安心の天然由来!天然セラミドで美しい肌づくり

安心の天然由来!天然セラミドで美しい肌づくり

セラミドは肌を乾燥から守る重要な成分であり、多くの化粧品やサプリなどに用いられています。セラミドには、さまざまな種類があります。たとえば、天然セラミド・植物性セラミド・合成セラミドといった具合です。それぞれ一長一短がありますが、美しい肌作りを目指すのであれば天然セラミドが有力な選択肢となります。なぜ天然セラミドがよいのでしょうか。気になる人のために、天然セラミドの特徴や他のセラミドとの違いなどについて解説します。

天然セラミドの主な原料は?

そもそも、セラミドとはなにかというと、細胞と細胞の間に存在するうるおい成分です。細胞間脂質の主成分であり、細胞同士や水分をつなぎとめる役割を担っています。セラミドはさまざまな生物の中に存在するわけですが、天然セラミドの場合はその中でも動物由来のセラミドが用いられています。その中でも主流となっているのが馬の脳や脊髄から抽出されたセラミドです。抽出したものを化学的処理なしで用いており、そのため、「天然」という言葉が使われているわけです。しかし、天然セラミドは最初から馬由来のものが主成分だったわけではありません。最初は主に牛から抽出したものが用いられていました。しかし、BES問題が発生したために馬のセラミドに切り替えられていったのです。

ちなみに、天然セラミドは「ビオセラミド」や「セレブロシド」あるいは「ウマスフィンゴ脂質」などと表記されている場合があり、これらの成分には微妙な違いがあります。たとえば、ビオセラミドは主に馬の脳や脊髄から抽出したセラミドです。それに対して、セレブロシドは馬の神経・筋肉・細胞膜から抽出されています。最後のウマスフィンゴ脂質は馬の脊髄・首・お腹にある動物性脂質から抽出されており、馬油という名前でも広く知られています。

天然セラミドとその他のセラミドとの違いとは?

セラミドには天然セラミドの他にもいくつか種類があり、それぞれ使用している原料が異なっています。まず、植物性セラミドは米、小麦、トウモロコシ、こんにゃくなどの植物から抽出されたものです。植物由来なのでセラミドの構造は人間のそれとはかけ離れています。そのため、保湿効果は天然セラミドに劣ります。一方で、コストが安くて大量生産ができるという点がメリットだといえるでしょう。また、植物というと低刺激で優しいというイメージがありますが、原料によってはアレルギーの原因になる場合があります。

次に、合成セラミドですが、これは石油を原料にして合成されたものです。疑似セラミドとも呼ばれており、正確にいえばセラミドではありません。セラミドによく似た物質といった方がよいでしょう。価格は非常に安いのですが、その分、保湿効果はあまり期待できません。一方、高い保湿効果が期待できるのはヒト型セラミドです。人の肌のセラミドを真似て酵母から作り出したもので、バイオセラミドとも呼ばれています。人間のセラミドと全く同じ構造をしているため、保湿力に関してはずば抜けており、アレルギーなどの心配もほぼないのが魅力です。ただ、ヒト型セラミドは原料が限られており、精製にも手間がかかるため、どうしても価格が高くなってしまうという欠点があります。

ヒトの肌との相性がいい天然セラミド

天然セラミドは動物由来であるため、その構造は人間の角質や細胞間脂質などとよく似ています。したがって、人の肌と非常に相性がよいという特徴があります。つまり、刺激が少なく、高い保湿力が期待できるのです。特に、敏感肌やアトピー性皮膚炎の人の保湿に適していることが確認されています。天然セラミドを肌のケアに使うことによって、保湿機能が十分に働くようになれば、壊れたバリア機能も回復し、肌トラブルの改善も期待できます。

天然セラミドで肌のセラミド生成力を促進

人は年齢を重ねるごとに肌トラブルが起こりやすくなります。それは加齢と共にセラミドの生成力が低下し、肌から本来の保湿機能が失われていくからです。一方、天然セラミドを定期的に使用し続ければ保湿力を補うだけでなく、セラミドの生成力そのものを促進する効果が期待できるのです。つまり、天然セラミドはアンチエイジングにも適した成分だということができます。

天然セラミドのメリットとデメリット

美容が気になる人にとって、天然セラミドは非常に魅力的な成分です。そのメリットを整理してみると、まず、保湿力に優れているという点が挙げられます。それは同時に、肌のバリア効果の回復や肌荒れの改善にも高い効果が期待できることを意味します。また、人間のセラミドと極めて近い構造をしているので、刺激が少なく、アレルギーの心配もあまりありません。セラミドの生成力の促進効果も期待できるため、アンチエイジングの一助となるのもうれしいところです。

一方、デメリットとしては植物性セラミドや合成セラミドと比べた場合、価格が高めである点が挙げられます。なぜ高いのかというと、主原料が牛から馬にシフトした結果、以前のように大量生産ができなくなったためです。また、天然セラミドが人の肌に優しい成分だといっても、人によって合う合わないがあります。パッチテストなども取り入れて、自分に合った成分が配合されている商品を選択することで、うるおいタップリの美肌を目指しましょう。

B/Hマガジン編集部

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