するめダイエットの正しいやり方とは?
するめダイエットとは、食事の代わりにするめを食べるといった置き換えダイエットではありません。あくまでも間食にお菓子の代わりとして食べたり、小腹がすいてしまい空腹が我慢できないときに食べたりと、食欲を抑えるためにするめを用いる方法です。家事や仕事、勉強の休憩時間に、飲み物を飲んだりお菓子を食べたりする人も多いのではないでしょうか。クッキーやチョコレートなど、少量であってもカロリーが高いお菓子を食べると、ダイエットの効果が半減してしまいます。
また、軽い食感のお菓子は、少量では満腹感を得ることが難しく、つい食べ過ぎてしまうことも多いです。しかし、噛み応えのあるするめを食べると、咀嚼によって「満腹である」と脳を勘違いさせられます。カロリーや糖分の摂取を抑える効果が期待できるダイエット方法なのです。
するめは意外とカロリーが高い
ダイエットを開始すると、多くの人が食欲を抑えたり空腹を我慢したりといったことにストレスを感じ、ダイエットを諦めてしまいがちです。三大欲求の1つでもある食欲を抑えることは容易ではなく、気合いだけではストレスを乗り越えられないのは当然のことであるともいえます。また、脳と体のエネルギー源でもある糖が足りなくなると、脳が「飢餓状態である」と判断するため、食事を摂るようにと信号を出すのです。脳からの信号を、気合いで無視することは非常に難しいでしょう。空腹を感じた場合などにするめを食べることによって、空腹と食欲をコントロールし、カロリーを抑えることも可能です。
しかし、するめのカロリーは100gで330キロカロリーほどあり、意外にもカロリーが高い点を認識しておきましょう。1度に食べる量は5~10切れほどにとどめることが大切です。するめ1切は約6.3キロカロリーであるため、10切れであれば実際に摂取するカロリーは約66キロカロリーになるため、ダイエット中でも気にする必要はありません。例えば、空腹時にクッキーを食べてしまうと1枚で50キロカロリーほどであるため、3枚程度食べただけでもおよそ150キロカロリーを摂取することになります。するめであれば、10切れでもクッキーのカロリーと比較をして半分以下に抑えられるため、メリットは大きいです。さらに、しっかりと噛まなければ食べられないため、腹持ちもよく、空腹によるストレスを感じる機会も少なくなります。
塩分の取りすぎに気をつけて!するめダイエットの注意点
するめダイエットをする際には、いくつかの注意点があります。まず、塩分の取りすぎに注意しましょう。するめ100gあたりの塩分量は約2.3gです。高血圧の人であれば1日の塩分摂取量目標は6gであるため、食べる量を調整して、塩分の摂りすぎにならないように注意しましょう。高血圧ではなくても、塩分の摂りすぎは血圧の上昇につながるため、成人病の原因にもなります。長期間、するめの過剰摂取をしないことが重要です。
また、するめダイエットで食べる場合、何度も噛むによって満腹感を得る効果が最も大切なポイントとなります。噛み応えがあるほど効果的であるため、太めにカットされたものやイカ1杯の姿で販売されているものを選びます。細くカットされているものや、するめに似ている「さきいか」などでは、柔らかいため咀嚼の回数が少ないです。さきいかに関しては、するめと同等のカロリーであるため、甘いお菓子を食べるよりも間食や小腹を満たすことに向いています。しかし、短時間で食べられる、咀嚼回数が少ないことで食べてしまいやすく、満腹感を得るためのダイエット方法として取り入れるのには不十分です。
さらに、するめを食べる際にマヨネーズをつける人も多いですが、ダイエット中であることを考慮し、何もつけずに食べるようにします。長期間食べていると味に飽きてしまうこともあるため、食べることに苦痛を感じるほどであれば、カロリーがカットされているマヨネーズを付けることが有効です。
するめダイエットはこんな人に向いている
するめダイエットは、ダイエットをはじめたばかりで空腹に慣れず強いストレスを感じる人に向いています。ダイエットが成功して体重は落とせたとしても、強いストレスは健康に悪影響を与えるためです。また、つい間食をしてしまう人にも最適であるといえます。塩分も多いため、するめを食べる量を管理しながら、必要なときにだけ食べることがポイントです。大量に食べなければカロリーも低く、ダイエットの邪魔にはなりません。おつまみの定番であるするめを、上手にダイエットへ取り入れましょう。