジン編集部

化粧品・サプリブランドの「B/H collect」編集部によるwebマガジンです。
美容・健康・サプリメント・スキンケアのお役立ち情報からお悩み解決方法まで、幅広い情報をお届けします。