目の下のたるみをとる方法を教えて!目元スッキリで若くみられるためのススメ

目の下のたるみをとる方法を教えて!目元スッキリで若くみられるためのススメ

目の下にたるみができてしまって悩んでいるという人は多いのではないでしょうか。目元は見た目の印象を左右します。最近顔が老けてきた気がすると感じている人は、たるみを解消することで以前のような若々しさを取り戻せるかもしれません。一方、目の下のたるみは放っておくとますますひどくなってしまいます。少しでも早いうちに、何らかの対策をとった方が良いでしょう。そこで今回は、目元のたるみを解消するための7つの方法について詳しく解説します。

目の下のたるみの原因

目の下のたるみの原因としてまず挙げられるのは、加齢です。年を重ねると肌の弾力が失われていきます。これは、肌の内部で弾力を保つために必要な成分であるコラーゲンとヒアルロン酸を生成する力が弱まってしまうためです。また、年齢を重ねると眼球を支えている靭帯が緩んでしまいます。そうすると眼球の位置が下がってしまい、目の下で眼球を保護している眼窩脂肪が前に飛び出してしまうことも、目元がたるんでしまう大きな原因の一つです。

そのほか、目を酷使したことによる疲労やストレスも大きな原因という研究結果もあります。疲れがたまると、目の周りの筋肉が硬直します。そうすると目元全体の血流が悪くなり、そこに老廃物が蓄積してしまうのです。血流が悪くなることで下まぶたにある皮膚の代謝が損なわれると、そのことが目の下のたるみとして現れてくるというわけです。とりわけパソコンやスマホなどで目を酷使すると交感神経が優位になり、ストレスを感じやすくなります。

紫外線によるダメージが原因となることもあります。紫外線のA波(UVA)とB波(UVB)は肌に悪影響を与えることで知られています。UVAは肌の真皮にまで届き、コラーゲンを精製する線維芽細胞にダメージを与えるといわれています。また、UVBは肌の表皮までしか届きませんが、表皮にあるバリア機能を破壊してしまいます。そうすると表皮全体の水分が奪われてしまい、肌のハリがなくなってしまうのです。そのことが、目の下のたるみとして現れるのです。

目の下のたるみをとるにはツボ押しが効果的

目の下のたるみ解消法としてよく知られている方法の一つが、ツボ押しです。ツボは東洋医学で経絡と呼ばれる気が循環する道のことです。体のどこかに不具合がある場合、その部分に相当するツボに適度な刺激を与えることで気の流れを整えます。そうすることで不具合が解消できると言われているのです。目の周りにはいくつか美容効果の高いツボがあるとされており、それらを押すことで目の下のたるみが解消できるだけでなく、目の疲れもとれてスッキリします。ツボを押す際には、ゆっくり優しく押すのがポイントです。指の腹を使い、爪を立てないよう気を付けましょう。

よく知られているツボとしては、下まぶたの窪みのすぐ下にある「承泣(しょうきゅう)」や、承泣から親指の太さ程度下がった場所にある「四白(しはく)」などが挙げられます。とりわけ承泣は疲れ目に即効性があるツボだと言われています。目を酷使しているなと感じる場合などは優しく押すことで疲れを緩和できるでしょう。そのほか、左右の目尻外側にある「太陽(たいよう)」は別名「医者殺し」と呼ばれているツボで、古代中国ではあらゆる目の病気に効果があると伝えられていました。このツボを押すことで、目の周囲の血行を改善し、新陳代謝を促せるとされています。

定期的なエクササイズで予防することも肝心

目の周りの筋肉を鍛えることも、目の下のたるみ解消法の一つです。そのためのポイントとしてまず挙げられるのは、目の下の筋肉を引き上げることで前に出てしまった脂肪を眼球の中へと戻すことです。目の周りには「眼輪筋(がんりんきん)」という筋肉があります。その筋力が弱まってしまうことによって、脂肪が前に出てしまうというわけです。エクササイズ方法としては、まず舌を軽く出し、上下の歯で舌を軽く噛みます。これは顔の下半分の力を抜き、目の下に意識を集中させるためです。そうして下まぶただけを動かして目を閉じ、目を閉じたら再び目を開けます。この動作を1秒に1回のペースで30回行いましょう。

もう一つのポイントは、目の下のたるみの下にある溝を頬の筋肉を鍛えることによって埋めることです。目の下がふくらむと、その下の部分に影ができてしまいます。その影が、たるみを余計に目立たせてしまうためです。エクササイズ方法は、まず上の歯ぐきをむき出すような表情を作って頬の上部に力を入れます。その状態を1分程度キープし、元に戻したら今度は顔を縦に引き伸ばして5秒間保ちます。1日1回、このエクササイズを行いましょう。

保湿も目の下のたるみの解消につながる

目の下にたるみができてしまう原因に目の下の肌が乾燥しまっていることが挙げられます。そこで、乾燥状態を改善するために目の下の部分を保湿するのも、たるみ解消の一つの方法です。保湿化粧水や保湿美容液、保湿クリームなどでしっかりと目元をケアしましょう。ただし、化粧水や美容液を選ぶ際には配合されている成分に気を付けなければなりません。化粧水や美容液の保湿効果は、配合されている成分によって決まるからです。

たとえば、保湿成分としてよく知られているのはセラミドです。その中でもとりわけヒト型セラミドを配合したエイジングケア化粧品は、肌の潤いを与えるとされています。セラミドは表皮の角質層でラメラ構造を形成することにより、肌のバリア機能をサポートします。セラミドは油溶性の保湿成分のため、補充したい場合には化粧水よりもセラミド配合美容液やセラミド配合保湿クリームの方がより効果を実感できるでしょう。水溶性の保湿成分であれば、プロテオグリカンやヒアルロン酸、コラーゲンなどがよく知られています。化粧水はこれらの成分が含まれているものを選ぶようにしましょう。

美顔器の使用もおすすめ

スキンケアの効果をより高められるとして人気の美顔器も、目の下のたるみ解消に役立ちます。その理由としてまず挙げられるのは、イオン導入による浸透力のアップです。肌の表面にはプラスイオンの角質層とマイナスイオンの顆粒層が反発し合うことで、電気の膜が作られています。この膜がスキンケアの成分が肌に浸透することを防いでしまっているのです。そこでイオン導入によって微弱な電流を流せば角質層と顆粒層の反発が弱まるため、成分がより浸透しやすくなります。

また、美顔器の多くはラジオ波(RF)という電磁波を発生します。ラジオ波は肌の奥にまで届き、そこで振動することによって熱を作り出すのです。この温熱効果が肌の脂肪分解や新陳代謝につながるといわれています。温熱効果によって肌の血行やリンパの流れが改善されると、肌のハリを保つために必要なコラーゲンが生成されやすくなります。そのため、目の下のむくみ対策としても効果が期待できるというわけです。

そのほか、EMSによるマッサージや表情筋トレーニングも目の下のたるみ解消に効果があるとされています。EMSとはElectrical Muscle Stimulationの略で、電気によって筋肉に刺激を与える機能です。この機能によって、普段あまり使わない表情筋も手軽に鍛えることができるのです。とりわけ目の下のたるみ解消のための大きなポイントだとされている眼輪筋も、EMSならば簡単にエクササイズできます。

お金に余裕があるならエステも選択肢に

もしもお金に余裕があるならば、フェイシャルケアを行っているエステサロンに通うのも良いでしょう。エステサロンで受けられるマッサージは、目元や顔全体のたるみの解消にもつながります。ただし、エステで改善できる顔や目元のたるみには限度があります。また、エステでの効果を実感するためには最低でも3カ月程度は通う必要があることを忘れてはなりません。エステサロンを選ぶ際のポイントは、複数の店舗で体験コースなどを受けてみて、それぞれの雰囲気やエステティシャンの技術・接客、コースの満足度をよく比較することです。数カ月から数年通うと合計でいくらかかるのかも、あらかじめ調べたうえでカウンセリングでも確認しておきましょう。

体の中から目の下のたるみをとることもできる

食事などで体の中から目の下のたるみ改善に働きかけることもできます。食事からは補えない美肌成分や肌のハリに必要な成分を摂取したいのであれば、サプリメントを服用するのも一つの方法です。たとえば、ビタミンCサプリメントが挙げられます。ビタミンCにはコラーゲン生成のために必要不可欠な成分だからです。肌のコラーゲンを補充したいのであれば、ビタミンCサプリメントとコラーゲンサプリメントを一緒に摂取するのも良いでしょう。

ただし、食事やサプリメントはあくまでも補助的な役割にすぎません。基本的には、目元のたるみ解消のために必要なことはマッサージやスキンケア、生活習慣の改善などです。それらの手段をとることなく、食事やサプリメントの摂取だけで改善できるわけではないということをあらかじめ覚えておきましょう。とりわけ、コラーゲンなどはいくら摂取しても肌への吸収率が低い成分です。その分効果も出にくく、また、効果が現れるのも遅くなるということを忘れてはなりません。

手軽に目の下のたるみをとろう

目の下にたるみが気になる場合、大切なことは原因を知ることです。加齢によるものなのか、あるいはストレスや疲労によるものなのかによって対策方法が異なります。もしも目元のたるみが加齢によるものであるならば、しっかりとしたスキンケアやマッサージ、エクササイズが改善のための重要なポイントです。一方、ストレスや疲労が原因であるならば、いくらスキンケアをしても生活習慣を改善しなければ効果を実感できない可能性もあります。

また、スキンケアやマッサージ、エクササイズの効果をより高めるためには、必要な栄養分を食事やサプリメントから補給するのも一つの方法です。栄養分をしっかり補給することは、たるみ改善をより手軽で効率的なものにするための手助けとなります。まずはたるみの原因を知り、その後は日ごろのケアを行って、若々しい目元を取り戻しましょう。

B/Hマガジン編集部

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