SOD酵素とは?期待できる効果や摂取方法、増やす方法について | B/H magazine

SOD酵素とは?期待できる効果や摂取方法、増やす方法について | B/H magazine

SOD酵素は、一定以上に増えてしまった活性酵素を除去する働きのある酵素です。糖尿病予防や心疾患予防、シワやたるみなどを予防し美肌効果にも期待できます。

SOD酵素とは?期待できる効果や摂取方法、増やす方法について

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皆さんはミトコンドリア(mitochondria)内に存在するSODと呼ばれる酵素をご存知でしょうか?

SOD酵素(SOD ENZYME)は、一定以上に増えてしまった活性酵素やフリーラジカルを除去する働きのある酵素です。 糖尿病予防や心疾患予防としてだけでなく、シワやたるみなどを予防し美肌効果にも期待できると言われるのですが、

・具体的なSODの働きまでは分からない

・SOD酵素はどうすれば増えるのか知りたい

・SOD酵素を摂取する方法があるのか教えてほしい

などなど多くの疑問を抱く方もいらっしゃると思います。 確かにSODが良い酵素だと分かっていても、摂取方法や体内で増やす方法までは知らないこともあるでしょう。 そこで今回は、SOD酵素の増やし方や摂取方法、どんな食品に含まれるのかなどについてご紹介させて頂きます。 現在、SOD酵素に興味をお持ちの方は是非参考にしてみてくださいね。

そもそもSODってなに?

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SODとはどういった意味を持つ酵素なのでしょうか。

SOD酵素の正式名称は「Super Oxide Dismutase(スーパーオキサイドディスムターゼ)」と言います。 これを日本語に直訳すると「活性酸素を除去するための酵素」という意味を持ち、人間の体の中に発生した活性酸素を除去する働きがあると言われています。 そこで気になるのが「どうして活性酸素を除去する必要があるのか?」ということだと思います。

活性酸素は体の中にもともとあり、

・ウイルスや病原体から体を守る

・カビや感染症から守る

・体内に作られてしまった毒素を排出する などといった働きをしています。

つまり、健康にいるためには必要な物質です。 ですが活性酸素はウイルスをやっつける強い力を持っているために、増えすぎてしまうと体の大切な細胞を壊すなどしてしまう原因になってしまうのです。 活性酸素は名前の通り活性の強い酸素なので、大切な細胞までを酸化させてしまうことで老化が進んだり ・体の不調 ・ガンや動脈硬化 などといった生活習慣病も引き起こしてしまう可能性が高くなります。 この活性酸素が増えて抗酸化防御機能のバランスが崩れてしまう状態を酸化ストレスと言います。 ストレス社会と言われる現代で、ストレスや喫煙、食品に含まれる添加物、不規則な生活、紫外線など原因で活性酸素は増えてしまいますからこれは避けられません。 そんなときに活性酸素を取り除く「SOD酵素」が活躍します。 SOD酵素を体内で増やすことができれば活性酸素を抑制し、過酸化水素に変えて最終的に無害化することができるのです。 酵素は代謝や細胞など生命には、必要不可欠な存在です。 しかし、体内で作るには限りがありますので積極的に食事で取り入れたり、サプリメントで補うことが大切になってきます。

SODを増やすにはどうすれば良い?

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酵素は毎日、体内で作られています。 しかし無限に作れるわけではなく、生産できる量は決まっています。

また、酵素の生産は20代をピーク徐々に減少し40代を過ぎると体内の酵素は非常に少なくなります。 酵素が不足してしまうと体調不良や生活習慣病などの病気を発症させるなどといった健康トラブルや老化現象にも繋がりますので、うまく増やすことが大切です。 では、どのようにすればSODを増やすことができるのでしょうか。 ここでは、SODを増やす方法をいくつかまとめてみたいと思います。

質の高い穀物を摂る

質の高い穀物を40〜50%程度、摂ることができれば多くの酵素を摂ることができます。 例えば全粒穀物であればビタミンEやビタミンB群などを豊富に含んでいます。 ビタミンB群は体内のエネルギー代謝を助ける働きがあり、ビタミンEは抗酸化作用によって動脈硬化の予防効果も見込めます。

しっかり水を飲む

体に不必要な老廃物は酵素だけの力では排出することはできません。 そんなときに大切になってくるのが「水」です。 人間の体は60〜70%が水でできていることから、水分は老廃物の排出のためにも非常に大切な役割があります。 例えば朝に起きたらコップで白湯を飲んだり、忙しい日でも水分摂取を忘れないようにタンブラーに入れて行動するなど「適度な量の水分を摂取すること」を意識するのがおすすめ。 水分摂取は体内の酵素や腸内細菌を活性化さる効果もあるので実践してみてくださいね。

食事のバランスを見直してみる

食事は常に栄養バランスを考えることが大切です。 そもそもSOD酵素はピーマンや人参、グレープフルーツなどといった食材に含まれます。 しかし、含まれている含有量はわずかなので簡単に補うことはできません。 もしも自炊しない人にとってはSOD酵素を摂取する機会が少ないので不足傾向にあります。 食事バランスとしては穀物だけでなく野菜やフルーツなどの植物性食品を8割程度、そして肉や魚、卵、乳製品などといった動物性食品を2割程度とバランスを考えることがおすすめ。 またフルーツや野菜は新鮮なものを選べば酵素やビタミン、ミネラルが豊富です。 植物食についても乳製品や獣肉類よりは魚介類の方が健康的でしょう。

添加物の多いポテトチップスやキャンディー、ウインナーやハムなどの加工食品はなるべく避けて

・無添加で機能性表示食品のもの

・有機栽培、無農薬野菜

・化学薬品は不使用のもの

などを意識して選ぶことが大切です。 体内の酵素を増やすには良質な食べ物を積極的に摂取し、酵素が作られやすいように体の環境を整えることから始めてみましょう。

いまある体内酵素を大切に使う

体内にある大切な酵素は、ストレスや喫煙、偏った食事が原因で消費や減少をしてしまいます。 暴飲暴食は腸内にたくさんの毒素を発生させ、消化酵素をたくさん使ってしまうことから体内にあった酵素を一気に消費してしまいます。 酵素不足は様々な悪影響を及ぼしますので常に食事やサプリメントで補給し、暴飲暴食やストレスで消費してしまわないように大切に使わなくてはいけないのです。

適度な運動をする

適度な運動は、酵素を活性化させる環境を整えてくれます。 また適度な運動で筋肉を使うことは、高脂血症や糖尿病などといった生活習慣病を予防し、リラックス効果を得られるので体調を整えてくれます。 他にも血液の流れを良くすることから、基礎代謝や免疫力を高める効果も期待できます。 過度な運動は酵素を消費してしまいますので注意が必要ですが、 ・軽いウォーキング ・ストレッチ ・水泳 などといった体に大きな負担のない運動を適度に行うのがおすすめですよ。

SOD酵素と合わせて食べたい抗酸化作用のある栄養素

老化やガン、生活習慣病を予防していくには、体内に増えた活性酸素を取り除くことが大切です。 また活性酸素によって酸化を防ぐためには、体を守る「抗酸化作用のある栄養素」を食べることがおすすめ。 抗酸化は体の参酸化を防ぐための作用のことを言い、

・ビタミンC

・ビタミンB群

・カロテノイド

などの栄養素が有効です。 では具体的にどのような働きがあり、どんな食材を食べれば良いのでしょうか。

ビタミンC

抗酸化作用のある栄養素で大切なのは「ビタミンC」が挙げられます。 ビタミンCは体内で作れないので、食品から摂取しなくてはいけません。 ビタミンCは ・歯や軟骨、腱を保つ ・コラーゲンを生成する ・毛細血管などの血管を維持する ・風邪などのウイルスを防ぎ免疫を高める ・皮膚のメラニン色素の生成を防いで肌荒れ予防をする などといった老化の抑制や動脈硬化の防止効果など多くのメリットがあります。 ビタミンCはイモ類やデンプン類、果物類、嗜好飲料水、野菜類などに多く含まれており、赤ピーマンや緑ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリー、ほうれん草、キウイ、いちごなどに多く含まれています。 ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱いので、調理をするときには生で食べられるものはそのままサラダなどで摂取するのがおすすめです。

ビタミンB群

私たちが生きるためのエネルギーを作るのに、ビタミンB群は非常に大切な栄養素です。 ビタミンB群は動物性食品に広く存在しているものの、多くの人が不足しておりストレスや過食、過労などでどんどん消費してしまいます。 ビタミンB群は具体的にビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、パントテン酸、ナイアシン、ビオチン、ビタミンB12、葉酸などが挙げられます。 これらは食品から単体でとっても働かないため、脂質を酸化から守るためにはしっかりと摂取しなくてはいけません。 例えば、ビタミンB2を摂りたいのであれば魚や卵がおすすめ。 しかし減量中の場合などには、緑黄色野菜と組み合わせる必要があります。 そしてビタミンB6は赤身の魚、ヒレ肉、ささみ、パプリカ、バナナに多く含まれています。 ビタミンB12はタンパク質の合成、アミノ酸の代謝に必要になる栄養素で魚介類に多く含まれます。 また、ビタミンB1は豚肉に多く含まれています。 いずれもビタミンB群は大切な栄養素なので、バランスよく摂取してみてくださいね。

カロテノイド

カロテノイドとは、動物や植物が持っている赤色、黄色、橙赤色などの天然色素の総称です。 これらは、自然界で600種類以上あると言われています。 このカロテノイドの特徴は強力な抗酸化力を持っており、体内に過剰にできてしまった活性酸素を除去するのに優れているということです。 過酸化脂質によって引き起こされる動脈硬化やガン、老化などの予防効果があり、細胞の保護をする働きがあります。 カロテノイドは、緑黄色野菜やヒジキ、わかめ、エビ、カニ、スイカ、トマト、マンゴー、みかん、パパイヤなどに多く含まれます。

SOD酵素は食事やサプリメントで摂取することが可能

これまでの内容を見てみると、SOD酵素は体の不調やガン、動脈硬化などの原因になる活性酸素を抑制する効果がありることをお分かりいただけたかと思います。 活性酸素によってもしも体が酸化してしまうと、

・シミやそばかす、シワなどの肌トラブル

・老化 ・ガンや心筋梗塞、糖尿病、動脈硬化、脳卒中

などの原因にもなるために、増えすぎた分は除去したいですよね。 SOD酵素は強力な抗酸化作用のある酵素の1つで、健康の維持に役立ちます。 しかし一生で体内に作られる酵素の量は限りがあり、年齢とともに減少してしまいます。 そうなると、体調不良や生活習慣病などの病気を発症させるなどといった健康トラブルや老化現象が見られるようになってしまうことも...。 それらを予防するためには、SOD酵素を積極的に摂ることです。

しかし簡単に摂取したり、作ることはできませんので食事やサプリメントで補うことが非常に重要になってきます。 SOD酵素と同じような作用がある食品としては、ルイボスティーや青汁が挙げられます。 ルイボスティーは、ビタミンやミネラルが豊富ですので添加物を含まないオーガニックのものを飲むのがおすすめです。 また、青汁はビタミンやミネラルが非常に豊富で健康食品としてはよく取り入れられています。 日常生活で不足している緑黄色野菜やビタミン、ミネラルが豊富ですから、添加物の少ないものを飲むのがおすすめ。 また、より摂取しやすくするならばサプリメントで毎日飲むのが効果的ですよ。 もしも現在、 ・動脈硬化が心配で予防したい ・生活習慣病を予防したい ・糖尿病を予防したい ・肌荒れを改善して美肌になりたい ・寝付きが良くして朝もスッキリ目覚めたい ・高血圧を予防したい ・健康を維持したい などのことに1つのことでも当てはまる場合は、SOD酵素の含まれる食事やサプリメントを摂取することが大切です。

よくある質問について

SOD酵素は初めてだと分からないこともありますよね。 そこでここでは、よくある質問についてまとめたいと思います。

○SOD酵素ってなに?

SOD酵素は、スーパーオキサイドディスムスターゼと呼ばれる酵素のこと。 これは、体の老化や病気の原因となる活性酸素を抑制する働きがあります。

○活性酸素ってなに?

活性酸素は本来、体内に入り込むウイルスや細菌をブロックして退治するものです。 適量であれば、上記のように私たちの体調不良から守ってくれるのですがストレスなどによって量が増えてしまうと大切な細胞にもダメージを与えてしまいます。 そういったことがないようにするためにも、活性酸素を除去するSOD酵素が必要になるのです。

○SOD酵素は食事やサプリメントで摂れるの?

SOD酵素は食事やサプリメントで摂取することができます。 年齢と共に減少してしまうSOD酵素ですが、似たような作用のあるルイボスティーや青汁を飲んだりサプリメントで摂取することで体内で増やすことが可能です。

○肌の衰えも予防できる?

シワやくすみも活性酸素が原因の1つです。 肌の衰えは、サプリメントだけでなくSOD酵素が含まれた化粧品の活用でも改善が見込まれます。

B/Hマガジン編集部

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