一人暮らしをすると太ってしまう理由とは?
一人暮らしを開始してから、体重が増加してしまうというパターンがあります。その理由のひとつは、一人暮らしという自由を手に入れてから食生活にも規制がかからなくなってしまったからです。実家にいる頃は三食ともしっかりと栄養のバランスが取れた食事を親がつくってくれます。また、お菓子などの間食が多い場合は親から注意を受けることもあったでしょう。しかし、一人暮らしを開始すると親という監視役がいなくなるため、自分の好きなものを好きなだけ食べることが可能になります。そのため、自分の好きなものばかり好きな量で食べてしまい、偏った食生活が続いて太ってしまうのです。
そして、一人暮らしにより生活環境が変わって人付き合いも変化することも、太る原因に挙げられます。一人暮らしを始めて、なおかつ人間関係も広がってくると外食や飲み会の機会も増えます。そのため、外食中心の食生活となり、カロリーの高いものばかり食べる流れになるのです。特に、アルコールを飲む際はつまみの料理がすすむために太る原因になります。
一人暮らしをして痩せてしまう理由とは?
一人暮らしを始めてから、太るのではなくその逆に痩せてしまう例もあります。痩せる原因は、お金がなくまともな食生活を送れないことが挙げられます。一人暮らしを始める人のほとんどは、アパートやマンションなど賃貸住宅を借ります。一人暮らしをする際、実家暮らしでは発生しなかったものが、毎月支払う家賃です。そして、光熱費や携帯料金などさまざまな費用がかかります。毎月、十分な収入があれば問題はないですが、特に学生の人はそれほど金銭的に余裕のない人がほとんどです。それにより普段は贅沢な生活ができずに節約生活をすることになり、食費も極力費用をかけずに削り、しっかりとした食生活を送れないためにどんどん痩せていくのです。
また、それなりに収入があっても、食費や生活費以外のことにお金を回す人もいます。趣味がある人にそのようなパターンの人が多く、なかには家賃などの必要最低限の出費以外は、収入のほとんどを趣味につぎ込む人もいます。美味しいものを楽しむより趣味を優先するため、太るための栄養素が満足に摂取できずにどんどん痩せていくというパターンです。
ストレスが体重の増減に影響を及ぼすことも?
一人暮らしという生活環境の急激な変化がストレスとなり、太る・痩せる原因になることもあります。特に、地方から東京などの大都市に出てきた人は、一人暮らしという初めての体験に加えて人間関係から何から、自身を取り巻く環境が変わることになります。そのため、しばらくはホームシックにかかり食事も喉を通らずに痩せてしまうというパターンにおちいるのです。また、その逆に、ストレス解消の手段として過食に走るパターンもあります。これらが原因で、太る・痩せるという現象が起きることもあるのです。
体に負担をかけないためには体重管理をしっかりと
一人暮らしをするうえで重要なのは自己管理です。自身で自分の生活をコントロールできないでいると、健康面にも大きな影響を与えることになります。その影響が体重の急激な増加および減少にもつながるのです。体重管理をするために重要なのは、食生活の管理といえるでしょう。どのような食品が栄養価の高いものであるかを、しっかりと把握することが大事です。安価でなおかつ栄養満点であるものといえば、納豆や豆腐などがあります。
これらの食品には、タンパク質、脂質、ミネラル、食物繊維、ビタミンなどがふくまれ、さらにカルシウム、マグネシウム、鉄分などの栄養素も豊富です。どちらも低カロリーで、なおかつ安いのが特色といえます。このような食品は一人暮らしをしている人にとって強い味方となるのです。豆腐などの低カロリー・栄養満点な食品は、身体に良いながらも味気ないと感じている人もいることでしょう。しかし、豆腐チャーハンなど調理の工夫次第によりさまざまな料理のバリエーションもでき、美味しく食べることができます。
ひとり暮らしでも工夫することによって、お金をかけずにいろいろな食材を使って栄養管理ができるのです。そして、特に太っている人は、運動不足にならないことも忘れてはいけません。ジムに通うなどしなくても、自宅での筋トレなどお金をかけずに身体を鍛えることは可能です。適度な運動をすることによって、余分な脂肪を燃焼、あるいは、燃焼しやすい身体をつくることができます。しっかりとした生活を送ることにより、健康・体重管理だけでなくお金などの生活管理をすることもできるのです。