鼻づまりの強い味方!花粉症には「わさび」がいいって本当?

鼻づまりの強い味方!花粉症には「わさび」がいいって本当?

わさびは寿司や蕎麦など、日本食に用いられる薬味の定番と言えます。独特の強い香りと辛みが食べ物の味を引き立ててくれる、伝統食材でもあります。このわさびですが、なんと花粉症対策にも使うことができるのです。ツーンと鼻に来る香りの成分が、鼻づまりを解消してくれる効能を持っているからです。花粉症に罹りやすい人にとって、しつこい鼻づまりは悩みの種でしょう。身近な食べ物であるわさびで解消できれば、理想的ですね。そこで、花粉症による鼻づまりを和らげてくれるわさびの使用法について解説していきます。

わさびはどんな症状を和らげてくれるの?

花粉症には主にスギ花粉をもとにしたアレルギー反応です。症状は人によってさまざまで、くしゃみ、鼻水、涙など、時には発熱など一概には言えません。さらに、花粉症は一度かかってしまうと完治することが難しい症状で、長く付き合っていかなくてはなりません。そのため、毎年春になるのが憂鬱だという方も多いようです。くしゃみなどで呼吸がしづらいと普段の生活にも支障をきたすので、できれば手軽に治したいですよね。わさびはそんな深刻な花粉症の悩みに効果を発揮してくれます。特に鼻づまりへの効能が強いのが特徴です。鼻づまりは花粉と言うアレルゲン物質によって鼻腔が炎症を起こし、空気の通り道を塞いでいる状態です。わさびの香り成分である6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアナートという物質には、強い抗炎症作用と血行改善作用があります。そこで、わさびの香りを鼻から吸い込むと、炎症を起こしている患部に成分が届いて症状を緩和し、鼻腔を元の状態に戻してくれるというわけなのです。鼻腔が広がれば自然と空気の通りもよくなりますから、息がしづらくて夜眠れないなどの生活における支障改善につながるでしょう。

わさびを花粉症対策に取り入れるときはここに注意

殺菌作用があり、抗炎症作用で鼻づまりを解消してくれるわさびなのですが、注意すべき点は食べすぎてしまうことです。わさびは香辛料の一種でもあり、和食材のなかでも特に刺激的な辛みを持っていることが特徴です。そのため、苦手で食べられないという方もいることでしょう。そんな特徴を持っているわさびを大量に食べてしまうと、舌や胃腸に障害を起こしかねません。特に敏感な舌は味覚傷害を引き起こしたり、胃粘膜や腸の蠕動運動は刺激を受けて腹痛や軟便を起こしたりします。花粉症の対症療法としてわさびを用いる場合には、適切な量を守ることが重要です。どんな食材にも言えることですが、たくさん食べたからと言って効果が出やすいわけではありません。早く直したいからと言って無理に食べるのはあまりおすすめできません。

わさびを使ったかんたんレシピ1

普段は薬味として使われるわさびですが、工夫次第でいろいろな料理に取り入れることができます。なかでも相性がいいのが、やはりお米です。そこで、お米と一緒にわさびをとる方法として手軽なのが、たまごかけご飯です。わさびはできれば本わさびを買ってきて食べる直前にすりおろしましょう。すりたてなら辛みが少ないので食べやすいのが特徴です。本わさびをすりおろすのが大変な場合は、チューブのわさびでも同様の効果は得られます。量はお好みですが、先に上げたように食べ過ぎないように注意します。ティースプーンに半分程度が目安だと思ってください。温かいご飯にすりおろしたわさびとたまごを乗せ、お醤油をかけます。味に変化をつけたい場合は海苔や茗荷を足してもいいですね。朝ごはんの一品としても最適なメニューです。同じご飯を使ったメニューとしては、わさび茶漬けも夜食などに向いています。また、温かいご飯にわさびを少し混ぜて、わさび握りにしても、熱でツーンとする成分が飛ぶので香りだけを楽しめて食べやすくなります。

わさびを使ったかんたんレシピ2

わさびは匂いと味にインパクトがあるので、シンプルな和え物にしても素材の味が引き立ちます。ほうれん草や小松菜などの青菜や、ブロッコリーなどが向いていますね。春は菜の花、夏はきゅうりを使用してもさっぱりとして、おかずにもおつまみにぴったりです。青菜はたっぷりのお湯でしんなりするまで茹でて、冷水にとって絞ります。ブロッコリーや菜の花は茎が柔らかくなるまで茹で、水気を切ります。きゅうりは半分に切って斜め薄切りにして、塩もみをしておきます。砂糖小さじ1、醤油小さじ1にわさび適量とすりゴマ適量を混ぜたたれを作り、野菜を和えます。野菜の量が多い場合は、調味料の量を倍にするなど工夫してください。冷蔵庫で3日ほど保存可能ですが、わさびの風味を活かすためにも早めに食べましょう。

花粉症予防は食事から!一工夫でこんなに変わる!

花粉症にかかる人は年々増えているとされています。特に、鼻が詰まって息がしづらい、夜寝られないなどの悩みは深刻ですね。花粉症の治療には市販約を用いたり病院で診察したりするのが一般的ですが、日常生活から症状を改善しようとする取り組みも進んでいます。そのなかのひとつが食事なのです。食事は日常的に行うものなので、食習慣を変えると自ずと体調なども整っていきます。さらに、花粉症に効果的なものを食べることで、より症状の緩和につなげることができるのです。お刺身につけるくらいしか使い道がなかったと言う方は、冷やしうどんやパスタなどの麵料理、ステーキなどの肉料理のソースに使って見てください。いつもより一味違って美味しくいただけるでしょう。

花粉症情報サイト(外部)

花粉症の主な症状や原因、治療法など:アレルギージャーナル

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