口元がおばさん!口元のシワを対策して10歳若返る方法

口元がおばさん!口元のシワを対策して10歳若返る方法

年齢よりも若く見える人もいますが、逆に年齢よりもかなり上に見られてしまう人もいます。実年齢よりも上に見られてしまうのには、いくつかの原因がありますが、その一つが口元のシワです。いわゆるほうれい線と呼ばれるもので、シワが深いと、年齢よりも老けて見えることが多く、悩んでいる人もいるかもしれません。ここでは、口元のシワができる原因と対策方法を解説し、若々しく見せるためのポイントについて紹介していきます。

どうして口元にシワができるの?

年齢を重ねると、若いころとは肌の感じも違ってきます。加齢による肌の変化の一つとして挙げられるのが、口元のシワです。特に顔の中で目立つシワとして、目元のシワと口元のシワがあります。どちらも加齢を感じさせる大きな要因となり、実際の年齢よりも上に見られてしまいます。口元にシワができる理由はいろいろで、乾燥で肌の水分量が失われてたるんでしまったり、頬の筋肉が衰えてしまったりと、さまざまなことが原因になります。

口元にシワができやすい理由としては、口の動きもあります。口は話したり、食べたり、笑ったりと日常的によく使う部分です。こうした口元の動きに合わせて、シワができやすい傾向があります。通常はこうした動作をしても、それがダイレクトにシワにつながることはありません。しかし、肌が乾燥していたり、筋肉が衰えていたりすると、動作をしたときにできたシワが元に戻らなくなり、そのまま深いシワになっていってしまうことがあります。

口元のシワは老けて見える原因

人から実年齢通りになかなか見てもらえない、同じ年なのに先輩に見られるという人は、もしかすると口元のシワが目立つのかもしれません。口元のシワとしては、小鼻の横から下に伸びるほうれい線や、口角から下に伸びるマリオネットラインがあり、老けて見えてしまいます。

その理由としては、まず、シワがあるというだけで加齢の印象を与えてしまうからです。シワができる大きな原因の一つは加齢であり、年齢を重ねるほどシワの数が増えていくのが通常です。ですから、口元にシワがあるというだけで年齢が上なのではないかと思われてしまいます。特に口元は相手の目に留まりやすい部分なので、余計に目立ってしまうのです。また、シワがあるときは、同時に皮膚のたるみがあることが多くなっています。たるみも加齢の大きな特徴であり、年齢よりも老けて見せてしまいます。シワとたるみ、両方があることで年齢以上に見られてしまうというわけです。

口元にシワができる原因は頬のたるみ

口元にシワができる原因としては、頬のたるみが挙げられます。皮膚は表皮・真皮層・皮下組織の3層で成り立っており、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどが肌の水分量を維持して、ハリや弾力を作っています。しかし、年齢を重ねてくると、これらが自然減少してしまい、肌のハリが失われます。また、加齢で表情筋が衰えることによっても、頬のたるみが生じます。顔の皮膚を支えている筋肉が衰えて、皮膚や脂肪を支えきれなくなるからです。

紫外線の影響によっても、頬のたるみが生じます。紫外線にはUV-AとUV-Bがあり、地表に到達する紫外線の約9割はUV-Aです。シワに関係するのはUV-Aのほうで、UV-Bは主にシミの生成に関係しています。UV-Aは波長の長い紫外線で、窓ガラスを通過して届くため、室内でも窓際にいると肌に入り込んでしまいます。

UV-Aには肌の奥の真皮層にまで深く達するという特徴があります。そのため、肌の奥の方にあって肌にハリや弾力を与えているコラーゲンやエラスチンなど破壊し、その結果として頬にたるみを起こします。これは「光老化」とも呼ばれています。

また、強い紫外線を受けて日焼けすると、肌が炎症を起こしてバリア機能や保湿機能を失います。このような状態になると、水分を肌の内部に保っておけなくなるため、肌が乾燥してハリやツヤが失われます。そして、頬がたるんでしまうのです。

口輪筋の衰えも口元のシワの原因

口輪筋の衰えも、口元のシワに影響しています。口輪筋は、その名の通り、口の周りにある筋肉です。顔には顔の各部分を動かし、表情を作るための表情筋というものがあり、唇を動かすのに使う口輪筋もその一つです。

口輪筋は、口の周りにぐるりとついている筋肉で、表情筋の中では比較的強い筋肉であり、口を閉じることができるのも、この筋肉のおかげです。たとえば、鼻呼吸ではなく口呼吸のクセがある人は、口輪筋が衰えている可能性があります。また、筋肉が衰えることで皮膚を支えきれなくなり、たるみを生じます。これがほうれい線です。また、口輪筋はそもそも表情を作ったときに、鼻にある筋肉や頬にある筋肉との間にしわを作りやすく、これもほうれい線ができる一因となっています。

口の周りの筋肉を鍛えるには、割り箸トレーニングなどがあります。割り箸を水平にして奥歯で加え、口を「い」にして口角を持ち上げます。そのまま30秒間キープし、元に戻して10秒間休みましょう。これを数回繰り返します。

加齢による皮膚の衰えも口元にシワを作り出す

口元のシワは年齢を重ねた人に多く見られます。これは、加齢によって顔の皮膚が衰えるからです。肌を若々しく見せるのは、肌のハリやツヤ、弾力性などです。一般に若い人の肌はピンと張っていてみずみずしく、ふっくらとしています。一方、年齢を重ねた人の肌は、カサカサと乾燥していてシワっぽく、シミが目立ったり、痩せた感じになったりすることが多くなります。

こうしたことが起こるのは、加齢によって肌のターンオーバーが乱れ、肌が本来持つ機能を維持しにくくなるからです。肌は、一定のサイクルで日々生まれ変わっています。これをターンオーバーといいます。ターンオーバーによって古い細胞は剥がれ落ち、新しい細胞へと生まれ変わります。

ターンオーバーは通常28日周期です。この周期で生まれ変わりを繰り返すことで、常に肌の表面に健康な細胞が供給され続けます。しかし、年齢を重ねると一般的にターンオーバーがゆっくりになっていきます。そのため、肌に健康ではない細胞が残りやすくなり、保湿など肌の機能が衰えて、シワやシミを作りやすくなるのです。

まずは頬の筋肉を鍛えよう

頬のたるみを改善するためには、頬の筋肉を鍛えるのが効果的です。頬の筋肉を鍛えるトレーニングとしては、いくつかの方法があります。1つ目の方法は、両手の人差し指を口角に入れて、左右に伸ばします。上の前歯が見えるようにぐっと左右に口角を引っ張りましょう。この状態のまま、下唇を口の中に入れます。このとき頬の筋肉が上に上がるのを意識すると効果的です。そして、このまま10秒キープします。

2つ目の方法は、人さし指を横にして、目の下あたりに水平に添えます。「い」の口をしながら、頬で指を持ち上げて戻します。これを20回程度繰り返しましょう。頬の筋肉が真上に動くのを意識しながら行うのがポイントです。

筋肉には、使わないでいると衰えていくという性質があります。ですから、よく動かすことが筋肉の維持にとって非常に重要です。普段からよく笑うことや、誰かとおしゃべりしたり、食事の際によく噛んで食べたりするだけでも、筋肉の維持に役立ちます。さらに、表情筋のストレッチなどを行えば、より効率的に筋肉を鍛えることができるでしょう。

口輪筋を鍛えることも、口元のシワを解消することに役立ちます。たとえば、ペットボトルを加えて息を吹き込んだり、吸ったりする動作を繰り返すだけでも口輪筋を強化するのに役立ちます。

口元のシワには保湿も重要

口元にシワができる大きな原因の一つが、乾燥です。口元も目元と同じように乾燥しやすい部分です。その理由としては、まず顔は常に外気にさられているため、乾燥する季節には外気の影響を受けて乾燥しやすくなります。また、外気以外のさまざまな刺激を受けやすいのも原因です。

顔は皮膚がとても薄いので、体の皮膚よりも外からの刺激を強く受けてしまいます。さらに、口元は他の部分よりも刺激を受ける回数が多いという傾向があります。毎日の洗顔や食事のときに口元を拭いたり、歯を磨くたびにタオルで拭いたり、口紅を落とすときに強いクレンジング剤を使ったりするので、たくさんの刺激を受けてしまうのです。そして、こうした刺激によって口元の皮膚がどんどん乾燥してしまいます。

口元の皮膚が乾燥してしまうと、水分が少なくなってハリやツヤが失われ、まずちりめんジワができます。この状態が長く続くと、線状のシワへと変化して、さらに深く目立つシワへと変化していってしまいます。こうした状態にならないようにするためには、肌の乾燥状態を放置しないよう、適切な保湿ケアをすることが重要です。コラーゲンやセラミドなどの入った化粧水や乳液、クリームなどを使い、肌が乾燥しないようにしっかり保湿ケアしましょう。保湿する際は下から上へ、内側から外側へと塗ると、表情筋への刺激にもなり一石二鳥です。

紫外線も肌を乾燥させるので、紫外線対策も必要です。特に、UV-Aを肌に入れないようにUVカットクリームなどで保護することが重要になります。UV-Aは、ガラスを通過するので室内にいても油断できません。また、くもりでも地上に届くので、天候に関係なく対策をしておくことが大事です。

口元のシワをなくして若返りを成功させよう

口元のシワは加齢現象なので、誰にでも起こりうることです。しかし、心がけ次第で出るのを遅くしたり、できてしまったシワを薄くしたりすることは可能です。口元のシワは年齢を感じやすく、シワが深いほど年齢が上に見えてしまうので注意しなければなりません。いつまでも若々しくいたいなら、シワを作らないように、またはシワが深くならないように努力することが大切です。

口元のシワを予防したり、深くしたりしないために大事なのは、肌を乾燥させないことと、頬の筋肉を鍛えることの2点です。顔はどうしても外からの刺激を多く受けやすいので、こまめに保湿ケアして乾燥しないように心がけましょう。紫外線も大敵なので、紫外線ケアもとても重要です。筋肉の衰えもシワを作るので、頬の筋肉を鍛えるトレーニングを取り入れながら、いつまでも若々しい口元を目指しましょう。

B/Hマガジン編集部

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